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posted on 2014年6月8日日曜日

さすけ、雨の日の散歩に楽しみを見つける




博士
「なんじゃ、雨が続いてうっとおしいな。」


さすけ
「雨はキライなんですよ...」


おかだ
「お、今日はさすけの話題かな?」


のぞむ
「いいじゃない。どうせネタがないんでしょ?」


博士
「そんな実もフタもないことを言うんじゃない。ネタはいろいろあるんじゃぞ。ま、さすけのブログは基本ひと言ブログにしておるから、詳細な話をしづらいからこっちでやっておるだけじゃ。」


さすけ
「雨の日は朝からしょぼーんなんですよ。」




おかだ
「ホンマや。しょんぼりや。」


さすけ
「朝起きたときはあんまり降ってなかったんですけど、パパさんがのんびりしてるからざーざー降りになっちゃって...」




博士
「で、玄関を出たらコレか。けどおしっこはせんとな。」


のぞむ
「家を出てからも降りが弱まるまでじいの家の駐車場にいたんだよね。」




さすけ
「弱まりそうになったらまた強くなったりで...」


博士
「パパさんがお休みじゃったから、急いでいかずに済んだんじゃな。」


さすけ
「そしたら、葉っぱが動いててさ!」







おかだ
「お、なにやら夢中やん!葉っぱが流れてきたんやな。」


のぞむ
「さすけは動くものが好きだからね。けど濡れてるよww」


さすけ
「捕まえたと思ったらまた動いてて。面白かったですよ。」


博士
「で、ちょっと楽しくなって散歩へ行けた訳か。」




おかだ
「公園で任務完了!やな。」


さすけ
「公園の水溜りでも葉っぱが浮いてたり、泡がポワポワしてて楽しかったです。」




のぞむ
「雨の散歩で楽しみを見つけたね。この頃は少し小降りになったのかな?」


さすけ
「出た頃よりは小降りでした。雨の日はおしっこしたらすぐ帰るんですけど、歩いているうちにもよおしてきちゃって...」




おかだ
「おぉ!やるやん!先発の役割を果たすだけでなく、完投やん!」


博士
「何を言っておるんじゃw まあ、散歩の目的を全て果たすという意味では完投じゃがなww」


のぞむ
「良かったね。う○ちは一日くらいは我慢できるかもしれないけど、毎日雨だと溜まっちゃうからね。出来るときに出来て良かったよ。」




博士
「で、帰ってきたら家に上がったのか。」


さすけ
「はい。パパさんはちょっとの雨じゃ入れてくれないんですけど、お休みだったみたいだし、びちょびちょだったのでよく拭いてもらって入れてもらいましたよ。」


のぞむ
「顔を埋めてよく寝ているね。疲れたのかな?」


さすけ
「はい...それもあるけど、その後雨が小降りからほとんど止んでしまって...」


博士
「ちょっとフテ寝、といったところかな?」


のぞむ
「でも、午後になってまたザーザー降りだよ。夕方の散歩も大変だね。」


さすけ
「はい。けど、朝う○ちが出来たから、ピャーっと行っておしっこしてすぐ帰れます。」


博士
「普段の日は人の都合で雨の時間を避けるとかしにくいからな。お休みの日は十分甘えてしまえ。」


のぞむ
「この先も雨の日が多いけど、流れる葉っぱを見つけて頑張るんだよ。」


さすけ
「雨が終わると夏なんすよねえ。夏も暑くてキライです...」



posted on 2014年3月29日土曜日

塩見投手631日ぶりの勝利、おめでとう!!(前の投稿のつづき)




のぞむ
「さあ、さすけ。散歩へ行こう。」


さすけ
「今日は暑かったよ、のぞむくん。楽天の試合はいいの?」


のぞむ
「ま、さすけの散歩をしてからね。結果については後で知ればいいや。そういえば、久しぶりの塩見のピッチングは見てなかったな。6回の楽天の攻撃しか見てないからな。」


さすけ
「塩見投手、去年は一軍にはいなかったんでしょ?」


のぞむ
「さすけ、よく知ってるね。さ、行こう。」





さすけ
「(ズンズンズンズン)」


のぞむ
「急げっ急げっ、って急がなくてもいいよ。のんびり行こうよ。」


さすけ
「あ、さくら!」





のぞむ
「本当だ!まだまばらだけど、咲いているねぇ。周りの桃だか梅だかの花は満開だよ。」





さすけ
「キレイだね。ぼく、さくらの花は好きだなぁ。」


のぞむ
「和犬と桜。最高の取り合わせだね。」







さすけ
「・・・暑くて疲れました。」


のぞむ
「よし、じゃあ帰ろう。楽天戦の中継、まだやってるかな?」






博士
「おかえり。ちょうど9回裏じゃぞ。5対2のままじゃ。ファルケンボーグが出てきたぞ。」


さすけ
「塩見投手は?」


博士
「おお、さすけ。塩見は8回90球で降板じゃ。よく投げたぞ。」


のぞむ
「久しぶりだし、ブルペンにも投げさせたいし、ファルケンも見たいから、しゃーないか。」


博士
「相変わらず角度のあるいい球を放るの。」


のぞむ
「あ、浅村にヒット打たれた。銀次、守備範囲せまっ。」


博士
「取ってから投げるまでも握りなおしとか、その後焦って送球とか、ちょっとまだ落ち着かんな。草野コーチに教わるといい。」


のぞむ
「ふう、勝った。慣れたとしてもエラーはするだろうから、その分しっかり打撃で貢献しないとね。」


博士
「もちろん、うまくなる努力もして欲しいがの。」


さすけ
「塩見投手のヒロインです!」


のぞむ
「一年間苦しんだからね。でも、投げられさえすれば勝てる投手だよね。ま、まだ今日は本人も味方にも相手にも打線に助けられた感はあるんだろうけど。」


博士
「そうじゃな。失投もあったと振り返っておるが、中継が入ってからは完璧じゃったぞ。」


さすけ
「マー君の穴、埋まりそうじゃないですか。ケガから復帰つながりのさいてょはどうでしたか?」


博士
「6回4失点で敗戦投手じゃ。ムエンゴじゃったが、5回2失点で替えても良かったかな。」


のぞむ
「前向きに1イニングでも多く投げられて良かったということにしておこうよ。ただ、次からは見切りを早めないとだけど。」


博士
「次があるかなって声もあるけどな。今のハムの状態じゃ、テンポやリズムを作れる先発が必要じゃろうし。」


さすけ
「とにかくがんばってほしいです。」


博士
「ふむ。まだ開幕2試合目じゃしな。打者だって、まだヒットが出てない者もおるし。」


のぞむ
「この実況風シリーズ、結構大変だね。試合を見ていた人ならまだしも、いきなりブログ読んでも状況わからないし。実況って割にあんまりしてないしね。」


博士
「ま、こちらもまだ2試合目じゃし。効果のほどは分からんよ。」


さすけ
「とにかく、がんばってほしいです!!」


posted on 2013年9月24日火曜日

散歩の出会い



のぞむ
「今日はさすけの散歩で黒柴ちゃんに会ったよ。ね、さすけ。」


さすけ
「女の子のひばりちゃんです。9月19日で一歳になったそうですよ。」


博士
「ほうほう、ちんこい柴犬はかわええのう。初めて会った子なのかい?」


のぞむ
「うん、じいさんが散歩してたんだけど、19日に娘さんが東京から連れてきたって言ってたから、きっと初めてだよ。」


さすけ
「猫ちゃんと同じ小屋に入ってるって言ってました。でも、ひばりちゃんも仔猫ちゃんもどっちも嫌がんないんだって。いいなぁ、猫ちゃんと仲良く出来て。」


のぞむ
「さすけは猫ちゃんには、フーって言われるもんね。」


博士
「散歩中の出会いは楽しいもんじゃな。よく声はかけるのかい?」


のぞむ
「うーん、挨拶はするようにしてるけど、なんとなく犬同士を近づけるのを避ける人が多いよね。さすけもウーって言ったりすることもあるから、お互い気を使ったりして。」


さすけ
「ちょっと怖いだけですよ。ホントは仲良くしたいのに…。」


のぞむ
「そのくせあなた、相手より飽きるの早いですよね。」


博士
「さすけの真意はさておき、気性の荒い子がいるのは確かじゃからな。保険の意味で必要以上に避ける人もいるがの。」


のぞむ
「そうだね。リードで繋がれてることも影響してるのかな。最近行ってないけど、ドッグランとかだと大抵の子と普通にあいさつ出来てたと思うけど。」


さすけ
「相手の間合いが分からんのですよ。急に来られるとイヤだから、ディフェンスするんです。」


のぞむ
「それは相手も一緒だよ。君の目の匂いを嗅ぐのに戸惑う子も多いよ。」


さすけ
「そうかなぁ?何でだろう?

  ぼくは駆けずり回ったりガウガウじゃれあったりじゃなくても、近くにいて一緒に歩いたり出来ればいいんだよ。それぞれが好きなとこクンクンしたりしてさ。

  そのためには、まず目の匂いを嗅がなきゃ。」


博士
「その理屈がよく分からん。まぁどう遊ぶかや社交性は飼い主に似るからな。ひとり遊びの好きなのぞむくんと散歩をしてれば納得なところかな。」


のぞむ
「柴犬のオスってことで敬遠されることもあるよね。さすけも去勢してるけど、足あげておしっこしたり、やっぱりオスなところが出ているのかな?」


さすけ
「ちっちゃい頃は男の子とか女の子とか気にしなかったけど、最近ウーってしちゃう子は男の子のほうが多いのかな?けど、男の子だからって誰でもってわけでもないし。」


博士
「一般的にオス同士はケンカすると言われているが、必ずしもそうでもないんだな。その子の性格や犬同士の社交性の経験や環境が大きいんじゃと思うぞ。」


のぞむ
「人と一緒だね。犬見知りする子や、人が大好きな子、警戒心の強い子。みんな違ってみんないい、だね。」


博士
「犬だって友達を選ぶ権利はあるからな。飼い主がそうさせたい、というのが必ずしも当てはまらんということかの。」


のぞむ
「三角関係とかもあって面白いよ。トイプーのハルくんは、キャバリアのれんちゃんが好きらしいけど、れんちゃんはそうでもない。れんちゃんはさすけを好きらしいけど、さすけは素っ気ない。さすけはハルくんに近づこうとするといつも吠えられる、みたいな。」


さすけ
「れんちゃんは好きですよ。ちゃんとあいさつしたら、後はそんなに興味がないだけですよ。一緒にいてくれると嬉しいですよ。」


のぞむ
「さすけの興味は分からないからなぁ。飼い主にすら尻尾ふったり飛び込んでいったりしないもんなぁ。」


博士
「ひばりちゃんの写真でも撮ったのかい?」


のぞむ
「ううん。初対面だし、じいさんだったし。この辺りだと、あんまり写真を撮ったりするのを見かけないしね。犬ブログとか見ると、散歩するの大変だと思うくらい写真撮ってる人もいるけどさ。」


博士
「そうじゃな。あんまりバシバシ撮ると嫌がる人もいるしな。写真を撮るのに夢中で犬同士がケンカでもしたら大変じゃしな。」


さすけ
「ぼくもカメラとかスマホを向けられると緊張します。動いちゃいけないみたいで逆に逃げちゃう。」


のぞむ
「犬同士が楽しいのが一番だからね。楽しく撮れる雰囲気とか状況があれぱだけど、日々の散歩ではなかなかね。もし、撮れるようなことがあれば、博士にも見せてあげるね。」


博士
「うむ。そのときは、で構わんぞ。写真がなくても、また楽しい出会いがあったら教えてくれ。」


のぞむ
「うん!じゃさすけ、帰ろうか。」

  って、もう飽きてます?」


博士
「バイバイ、さすけ。

  って、もう飽きとる感じじゃな。」


さすけ
「(うーん、このまったりした感じが心地いいだけなんだけど、うまく表現出来ないなぁ。)」


posted on 2013年7月1日月曜日

さすけの七不思議

のぞむ
「今日はさすけに犬の七不思議について聞いてみるよ。」


博士
「そうか。では、さすけさん、よろしく。」


さすけ
「なんですか?ぼくに答えられることですか?」


のぞむ
「じゃあ、その一。朝ごはんを食べないことがあるらしいけど、お腹が減ってないの?」


さすけ
「そんな、ぼくのプライベートなことから?  なんか、寝起きはうまく口が動かないんです。堅いおやつとか食べると食べられるようになるけど、めんどくさくなっちゃうこともあるんで、そんなときは食べなかったりします。」


博士
「ふむ、朝ごはんはちゃんと食べたほうがよいぞ。食べなくてもいい習慣がついてしまうと、本当に食べたくなくなってしまうこともあるからの。嫌いなフードなのかな?」


さすけ
「夜は気にならないんだけど、朝は特にちっちゃい堅いやつが苦手です。」


のぞむ
「結局理由はよく分からないんだね。アンニュイな季節もあるらしいしね。

  じゃあ、そのニ。ご飯を食べないとき、器を鼻で押したり、すごいときは水の器の下に敷いてあるタオルを抜き取って水に浸した上でご飯の器に被せるらしいけど、どんな意味があるの?」


さすけ
「ずいぶんぼく限定の質問ですね。他の犬がするかは知らないけど、うまく食べられないことをアピールしてるのかな?ふざけてる訳じゃないんですけど、そのまま置いておくのも気になっちゃうんで、何かしなくちゃってこと何でしょうか…。」


のぞむ
「これもよく分からない、と。けど、水をこぼさずにタオルを抜く技は、お留守番の時にしかやらないからどうやってるか見たいって、おっさんが言ってたよ。」


博士
「凄い芸当じゃな。マチャアキのテーブルクロス芸のようじゃ。自在に出来ればテレビに出られるぞい。」


のぞむ
「一度目の前でやってみてよ。テレビと言えば、さすけはテレビっ子なんだってね。じゃ、それその三。」


さすけ
「テレビってやつは、他の犬の声がしたり、犬が動いてたりするんです。けど、匂いはしないし、ぼくが飛び寄っても寄って来てくれないし、突然いなくなっちゃうんです。」


博士
「音(声)と動きがきになるんじゃな。テレビをまるで気にしないワンコもいるというから、さすけは好奇心が強いんじゃな。好きな番組はあるのかい?」


さすけ
「犬の出る番組は好きです。和風総本家の豆助が好きなんですけど、すぐにいなくなっちゃうから、いつも遊べないんです。

  それと、ボールが動いてるやつも好きです。野球はちっちゃくてよく分からないんで、サッカーのほうが好きです。あと、ピタゴラスイッチっていう番組の音楽が鳴ると反応してしまいます。」


のぞむ
「ピタゴラ装置はボールがよく動いてるからね。さすけは動くものが好きなんだね。

  じゃ、その四。ウンチをするときにクルクルクルクルクルクルクルクル回るのは?」


さすけ
「もっと回りますけど。回ってるうちにいい感じになってくるんですよ。ここだ!って時にできると気持ちいいんです。」


のぞむ
「散々回った挙げ句、全然違う場所で急にすることもあるよね。」


さすけ
「そこはよく分かりません。タイミングが合わないことはあるけど、合わせたいとは考えてますよ。」


博士
「いきなりする子もおるからな。それもさすけの性格なのかもしれんな。」


のぞむ
「じゃあ、その五。手をカミカミするのは?  イライラしてるのかな?」


さすけ
「手が痒いときもあるし、イライラしてるときもあるし、なんか夢中になっちゃうときもあります。やり過ぎちゃうと痛くなっちゃうんですけど、止められないときが多いです。」


博士
「手持ちぶさたになってしまうと、クセというのは出てしまうからな。他の気晴らしがうまく出来るといいのじゃが。」


のぞむ
「おもちゃも壊すまで遊んじゃうからね。執着心が強いのかな?」


さすけ
「最近は壊しませんよ。あの頃はまだ子どもでした。」


のぞむ
「そうか、さすけも人で言うといい年だからね。

  じゃ、その六。あくびは眠いときと緊張してるときも出るの?」


さすけ
「そうですね。散歩で行きたくない方向へ向かいそうになると、出たりします。眠いのはいつもですけど、違うあくびもありますね。」


のぞむ
「なるほど。じゃ、最後だね。その七。」


博士
「のぞむくん、飽きてきておらんか?」


のぞむ
「…!  そんなことないよ!最後は、さすけが目やにの臭いに執着するのは?です!」


博士
「なんか投げやりだな。じゃが、確かにさすけは自分の目やにを取ってもらったときもそうじゃし、他のワンコの匂いを嗅ぐときも、目のあたりを嗅ぎにいくな。そのせいで相手に嫌がられたりもするがな。」


のぞむ
「そうそう。他の子はおしりの匂いを嗅ぎにくるのに、さすけは目にいくよね。そのくせ、自分の匂いを嗅がれるのは嫌がるよね。」


さすけ
「えっ、目やにの匂いって気になりません?おしりとか自分の見えないところを嗅がれるのは嫌ですよ。」


のぞむ
「確かに、さすけはケツを触られるのを嫌うね。でも他の子も目を嗅がれるのは嫌がってるよ。目が悪くなってる老犬なんかはビックリしてよく怒られるじゃない。」


さすけ
「何でだろう?他の子は何で気にならないんだろう?」


のぞむ
「結局分からない、と。犬の不思議というよりさすけの不思議になっちゃったな。」


さすけ
「ええ~!!  ぼくのせいですか~?」


博士
「さすけのせいではないぞい。さすけ特有のものというのは、言い換えれば飼い主特有のものだな。飼い主との生活の中で育まれた、いわば絆なのかもしれんぞ。」


のぞむ
「おっ、博士。いいこと言うじゃない。けど、飼い主自身がよくわかってないみたいだよ。」


さすけ
「ぼくもパパさん達が何を考えてるか分からないけど、ずっと一緒に居たいと思ってますよ。」


博士
「うむ、それこそが信頼関係じゃし、家族ということじゃな。所詮人と犬、全てがわかりあえる訳ではない。それを踏まえた上で一緒に居られる、お互いを必要としている、これこそがよい家族の条件じゃな。」


のぞむ
「でもそれじゃ、せっかくさすけがしゃべれる意味がないじゃないか。博士の発明でしょ。」


さすけ
「まあまあ、のぞむくん。博士のおかげで、ぼく楽しいですよ。」


博士
「さすけは優しいのう。飼い主の人柄が出ているんじゃろうな。」


のぞむ
「(博士、それ誰かに言わされてない?)」


posted on 2013年6月19日水曜日

犬のキモチは難しい?

のぞむ
「博士~、こんにちは~。」


さすけ
「(…トコトコトコ)」


博士
「やぁ、のぞむくん。おや、さすけも一緒かい。久しぶりじゃ。」


さすけ
「こんにちは、はかせ。あ、しゃべれたよ。」


博士
「うむ。わしの開発した装置により、このエリアではさすけの思ったことが言葉として聞くことが出来る。

  詳しい説明は省略するが、さすけもこちらの言葉が分かるようになる。

  ただし、飼い主からの様々な情報提供を必要とするため、さすけの犬としての言葉や表現でなく、多少擬人化されたものになる。じゃから、さすけの本当の本心、というと変じゃが、とは異なる場合もある。」


のぞむ
「要は都合のいいように会話は出来るけど、さすけの名誉のために全て本当とは限らないよ、という逃げを含ませてるってことだね。」


博士
「…見も蓋もないこと言うな。犬の真相心理は奥深くて難しいということにしておかんか。なぁ、さすけ」


さすけ
「むずかしいことはわかりません。」


のぞむ
「さすけはおっさんに飼われて幸せかい?」


さすけ
「しあわせってよくわからないけど、ぼくのいばしょがあって、ごはんがたべられて、おさんぽにもいけて、ぱぱさんやままさんがかえってくるとうれしいです。」


博士
「可愛がってもらっているのは、さすけを見れば明らかじゃな。犬としては分からんが、飼い犬としては満足出来る生活なんじゃな。」


さすけ
「けど、ぱぱさんたちはぼくをおいてでかけちゃうんです。ぼーっとしたり、ねてたりするのはすきだけど、さみしいし、いえでもぼくがよくわかんないことをしてたりするから、つまんなかったりすることもあります。」


のぞむ
「おっさんも嫁っちょも仕事してるしなぁ。ぼくと行く散歩は楽しい?」


さすけ
「のぞむくんはむりにひっぱったりしないからおさんぽしやすいです。でも、ぱぱさんままさんふたりいるさんぽがいちばんうきうきするんです。なんでだろう?」


博士
「やはり飼い主だと分かるんじゃな。飼い主に従うことは、犬としての本能を満たすのじゃな。」


さすけ
「でもぱぱさんはむりやりだっこしたり、ままさんもあさのさんぽのあといえにいれてくれなかったり、いじわるもされますよ。ふたりがけんかしたりいらいらしてると、ぼくもうこわくってすみっこににげちゃうんです。」


のぞむ
「おっさんも仕事のこととかイライラをすぐ出すからなぁ。さすけはお見通しだね。それでもぼくよりも好かれてるなんて悔しいなぁ。」


博士
「さすけは神経質なところがあるのかの。きっと飼い主もそんなところがあるのかもしれん。

  さすけは、他のワンコ友達はいるのかな?」


さすけ
「はい。みにちゅあしゅなうざーのこころちゃんや、きゃばりあのれんちゃんとはなかよしです。ぼくといっしょでがうがうしないので。らぶらどーるのさつきちゃんやぼーだーこりーのくぅちゃんは、ぼくよりとししたのくせにはげしくくるのでときどきにがてです。さいきん、ぶるてりあっていうふしぎなかおのこともなかよくなりました。」


博士
「ほうほう。なかなか社会性があってよろしい。ケンカしたりはしないのかい?」


さすけ
「よくわからないけど、うーっていっちゃうこはたまにいます。あいてもいってきそうだったり、おとなになってからそういうこともふえたとおもいます。」


のぞむ
「さすけはよく女の子に間違えられるんだよね。女の子のお友達も多いしね。でも去勢したのに足あげておしっこしたりするけど、オスの部分も残ってるのかな?」


さすけ
「………」


博士
「無駄吠えもせんな。ワンワン吠えるときと、キャンキャン鳴くときは気持ちが違うのかい?」


さすけ
「………」


のぞむ
「あれ?さすけがしゃべれなくなっちゃったよ。」


博士
「さすけ自身もよく分からないことが多くて、ちょっとオーバーヒートしてしまったのかな?」


のぞむ
「博士、もっとシステムを改良してよ。さすけがひらがなしかしゃべれないのも、つば九郎のブログみたいで読みにくいよ。」


さすけ
「…なんだかつかれちゃいました。はかせとのぞむくんとおはなしするのはたのしいのに…。」


博士
「すまんな、さすけ。さすけへの負担も大きいらしいな。もっとたくさんおしゃべりできるように改良するからな。」


さすけ
「(ニコッ)」


のぞむ
「さすけが笑ったよ。装置がなくても人の言葉はやっぱり伝わってるんだね。」


博士
「うむ。心と心のつながりはわしの発明なんかよりよっぽど偉大じゃ。わしも少しでも近づけるよう精進せねばな。」


のぞむ
「じゃあ、さすけ。お家へ帰ろう!」


さすけ
「(ペタン…ヘッ)」


のぞむ
「あれ?帰りたくないの?散歩もいっぱい歩いたし、疲れてるんじゃないのかな。今度聞いてみよう。じゃあね、博士。」


博士
「さすけ、本格的に動きたくなくなっとるぞ…」


posted on 2013年6月2日日曜日

犬との共存

のぞむ
「博士。こんにちは。」


博士
「こんにちは、のぞむくん。おや、その犬は?」


のぞむ
「佐助だよ。かわいいでしょ。」


博士
「ほう、柴犬じゃな。かわえぇのう。のぞむくん、犬を飼っておったのか。」


のぞむ
「ううん。さすけはおっさんの家の犬だよ。散歩をさせてもらっているんだ。」


博士
「ほうほう、おりこうさんじゃな。さすけ!、ほれ、おいで。」


さすけ
「・・・(トコトコトコ・・・プイッ!)」


博士
「あれ?途中まで来たのに直前でプイッっと行ってしまったぞ。嫌われてしまったのかの?」


のぞむ
「さすけはいつもこうなんだよ。おっさんにでさえ、ダッシュで近づいていくのに飛びつきはしないんだ。」


博士
「柴犬ってのはそういうもんじゃっけ?警戒心が強いというのは聞いたことがあるが・・・」


のぞむ
「でもおりこうでかわいいよ。鍛えてないだけで、持ってるものは天才並みだって。」


博士
「親バカかっ。ま、無駄吠えもせんようじゃし、のほほんとしてかわいらしいな。で、お散歩はもう行ってきたのかい?」


のぞむ
「うん!ウンコを2回もしたよ。2回目はさすがにやわらかくて取りづらかったけど。しかも、他の犬のウンコのそばにするもんだから、混ざっちゃいそうになったよ。」


博士
「おや、他の子のウンコは取ってあげないのかい?」


のぞむ
「え~、だってそれは飼い主の責任でしょ。さすけのウンコは全部取るけど、他の子のは知らないよ。」


博士
「そりゃそうじゃが・・・ ゴミ捨て場はキレイにするのぞむくんにしては意外じゃな。」


のぞむ
「悪い飼い主を甘やかすようなことはしたくないんだ。ホントは拾ってあげてキレイになればいいと思っているよ。けどそうやってイライラしながら散歩しても時間だってかかるし、さすけだって楽しくないし、自分の犬をしっかり面倒見ることで精一杯だよ。

 さすけだって、人の家の塀とか敷地にかかるようなところとか、公園だって砂場の中とかではおしっこだってさせないようにしているよ。誰かが見ていて『あの犬め!』なんて思われたら、さすけがかわいそうだし。」


博士
「そうか。確かに犬はちっとも悪くない。どこでしていい、しちゃいけない、なんて分からないものな。全ては飼い主のそこでさせていい、させちゃいけない、という基準に従っているだけじゃものな。

 ただ、人によっては公園の垣根とかでも、子どもがボールを追って触ったりするかもしれないからおしっこもさせるな、とか、おしっこさせたら水を流せ、ウンコをさせたら砂をかけろ、とか気にする人もおるな。」


のぞむ
「犬嫌いの人だっているからね。嫌いじゃなくても自分で飼っていない人は、キレイで当たり前と思っているからね。犬のウンコ踏んだとか、あり得ないことだと思うよ。」


博士
「ふむ。地域の住民の理解と隔たりがあってはいかんな。昔から犬を飼っている人の中には、犬は外飼いで糞尿は犬小屋のそばで犬が自分で決めてするもんだと思っている人もいるらしい。自分で穴を掘ったり土をかけたりする習性もあるからの。

 じゃが、最近は室内飼いも増えたし、トイレも家の中で出来る子、外じゃないと出来ない子、また去勢や避妊の有無でマーキングをしたりしなかったり、外でも場所を決めて用を足す子とどこでも急にしてしまう子など、犬種や生活環境により昔と比べて様々な犬がおる。そうしたことを理解して、それぞれの犬が出来るだけ住民に迷惑をかけないようにすること、そしてそれを地域の住民も理解しておくことが大切じゃな。」


のぞむ
「うん。さすけはウンコをするときには、散々くるくるくるくるくるくる回ってからするよ。お友達のラブラドールちゃんはいきなりしゃがんでしちゃうし。それと、何回もウンコしたり調子が悪いときはやわらかくて取りにくいウンコのときもあるよ。葉っぱとか道路にこすれついちゃったりしたときは砂をかけたりするし。お尻で構えてキャッチする人とかもいるけど、さすけは気にしてうまく出来ないときもあるから、ちゃんと出させてから取るようにもしているよ。」


博士
「そうじゃな。さすけのそうした習性を全部理解してもらうのは難しいが、どんな状況でも後始末をきちんとしようという工夫は大事じゃ。みんながちゃんとやっている中で、放置するのがいけないという雰囲気を作っていくのじゃな。すれ違う飼い主達がみんな当たり前のように散歩バッグを持って、ウンコを拾うことも散歩のひとつということが、すべての人にとって当たり前になるのが良い。

 おそらくじゃが、放置してしまうのは早朝や夜中に散歩をする人が多いんじゃないかな?人にあまり遭わず、ウンコをしても暗いから分からないとか、そういう中で散歩をしている人は『ちょっとくらい』とか『自分くらい』とか思ってしまうのかもしれん。そういう人は主に時間がない忙しい人達なんじゃろうが、そうした環境で犬を飼うことが果たして犬にとっても人にとっても良いことなのか、ということを考える必要があるかもしれんな。散歩をするだけ良いのじゃろうが、『あの飼い主め!』と周りに思われていたら、犬だって言葉は分からなくても嫌な気持ちになるかもしれん。」


のぞむ
「それと、たまにノーリードで散歩してる犬を見るけど、怖いよねぇ。ゼッタイ言うことを聞くって自信があるのかもしれないけど、急に興奮して飛び出しちゃうとかあるんじゃないのかな。さすけなんか、風が吹いて葉っぱが転がったりするとすぐ飛びつくから、ゼッタイ車に轢かれちゃうよ。人がいない広い公園とかだとしても、もしそれでさすけが轢かれちゃったらとか考えると、ゼッタイ離せないね。」


博士
「『ウチの子はおりこうだから』『ウチの子は臆病だから』とか言うが、そうしていることで周りに余計な気を使わせていることに気づかないんじゃな。大人しくて人の言うことをよく聞く犬だって、相手の犬に急に威嚇されたりしたら、本能として臨戦態勢に入るじゃろい。小型犬や室内犬だって闘争本能はあるじゃろうしな。どんなに人と分かり合っていたとしても、『人とは違う』面を理解しておかんと、何かあったときにかわいそうなのは犬じゃし、責任を取るのは飼い主じゃ。まさに、子を持つ親の気持ちで接しなければな。」


のぞむ
「そう考えると、犬を飼うって大変だね。かわいくて楽しいけど、犬もそうであって欲しいからね。」


博士
「そうじゃな。糞尿放置が多い地域ではペット税なんてのも検討されたりするくらいだし、飼い犬が他人を噛んでしまったりしたときの傷害保険なんてものある。人の社会で共存していく為には、『犬も従える人のルール』を人が考えてあげないといけない。犬にとっては窮屈かもしれんが、そうまでして一緒にいたいと想う飼い主の気持ちは、犬には伝わるはずじゃし、そうした飼い主に出会えたことで、犬も幸せを感じるはずじゃ。」


のぞむ
「でも、いまだに捨て犬とか殺されちゃう犬とかもいるんでしょう?かわいそうだよ。」


博士
「うむ。そここそが、すべての原因じゃな。犬を飼った、けど面倒な決まりは鬱陶しい、じゃあ犬はいらない。そんな理屈があり得る人がいる限り、すべての犬が幸せになれる日は遠い。散歩をさせることだって、ウンコを取ることだって、周りに迷惑をかけないしつけをすることだって、犬がいる幸せを得る為にはみんな必要なことなんじゃ。そうした苦労や手間をかけるからこそ、いっそう犬がいとおしくなる。見た目のかわいさ以上にいとおしいのじゃ。また、そうした気持ちにさせてくれる存在なのじゃな。」


のぞむ
「じゃあ、博士。かわいそうな犬達を引き取ってあげてよ。ぼく、散歩を手伝うよ。さすけだって仲良くするよ。」


博士
「うむ、そういう気持ちは大切じゃが、それもまたよく考えねばいかん。自分のところへ来たらすべての犬は幸せだ、と思うのは早計じゃ。さすけだって合う犬、合わない犬はいる。今の自分の生活に犬がいて、他の事もちゃんと出来つつ犬の世話も出来るかどうか、犬のために犠牲になることは何か、またそれに耐えられるか、など考えねばならないことはたくさんあるのじゃ。最終的には出来る出来ないじゃなくて受け入れる覚悟、とでもいったほうがよいかの。」


のぞむ
「博士は根性なしだから、覚悟が出来ないの?」


博士
「むむむ。のぞむくんは相変わらず重い直球を投げるの。まぁ平たく言ってしまえばそうじゃが、じゃあ今ここで会ったさすけをかわいがることで今は満足じゃし、それ以上を望んだとき、改めて考えてみてもよいかのう?」


のぞむ
「そうだね。ぼくもさすけがいたら十分だよ。ねぇ、さすけ。」


さすけ
「・・・(ポケ~...ハッ、ヘッヘッ)」


のぞむ
「今、聞いてなかったでしょ...ま、それがさすけらしくていいけどね。」


博士
「この問題はいろいろな視点で考えてみる必要があるな。さすけと暮らして楽しいこと、困ったこと、何かあったらまたさすけを連れてきてくれ。な、さすけ、また来てくれるよな?」


さすけ
「(ハッ!? フンフン)」


のぞむ
「そうだ、博士。犬の言葉が分かる何かを作ってよ。バウリンガルじゃないよ。ほら、ここは妄想世界だから、博士が作ったって言えばなんでもありだし、さすけにもしゃべらせちゃえばいいよ。


博士
「ん?最後のほうはよく聞こえんが、分かった。次に来るときまでに用意しておこう。さすけの言葉も聞けるはずじゃ。」


のぞむ
「さすが!博士。じゃ、さすけ、おっさんのところへ帰ろう。」


さすけ
うん。わかったよ、のぞむくん。また来ようね。


のぞむ・博士
「えぇ、もう聞こえるの!?」






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