posted on 2013年8月8日木曜日

D4Cとはいともたやすく行われるえげつない行為



のぞむ
「で、D4Cなんだけどさ。」


博士
「お、いきなり前回の続きじゃな。他のネタを挟むかと思ったが。」


のぞむ
「うん。他にもいろいろ話したいことはあるんだけど、これをやっとかないと進まないと思ってさ。」


博士
「なかなか評価しにくいスタンドじゃな。ある意味最強なのかもしれんが、大統領の決断力やラブトレインあってこその、という見方もあるしの。」


のぞむ
「『なにかにはさまる』ってのがそもそも解りづらいよね。ドアやカーテンくらいまではなんとかだけど、国旗とか馬とかガラスとかまでくると何でもありじゃん。」


博士
「何でもありなくらいたやすく発動出来るというえげつなさ、なのかの?」


のぞむ
「隣の世界もよくよく考えると強引かな。パラレルワールドがあるってのはいいとして、大統領が自由に行き来できるのもいいとするけど、半分だけ連れていくとか、出会ってしまうと消滅とか、ちょっとルールがご都合になっちゃってるよね。」


博士
「それもまたえげつなさじゃ。」


のぞむ
「時間の概念ってどうなんだろう?パラレルって、いくつかの世界が同時進行ってイメージなんだけど、ちょっと前の隣の世界とかも行き来できるのかな?でも時間を遡れたりすると、もっと最強かぁ。」


博士
「あくまで同時、が原則なんじゃと思うがの。フィラデルフィアなんかも結局よくわからんが、いくつかの並行世界を上手いことつなげた、ということなんじゃろうからな。」


のぞむ
「あれは何回読み直しても解らなかったよ。あれだけで理解出来るDioって改めてスゲーし、撃たれたジョニィが理解してんのももっとスゲーな。」


博士
「そこはジョジョとディオじゃからな。人知を超えたものへの理解は一巡前からピカイチじゃ。」


のぞむ
「ラブトレインももはや理解不能だよ。なんなのさ、『空間のすき間』って。」


博士
「もはや概念の世界じゃな。重力の話もあんまりチートにし過ぎて倒しようが無くなって付け足した感もするが、荒木先生のこと、そこまで考えておったのじゃろう。」


のぞむ
「大統領、ホントはいい人かと思ったのになぁ。本人はマジでいい人間のつもりなんだろうけどね。」


博士
「そうじゃな。国の為、国民の為は考えているのじゃろうが、いかんせん敵を作るやり方じゃな。プッチ神父ほどじゃないが、手段を選ばん、自分の行動を誰もが支持してくれると思っている、犠牲は仕方ないとか言っちゃってる、など、しょっぱい面は否めんな。」


のぞむ
「ナプキンなんか、年長者が取ったって勝手にとる人だっているのに、そういう想像力はないんだなぁ。6部と似てるけど、それプラス、ラストに真のゲス、ディエゴをザ・ワールドごと持って来たんだけど、それまでのラスボスのゲスっぷりからすると、ちょっと消化不良かなぁ。」


博士
「ジョニィのACT4は、ジョルノのGERと並んで最強扱いじゃが、そこはどうじゃ?」


のぞむ
「逆回転で戻るってどうよ。まぁ、限定条件の最強ではあると思うけど、スタンドの相性もあるしね。D4Cも深くなんだかとか考えちゃいけないんだろうね。とりあえず、えげつなかった、と。」


博士
「そうじゃな。その辺の不思議な余韻も含めてジョジョの面白さじゃな。しばらくしたらジョジョリオンじゃな。」


のぞむ
「うん!もう少したまったらね。

  あ!この話するの忘れてた!『圧迫祭り』!!」


博士
「それ、いるかい…?」


posted on 2013年8月4日日曜日

SBRとは何だったのだろう?




のぞむ
「やあ、博士。こんにちは。」


博士
「こんにちは。のぞむくん。もうSBRは返したのかい?」


のぞむ
「うん。結局D4Cがさっぱりわからなかったけど、うん、面白かったよ。」


博士
「6部のメイド・イン・ヘブンといい、ジョジョのラスボスは難解じゃからな。ま、『奇妙な冒険』じゃから、明確にはわからんでもいいと思って読んだほうがいいかもな。」


のぞむ
「そうかもね。『奇妙な冒険』で言えば、シュガー・マウンテンのあたりはいかにも奇妙っぷりが出ていて面白かったなぁ。ああしなければ手に入らなかった遺体を手離さなければいけないという矛盾とか、あの雰囲気はなんか好きだな。」


博士
「うむ。サンドマンとか単なる敵になってしまったが、もっと謎めいていても良かったかな。」


のぞむ
「後半の敵はしょっぱかったねぇ。なんとかの世界っていうやつとか、卑怯者とか、パフュームの歌みたいな奴とか。あ、マジェンドはいいダメ人間っぷりだったかな。どうすんだろ、あれ。カーズやディアボロと違って自分で死ぬ選択肢は残ってるけど、アイツ無理だろうな~。」


博士
「ジョジョの敵は基本クズヤローだが、大統領がずば抜けすぎていたからな。Dioもなかなかのクズっぷりだったろう。」


のぞむ
「うん。母親のことを水に流すと言ったのは軽くショックだったよ。ウェカピポも消滅させる必要は無かったんじゃないかな?大統領のスタンドを見切ったあたりは流石の切れ味だったけど、まぁ、最期がああいう形なのは一部への回帰なのかも知れない余韻を受けたけどね。」


博士
「『体をジョースターに返す』といったところか。では、シェルターの中には?」


のぞむ
「ジョニィが最後持っていたのが、ジャイロの遺体か聖なる遺体か、という議論があるけど、ここは敢えてDioの遺体っていう新説を。シェルターの中は空。聖なる遺体はルーシーが隠し持っている。ルーシーが施錠したでも良いけど、大統領への想いを考えると、大統領の作ったものには入れないかなぁ、と。」


博士
「ほう!なかなかの新説じゃな。ジャイロの遺体は見付からなかった、でいいのかな?」


のぞむ
「うん。ジョニィにはジャイロの遺体として渡したのかも知れないけど、ジョニィも違うのを分かってて受け取った、とか。そもそも、違う世界のジャイロを連れてきて、っていう大統領の取り引きは無駄なんだと思うんだよね。大統領を追い詰めて、後をジョニィに託して死んでいったジャイロこそがジャイロなのに、違う世界のから連れてきてもね。6部のFFと一緒だよ。『さよならをいうのがあたし』みたいな。大統領は6部を読むべきだね。」


博士
「なるほど。一巡後のパラレルの世界とはいえ、志は受け継がれている、とな。それでは遺体は一体誰のものじゃったのか?」


のぞむ
「それこそ軽々しく言えることじゃないけど、聖人もこの世界の基準と違う、とかのがいいかな。所有者のみが幸福になって、害悪は誰がおっかぶれば、なんて本当の聖人の発想かい?プッチ神父の遺体説くらいでいい気がするよ。そして最後はルーシーもその魔力に取り付かれて…。」


博士
「途中までルーシーべた褒めじゃったのにな。」


のぞむ
「悪いって訳じゃないよ。人間の弱さはどこにでもあって、ほんの少しのきっかけでどこまでも行ってしまう、的な部分が描かれてもいいかなぁ、と。何だかんだと、スティール氏だけが生き残る、みたいのもあるかな、とか。」


博士
「ポコロコのその後はどうなんじゃろうな?あのスタンド、いつかいなくなるんじゃろうからな…。」


のぞむ
「うん。ヒガシカタは8部に繋がるらしいからいいとして、あれはなんだったんだろうね。悪魔の手のひらは関係してるのかな?」


博士
「で、だ。大統領およびD4Cの話がさっぱりなのは意図的かい?」


のぞむ
「うーん、大統領とD4Cはどうとらえたもんか、まとまりが付かなくてね。それだけで一回分になるんじゃないかと。」


博士
「まぁラスボスじゃが、最後の敵ではなかったしな。じゃあ、次回は難解なフィラデルフィアあたりからいくかい?」


のぞむ
「そうだね~。ちゃんと理解出来てないけど、そこいらからいってみますか!」


博士
「なるべく間を空けずにな。」


のぞむ
「・・・うん。」


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