posted on 2013年7月31日水曜日

TPPについていろいろ思う

のぞむ
「博士、こんにちは。」


博士
「のぞむくん、こんにちは。SBRは読み終わったんかな?」


のぞむ
「うん。一気に読んだけど、内容が濃すぎてね。改めてまとめることにするよ。」


博士
「そうか。で、今日はなんじゃい?」


のぞむ
「TPPって未だによくわかんないんだけど、何がどう問題なの?ティーなんたらパシフィックパートナー協定だから、パ・リーグが儲かる交流戦のことかと思っていたよ。」


博士
「野球は関係ない。というか、交流戦に協定とかないから。確かにパ・リーグは貯金だらけだが。

  正式には『環太平洋戦略的経済連携協定』で、通称環太平洋パートナーシップ協定と呼び、加盟国同士での経済の自由化みたいなもんじゃな。」


のぞむ
「この前郵便局でアフラックのがん保険を扱うとかニュースでやってたよ。外資系が入って来やすくなるってこと?でも既に外資系のものなんてたくさんあるじゃない?」


博士
「外国のものが国内に入ってくる場合、関税がかかったり販売における規制があったり、参入への障壁が高いのじゃ。もちろん、それを越えて利益を出せる商品は既に入っているが、そうした規制がなくなればもっと利益も出せるし、他のサービスも拡充しやすくなる。」


のぞむ
「そうすると、もともと国内にあるもののライバルが増えて、売れなくなっちゃうってこと?農業なんかよく言われてるよね。」


博士
「そうじゃな。そうした自由競争により、価格はもちろん、品質やサービスの向上につながり、しいては経済の活性化を図ることが目的とされているが、日本の農業などは企業のように競争力があるわけでもないし、それを求めているわけでもない産業もある。関税などの規制はそうした産業を国が守ってきたことでもあったのじゃが、すべてを自由化すると、その国の文化や社会構造まで変えてしまう恐れもあり、慎重論や反対論も多いの。」


のぞむ
「競争力ってそんなに必要なのかな。確かに独占だったりすると価格が下がらないとか、黙ってても売れると手抜きになったりすることもあるけどさ。結局外からつつかれてあおられると、無理なコスト削減や納期だったりして、マイナスのほうが多い気がするな。ちゃんと向上心を持って仕事をするのが一番だと思うんだけど。」


博士
「その国の国民性や事情も異なるから、すべてにおいていいことばかりとはならんのだろうな。その前提で参加するかどうか、政府が判断するわけじゃから、重要かつ複雑な判断基準や対策が必要になる。

 大雑把に言うと、『誰かが損をしてでも国全体の経済を底上げをすることが国民のためとなる』という考えと、『一部が大打撃を受けて存亡の危機に陥るなら、全体が伸び悩んでもみんなで苦難を分かち合うべき』みたいな考えで対立するんじゃろう。立場によって意見は異なるし、全員を満足させられる答えは恐らくない以上、負担を強いられる側への配慮が何より大事になるのじゃろうがな。」


のぞむ
「消費者の意識も重要だよね。安いものだけを買うんじゃなくて、高くてもいいものを買うとか、日本の産業を守るために買うとか、ものによってはそういう意識も必要なのかな。外国の企業も売れないものをわざわざ国外で売ろうとはしないだろうし。」


博士
「ただ、売るための企業努力はするじゃろうな。そこで問題なのは消費者がものを選択する際に必要な情報が正しく公平に提供されるかどうかじゃ。」


のぞむ
「あからさまな製品比較だと問題になるけど、みんな自分のところのものを売りたいんだから、企業に任せると結局大きくて宣伝にお金をかけられる企業の勝ちになっちゃうよね。」


博士
「そうじゃな。みんなそれぞれの企業の為に頑張ってしまう訳だから、それこそ国などが公平に見んといかんのだが、今度は国同士の利害もあるわけじゃからな。それを調整するためのTPPなんじゃが。」


のぞむ
「そうまでしてグローバル化って必要なのかなって思っちゃうね。今じゃ国際化って当たり前のように言ってるけど、現状の問題点までグローバル化したら余計解決出来なくなっちゃうんじゃないかな。」


博士
「先細りや停滞を気にするあまり、足元を救われんかということか。本来の原理原則を忘れてしまってはいかんな。」


のぞむ
「輸入や輸出だって、本来はその国に資源がないとか、足りないとか余ってるとかをみんなで分かち合おうってことじゃないの?今は安く調達出来るかどうかが基準になってないかな。グローバルな見方も大事かも知れないけど、それこそ現場あっての産業ってことをもっと重視しないと現場の理解は得られないよ。」


博士
「それを半分程度の投票率で選ばれた政治家に託すのじゃからな。」


のぞむ
「そうそう。こういう流れが主流なのは世界全体がどうかしてると思うんだ。それぞれの国でもっとやらなきゃいけないことがあるはずなのに、みんな誰かの顔を伺ってさ。お客さんじゃなく上司のね。どんなに偉くなっても変わらないってことは、それが人間の本質なのかねぇ。」


博士
「そこまで持っていきますか。まぁ現実問題、全体が崩れては細部に配慮も出来んから、順番としては間違ってはいないのかもしれんが、じゃあ誰がそこを押さえるかはないがしろにされている感はあるな。結局弱者が損をする構図じゃ。じゃがこれは政治家だけで解決出来ない問題かもしれんから、これを期にもっと関心を持つ人が増えて、世界的に大きな流れを作らんといかんのかもしれん。」


のぞむ
「ぼくらに何が出来るかな?」


博士
「のぞむくんがさっき言ったように、国産のいいものを選んで買うとか、何が国産で賄えて、何が外国産も必要なのかなどの情報を集めるとか。それこそ市民目線で製品比較をしたっていいんじゃないかな?」


のぞむ
「なるほど!自由研究にピッタリだね!『排除しよう○○製品!』とか。」


博士
「あんまり過激にやるんじゃないぞい・・・」


posted on 2013年7月25日木曜日

スティール・ボール・ラン10巻まで読みました




のぞむ
「博士~、こんにちは~。」


博士
「お、久しぶりじゃな。のぞむくん。何をしておったのじゃ?」


のぞむ
「今さらなんだけど、スティール・ボール・ランをレンタルしてきて読んでたんだけどさぁ、夏バテも入ってなんだかダラダラ読んじゃってね。普通だったら10冊くらい一晩なんだけどね、ニョホ。」


博士
「ニョホて。SBRはまだ読んでなかったんだっけ?」


のぞむ
「うん。5部あたりまではついて行っていたんだけど、6部でちょっと間が空いちゃってね。6部も一巡の衝撃ですぐに次にいけなかった感じ?」


博士
「ふむ。真のジョジョラーを名乗るにはまだ早いな。」


のぞむ
「真のジョジョラーw」


博士
「で、どうじゃった?まだ半分も行ってないが。」


のぞむ
「うーん、これまでのジョジョと違って誰に感情移入するか分かりにくい感じだったかな。ジャイロも最初は胡散臭かったし、ジョニィもなんだかな感じだったし。」


博士
「そうじゃな。これまでの血統とは異なるところからスタートしておるからまるっきりフラットかと思いきや、繋がるようなところもあるようでないようで。レースと遺体を巡る争いと、スピード感もこれまでと異なる感じじゃの。」


のぞむ
「スティーブン・スティールってスゴいよね。ジョジョ以外なのにタイトルにまでなってるなんて。それと、ジャイロって名前ももよくよく思い出せば、HUNTER×HUNTERにも出てきてないけど出てくるしね。ま、こっちはジュリアス・シーザーだから、パラレルとはいえ、年代が近いから2部っぽさがあるよね。」


博士
「肝心の内容はどうじゃい?」


のぞむ
「ブンブーンとか小僧とかのあたりはつまんなかったな。印象に残ったのは、Dioのお母さんとかブラックモアとルーシーの対決、後はやっぱりリンゴォ~だよね~。『男の世界へようこそ』」


博士
「Dioの母親か…後でがっかりせんといてな。DioはDIOより小物ではあるが、いいキャラになっておるな。ジョニィにしても。そういう意味じゃスケールの大きくなりすぎたジョジョの世界をリセットとはいかんまでも再構築できて新鮮感はあるかな。」


のぞむ
「それと、敵が微妙な割に攻撃がえげつないんだよね。そこまでダメージ与えられなくてもって。ゾンビ馬とか肉クリームとか回復薬はあるけど、痛いし結構致命傷もあるしね。5部あたりもそんなところあったけど。クレイジー・ダイアモンドって改めて偉大だね。」


博士
「SBRは『遺体の聖なる力』ってのもあるぞ。恐竜になっても治るという。」


のぞむ
「各人の過去のエピソードがちょいちょい入るよね。ジョニィ父、ジョニィを天才とか言ってたし。」


博士
「うむ。ご都合で若干の変更はありなのじゃ。『大人は間違えるのです』と荒木先生も言うておろう。」


のぞむ
「荒木飛呂彦ってやっぱり波紋使いなのはホントかな?あの若々しさは異常だよね。尾田っちもきっと覇気使いだし、冨樫もきっと念能力者にしてゲームマスターだよね。」


博士
「じゃ、秋本治先生は鉄人じゃな。両さんと同じく。・・・じゃから冨樫先生だけバカにしとるじゃろ。」


のぞむ
「スイませェん♪」


博士
「この週末は、一気に完結かな?」


のぞむ
「そうだね。大統領がぽっちゃりからムキムキになるのが楽しみだし、D4Cもまだ見てないしね。ルーシーといいホット・パンツといい、女性もカッコいいから活躍が楽しみだね。『スティールの姓あってのルーシー』って、イケメンティムに向かって言えないよ、普通。」


博士
「大統領の楽しみ、そこかよ。ま、また感想を聞かせてもらおうか。」


のぞむ
「うん!しばらくブログはいいってことだよね!?」


博士
「そういうわけじゃないぞい…」


posted on 2013年7月17日水曜日

理想の上司はどんな人?

のぞむ
「お疲れっす、博士。」


みらい
「お疲れ様でーす。」


しょうこ
「お疲れ様です。」


博士
「なんじゃ、みんな揃って。何の設定じゃ?」


のぞむ
「理想の上司ってよく言うじゃない?プロ野球の監督とか、芸能人とか。みんなで話していたんだ。」


みらい
「のぞむが星野監督の下では絶対働きたくないとか言ってんのよ。」


しょうこ
「わたしも謙二郎さんの下ではちょっと…。」


博士
「のぞむくんの星野監督への印象は依然として悪いままじゃな。しょうこちゃんもノムケンはダメか。」


のぞむ
「好き嫌いが基準になってる風がダメだなぁ。合う人はすごく合うんだろうけど。則本とか銀次とかは合うんだろうし、枡田なんてそれこそ直人の代わりに稼頭央のバックアップで期待されたのに結果が出なくて今や外野を守ってるけど、やっぱり期待されて使われてるしね。そういう人は確かに『ワシが育てた』だけど、草野にしても鉄平にしても塩見だって、ちょっと結果が出ないと干されちゃった印象だよ。内情は分からないけど、自分の影響が小さい人には手をかけない的で、チームとかその選手よりも、自分色に染めることが大事に見えちゃうし………」




博士
「それで、しょうこちゃんはどんな上司が理想なんだい?」


のぞむ
「ちょっちょっちょっ!ぼくの話も聞いてよ!」


みらい
「のぞむの話はグチグチしてうるさいのよ。結果、仙一さんがチームを強くしたんだから認めなさいよ。あたしは周りからどう言われようと、結果を出せる上司がいいわ。逆にあんたみたいな部下は嫌よ。」


のぞむ
「ブー。じゃあ、みらいちゃんの理想の上司はだれなのさ。」


みらい
「あたしでしょ、もちろん。」




博士
「で、しょうこちゃんは…。」


しょうこ
「わたしは自分からはあまりいろいろ言わずに、だけど部下をちゃんと見ていて背中で引っ張るような方、野球なら落合さん、俳優なら北大路欣也さんみたいな方かしら。」


博士
「なるほど。わしはやっぱりミスターじゃな。あの明るさと勢いはどんな時でも頼れる気がするしの。王さんでは気を使わせてしまうことに恐縮してしまうからな。野村克也さんもそれこそ合う合わないが激しそうじゃから、やっぱり長嶋さんじゃな。」


のぞむ
「ってか、博士の上司になれる年齢の人は限られちゃうよね。ぼくは桑田さんがいいなぁ。サザンじゃなくてね。人の話をちゃんと聞いてくれそうだし、人に合わせた指導をしてくれそうだし。」


しょうこ
「適材適所に人を使えるって、今の時代重要よね。部下だってそれこそ千差万別だし、カリスマがあればあるほど反発する人だっているしね。」


みらい
「そんな反発させないほどのカリスマを目指したいわね。実際の経営者だと、故スティーブ・ジョブズ氏やカルロス・ゴーン氏かしらね。」


博士
「みらいちゃんは正に視点がトップ下じゃな。まぁ、真に優れた組織はどこまで下がってもトップの意向がきちんと伝わることじゃがな。」


しょうこ
「あんまりトップ崇拝も恐いわよね。怪しい新興宗教みたい。少なくても自分の上司を信頼できて、その上司がさらに上司を信頼してて、それがトップまで行きつくのが理想なのかしら。」


のぞむ
「ぼくは自分の職場が平和ならトップは悪い人じゃなきゃいいくらいかな。結局自分が影響を受けたり与えられる範囲って限界があるしね。」


みらい
「そんな自分で限界決めるような男はダメね。それと、職場なんてお互いを高め合う場なんだから、平和なんて与えてもらおうと思わないの。」


博士
「みらいちゃんはのぞむくんに厳しいな。たが、言いにくいことを言ってくれる人が近くにいるというのも大事じゃぞ。」


しょうこ
「そうね、誰でも怒られたりするのは嫌だけど、自分では気づかないことを言われるのは必要なことだものね。理想の上司って、そういうのも含めてこの人が言うなら受け入れられるってことじゃないかしら。」


のぞむ
「スポーツ選手や芸能人なんかがよく例えられるのもそういうことかもね。実績や知名度のある人に言われたら納得って感じがするものね。けど、実際会ってないからそう言えるってのもあるよね。」


博士
「お互いさまじゃな。理想の上司に例えられる人だって、誰にだってイメージどおりに対応できるわけではないしな。むしろ、自分をよく知ってくれている人ほど本当は理想なのかもしれんな。」


みらい
「理想の部下ってのもあるわよね。トップと新人以外は常に上も下もいるわけだし。」


しょうこ
「自分のポジションによっても、周りのポジションによっても立場は変わるしね。誰とでも、とはいかなくても、よい人間関係を築ける自分であれば、理想に近づけるんじゃないかしら。」


のぞむ
「そうだね。結局は人間関係が基本だからね。自分が理想の上司、部下と言われるようになっていければ、周りともうまくやっていけるんだろうね。」


博士
「そういうことじゃ。(というか、こいつらまだ上司も部下もいない子どもたちじゃが・・・)」


posted on 2013年7月15日月曜日

プロ野球の楽しみ方は人それぞれ

のぞむ
「こんにちは、博士。体調はどう?」


博士
「やあ、のぞむくん。大分良くなったが暑い日が続くな。油断は禁物じゃ。」


のぞむ
「ぼくもこの三連休は調子が悪くて辛かったよ。

  ところで、いつの間にか楽天が首位固めに入ってるね。強くなったんだねぇ。」


博士
「わしもここのところ結果しかチェックしておらんが、強いチームになってきおったな。星野監督のチーム作りが実を結んできたのかの。」


のぞむ
「星野監督… ファンにいちいち苦言を言ってるそうだね。永井のノックアウトへの拍手はまだしも、直人への拍手についてはひさびさにカチンときたよ。」


博士
「ふむ。以前から東北のファンは優しすぎると言われてきていたからな。監督の立場からすれば、強くなったチームに相応しいファンの後押しが欲しいということなんじゃろがな。」


のぞむ
「直人のケースは勝ちを逃して延長に入ったこともあるし、首位固めに大事な時期なのは分かるけど、星野が来てすぐに金銭で出された直人に対するファンの悔しい想いを逆撫でされた気分だよ。トレードの真相は分からないけど、星野監督の構想に入らなかった選手が巡りめぐって敵として活躍したのが悔しかったみたいで、監督としても格好悪いコメントになっちゃったよね。」


博士
「のぞむくんは、野村監督時代の渡辺直人、草野、高須、鉄平あたりが主力の頃のイーグルスを一番見ていたものな。」


のぞむ
「山崎を忘れてるよ、博士。磯部とか憲史とかピッチャーでは有銘とか朝井とか。みんながみんな活躍した訳じゃないけど、あの頃は応援していて楽しかったなぁ。」


博士
「プロ野球の応援というと、チームが第一という印象があるが、楽天イーグルスは選手にファンがつくことも目立っているな。優しいというのもそこから来ているのかもしれんな。」


のぞむ
「弱かった頃だって、決して諦めたり投げやりなプレーじゃなくて一生懸命やってるのは伝わってたと思うんだ。だから、田中のマー君が入って、粗削りながらも日々成長していく様を応援するのが楽しかったんだ。」


博士
「ただ、球団も選手も成長することも目的じゃが、優勝することも目的じゃからな。もはや、優勝が手に届く位置での戦いをしていくチームになったんじゃな。」


のぞむ
「うん、それは分かっているよ。だから直人は敵で、抑えなきゃいけないんだ。けど、けど、やっぱり星野に言われたのが一番腹立つんだよ。稼頭央と比べたら劣るけど、稼頭央だって年間通して働けたかい? 代わりのショートだっていろいろ出てきたけど、金銭で出すほど直人が余っていたかい? 直人が出されたときの嶋や鉄平や草野の会見を見たかい? 直人を出すことで、あの試合の一敗以上のものを既に失っているはずだよ。」


博士
「なるほど。のぞむくんの熱い想い、しかと見届けたぞい。ただ、監督が代わり世代が代わればどのチームもまるで別のチームじゃ。この場でも良く出るが中日がいい例じゃ、逆じゃがの。」


のぞむ
「楽天の優勝は見たいけど、もう一度熱くなって応援できるようになりたいな。」


博士
「ファンといっても、契約してる訳じゃないから、色んな見方をしていいと思うぞ。弱いから見捨てるのは本当のファンじゃない、とか言うが、それだってなんの縛りもないのじゃし。難しく考えず、改めて野球観戦を楽しんだらどうじゃ?」


のぞむ
「そうだね。今のぼくはあれこれ言うほどちゃんと試合を観てないしね。今の選手だってきっと一生懸命プレーしてるし、その選手達を愛してやまないファンだっているはずだからね。

  けど、仙台のファンって、やっぱり人につくことが多いから、そういうことを分かってチーム運営してほしいよね。これまではそういう情でない成果主義だったかもしれないけど、生え抜きを大事にするとか、選手も年俸が下がっても残りたいとか、そういうことを押し出すこともチームカラーになるし。もちろん、選手を活かすためのトレードは必要だろうけど。」


博士
「プロ野球はずっと同じメンバーでやっていくわけではないことが前提みたいなもんじゃからな。逆にそう思えば、一年一年その年にいるメンバーをしっかり応援することもできるかもしれん。」


のぞむ
「そうだね。今年は選手名鑑も買わなかったからなぁ。もう一度各選手のことをしっかり調べて見てみるよ。」


博士
「高校野球も各地で夏の大会が始まっておる。まだまだ野球の季節はこれからじゃぞい!」


posted on 2013年7月9日火曜日

夏風邪にご用心

のぞむ
「博士~。こんにちは~。」


博士
「ゴホゴホ。やあ、のぞむくん。」


のぞむ
「どうしたの?風邪ひいた?」


博士
「うむ、夏風邪のようじゃ。梅雨明けして急に暑くなって、体がビックリしてしまったようじゃな。」


のぞむ
「気をつけてね、年なんだし。」


博士
「もう少し心を込めていたわれや。まぁ、季節の変わり目というのはいろいろ変調をきたしやすいからの。熱中症なども注意せねばならんし、暑い日が続くと夏バテも心配じゃ。」


のぞむ
「年寄りは大変だね。とりあえず水をガブガブ飲んどけばいいんじゃない?ぼくは風邪ひいたときは、水を飲んで汗をかくとよくなるよ。」


博士
「うむ。子どもは代謝もよいからな。汗と共に熱も抜けるわな。年を取ると睡眠と休養と栄養のバランスを整えるのも大変になってくるのじゃ。」


のぞむ
「バランスかぁ。心のバランスが悪いときも体調崩しやすいよね。おっさんは、いつもそうして崩してるよ。あ、最近はそうでもないな。新しい仕事も適度に忙しくて、適度に汗かいてやってるって言ってた。」


博士
「そうじゃな。ただ、今がバランス良く出来ているということは、これからもっと暑くなり、忙しくなってきたときが要注意じゃな。」


のぞむ
「仕事ってそうそう都合良くいかなかったりするもんだしね。バランスが崩れたときはどうしたらいいの?」


博士
「『バランスを崩された』と思うと良くないな。体調が悪くなったのも外的要因のせいにしてしまう。自分なりに何か工夫して、『崩されそうになったけど立て直した』と思えることが出来ればよいかな。」


のぞむ
「ふーん。精神論だね。けど、病は気からって言うしね。自分の体調の変化を早めに感じとって、ケアをする余裕が必要ってことかな。」


博士
「そうじゃな。時には無理をすることもあるが、だから早く寝る、美味しいものを食べる、楽しいことをする、など、気分転換することが大切じゃろう。余裕があるうちに、頑張ったらこれしようと考えておくと良いかもしれん。」


のぞむ
「けど、やっぱり汗をかくのはいいよね。昼間じっとしてても出る汗じゃなくて、自発的に体を動かしてかく汗。仕事だって、働いてるなぁって気になるような汗をかくのは気持ちがいいよね。」


博士
「うむ、外で仕事をしていない人も、冷房の効いた部屋にいるだけでなく、家事や散歩、スポーツなどで汗を流すのは有効じゃな。熱中症の予防と言っても、涼しいところに居続けるだけでなく、適度に活動することは必要じゃし。適度な負荷と適度な休息、やっぱりバランスじゃな。」


のぞむ
「生活のリズムを保つのが理想だけど、崩れたときの建て直し方をたくさん持ってたほうがいいってことだね。野球のピッチャーみたいだね。」


博士
「なるほど。悪いときも悪いなりにまとめることが一流の条件みたいじゃな。辛い日に頑張れたら『俺って一流!』と自分で誉めてあげるといい。」


のぞむ
「お、博士もなんとかまとめたね。さすが一流!」


博士
「こうして会話することもいいことじゃな。最初はのぞむくんが来てめんどくさいのぅと思ってしまったが、話しているうちに元気になってきたぞ。」


のぞむ
「じゃ、あとは美味しいもの食べて、水をいっぱい飲んでゆっくり寝るといいよ。早く良くなってね、博士。」


博士
「ありがとう。では、切り上げるとするかの。特にオチはないがの。」

posted on 2013年7月5日金曜日

投票率95%未満は無効とします

のぞむ
「博士。選挙が始まるね。」


博士
「そうじゃな、のぞむくん。」


のぞむ
「ぼく、大人になって政治家を目指すとしたら、『投票率が95%未満なら選挙は無効』という公約を掲げるよ。」


博士
「むむ、ずいぶんハードルの高い公約じゃな。どうしたのじゃ、急に。」


のぞむ
「だって、ネテロ会長も言ってたじゃないか。棄権や白票はライセンス剥奪だよ。」


博士
「なんじゃ、HUNTER×HUNTERか。ライセンス剥奪はパリストンが言ったんじゃなかったか?

  それはさておき、実際の選挙は投票率が50%も超えるか超えないかだものな。」


のぞむ
「うん。それが一番問題だと思うんだけど。国民(有権者)の半分以上が無関心だったら、政治家が手を抜いたって好き勝手やったって、まあいいやってなっちゃってんじゃないのかな?」


博士
「逆を言えば、9割が投票したとなると、もっと緊張感が出るのではないか、ということかな?」


のぞむ
「そうそう。ヘタなことしたらほとんどの国民に反感くらうと思えば、もっと本気になるんじゃない?せっかく優秀な人たちなのに、関心が低いことでやる気も低くなってるならもったいないじゃない。

  逆に言うと、それだけのプレッシャーに晒されることが出来ないなら出てくんなって感じ。」


博士
「しかし、選挙が無効じゃと、やり直しにまたお金がかかるだの、問題も多そうじゃ。」


のぞむ
「それで政治が進まないなら、それも国民が望んだことなんだから、しょうがないんじゃない?」


博士
「極論じゃな。投票をちゃんとした人まで困ってしまうぞ。それくらいの衝撃がないと政治は変わらんのだとすると、相当末期的じゃがな。」


のぞむ
「投票に行かないことで政治への批判をするとか、投票するべき人がいない言ってる人が多いけど、じゃあ自分がやればいいじゃん。無党派層とか言われてるけど、投票しないなら文句も言うべきじゃないよね。」


博士
「投票に行けない人、というのもおるよな。文句だけでなく、切実な願いを言ってる人もおる。ちょっと乱暴な切り口じゃぞ、のぞむくん。」


のぞむ
「うーん、確かにそうかもしれないね。けど、投票率を上げることにもっと努力をしたほうがいいんだと思うんだよ。

  企業なんかも、誰々先生を応援しますとかじゃなくて、仕事中に投票行かせるとかしたり、投票率の高い会社に何か優遇するとかしたほうが社会貢献になると思うんだ。もちろん、誰に投票するかを強制させないようにしなくちゃだけど。難しいのかな、やっぱり。」


博士
「無記名だからといっても、社内で投票したりすると、不正がないかをチェックするのも手間暇お金がかかるし、会社の意思に反する投票をするなら投票自体しないほうが当たり障りも罪悪感もないし、というところではないかな。」


のぞむ
「個人の意思、とは言っても様々な人が関わった上での個人だからねぇ。投票しないことに罰則をってのも違うしねぇ。」


博士
「選挙をすることが目的ではないからな。ただ、関心を持たないことが政治をダメにしている、ということを訴える政治家が出てきてもいいのかもしれんな。」


のぞむ
「パリストンみたいな人が出てくればいいのに。あ、むしろマンガ描いてないなら冨樫が出てきても♪」


博士
「また冨樫先生を小馬鹿にしおって。まぁあの選挙編のような駆け引きは実際の選挙でもあるのじゃろうが、あれはハンター協会内のことを協会全体を巻き込んでやったことで、あれを日本全体でやることは相当な違いはあるのじゃろうな。」


のぞむ
「関心が上がるなら、マンガでもスポーツでもバラエティーでも、この時期もっと取り上げてもいいのにね。ただ、内容の話をすると、誰を応援して誰を批判する、になっちゃうから、スポンサーとかのしがらみで難しいのかな?」


博士
「それらの都合を超越したものが国をよくしていくのじゃがな。なかなか難しいもんじゃな。」


のぞむ
「じゃ、博士。立候補よろしく!」


博士
「コラッ、自分がやると言ったじゃろ。すぐに出来なくても、今出来ることを自分で考え、実行するのじゃ。」


のぞむ
「そうだね、子どもと犬に出来ることは少ないけど、何かしなくちゃね、さすけ。」


さすけ
「今日の話は難しくてサッパリでしたよ。。。」



posted on 2013年7月1日月曜日

さすけの七不思議

のぞむ
「今日はさすけに犬の七不思議について聞いてみるよ。」


博士
「そうか。では、さすけさん、よろしく。」


さすけ
「なんですか?ぼくに答えられることですか?」


のぞむ
「じゃあ、その一。朝ごはんを食べないことがあるらしいけど、お腹が減ってないの?」


さすけ
「そんな、ぼくのプライベートなことから?  なんか、寝起きはうまく口が動かないんです。堅いおやつとか食べると食べられるようになるけど、めんどくさくなっちゃうこともあるんで、そんなときは食べなかったりします。」


博士
「ふむ、朝ごはんはちゃんと食べたほうがよいぞ。食べなくてもいい習慣がついてしまうと、本当に食べたくなくなってしまうこともあるからの。嫌いなフードなのかな?」


さすけ
「夜は気にならないんだけど、朝は特にちっちゃい堅いやつが苦手です。」


のぞむ
「結局理由はよく分からないんだね。アンニュイな季節もあるらしいしね。

  じゃあ、そのニ。ご飯を食べないとき、器を鼻で押したり、すごいときは水の器の下に敷いてあるタオルを抜き取って水に浸した上でご飯の器に被せるらしいけど、どんな意味があるの?」


さすけ
「ずいぶんぼく限定の質問ですね。他の犬がするかは知らないけど、うまく食べられないことをアピールしてるのかな?ふざけてる訳じゃないんですけど、そのまま置いておくのも気になっちゃうんで、何かしなくちゃってこと何でしょうか…。」


のぞむ
「これもよく分からない、と。けど、水をこぼさずにタオルを抜く技は、お留守番の時にしかやらないからどうやってるか見たいって、おっさんが言ってたよ。」


博士
「凄い芸当じゃな。マチャアキのテーブルクロス芸のようじゃ。自在に出来ればテレビに出られるぞい。」


のぞむ
「一度目の前でやってみてよ。テレビと言えば、さすけはテレビっ子なんだってね。じゃ、それその三。」


さすけ
「テレビってやつは、他の犬の声がしたり、犬が動いてたりするんです。けど、匂いはしないし、ぼくが飛び寄っても寄って来てくれないし、突然いなくなっちゃうんです。」


博士
「音(声)と動きがきになるんじゃな。テレビをまるで気にしないワンコもいるというから、さすけは好奇心が強いんじゃな。好きな番組はあるのかい?」


さすけ
「犬の出る番組は好きです。和風総本家の豆助が好きなんですけど、すぐにいなくなっちゃうから、いつも遊べないんです。

  それと、ボールが動いてるやつも好きです。野球はちっちゃくてよく分からないんで、サッカーのほうが好きです。あと、ピタゴラスイッチっていう番組の音楽が鳴ると反応してしまいます。」


のぞむ
「ピタゴラ装置はボールがよく動いてるからね。さすけは動くものが好きなんだね。

  じゃ、その四。ウンチをするときにクルクルクルクルクルクルクルクル回るのは?」


さすけ
「もっと回りますけど。回ってるうちにいい感じになってくるんですよ。ここだ!って時にできると気持ちいいんです。」


のぞむ
「散々回った挙げ句、全然違う場所で急にすることもあるよね。」


さすけ
「そこはよく分かりません。タイミングが合わないことはあるけど、合わせたいとは考えてますよ。」


博士
「いきなりする子もおるからな。それもさすけの性格なのかもしれんな。」


のぞむ
「じゃあ、その五。手をカミカミするのは?  イライラしてるのかな?」


さすけ
「手が痒いときもあるし、イライラしてるときもあるし、なんか夢中になっちゃうときもあります。やり過ぎちゃうと痛くなっちゃうんですけど、止められないときが多いです。」


博士
「手持ちぶさたになってしまうと、クセというのは出てしまうからな。他の気晴らしがうまく出来るといいのじゃが。」


のぞむ
「おもちゃも壊すまで遊んじゃうからね。執着心が強いのかな?」


さすけ
「最近は壊しませんよ。あの頃はまだ子どもでした。」


のぞむ
「そうか、さすけも人で言うといい年だからね。

  じゃ、その六。あくびは眠いときと緊張してるときも出るの?」


さすけ
「そうですね。散歩で行きたくない方向へ向かいそうになると、出たりします。眠いのはいつもですけど、違うあくびもありますね。」


のぞむ
「なるほど。じゃ、最後だね。その七。」


博士
「のぞむくん、飽きてきておらんか?」


のぞむ
「…!  そんなことないよ!最後は、さすけが目やにの臭いに執着するのは?です!」


博士
「なんか投げやりだな。じゃが、確かにさすけは自分の目やにを取ってもらったときもそうじゃし、他のワンコの匂いを嗅ぐときも、目のあたりを嗅ぎにいくな。そのせいで相手に嫌がられたりもするがな。」


のぞむ
「そうそう。他の子はおしりの匂いを嗅ぎにくるのに、さすけは目にいくよね。そのくせ、自分の匂いを嗅がれるのは嫌がるよね。」


さすけ
「えっ、目やにの匂いって気になりません?おしりとか自分の見えないところを嗅がれるのは嫌ですよ。」


のぞむ
「確かに、さすけはケツを触られるのを嫌うね。でも他の子も目を嗅がれるのは嫌がってるよ。目が悪くなってる老犬なんかはビックリしてよく怒られるじゃない。」


さすけ
「何でだろう?他の子は何で気にならないんだろう?」


のぞむ
「結局分からない、と。犬の不思議というよりさすけの不思議になっちゃったな。」


さすけ
「ええ~!!  ぼくのせいですか~?」


博士
「さすけのせいではないぞい。さすけ特有のものというのは、言い換えれば飼い主特有のものだな。飼い主との生活の中で育まれた、いわば絆なのかもしれんぞ。」


のぞむ
「おっ、博士。いいこと言うじゃない。けど、飼い主自身がよくわかってないみたいだよ。」


さすけ
「ぼくもパパさん達が何を考えてるか分からないけど、ずっと一緒に居たいと思ってますよ。」


博士
「うむ、それこそが信頼関係じゃし、家族ということじゃな。所詮人と犬、全てがわかりあえる訳ではない。それを踏まえた上で一緒に居られる、お互いを必要としている、これこそがよい家族の条件じゃな。」


のぞむ
「でもそれじゃ、せっかくさすけがしゃべれる意味がないじゃないか。博士の発明でしょ。」


さすけ
「まあまあ、のぞむくん。博士のおかげで、ぼく楽しいですよ。」


博士
「さすけは優しいのう。飼い主の人柄が出ているんじゃろうな。」


のぞむ
「(博士、それ誰かに言わされてない?)」


Powered by Blogger.