posted on 2013年8月4日日曜日

SBRとは何だったのだろう?




のぞむ
「やあ、博士。こんにちは。」


博士
「こんにちは。のぞむくん。もうSBRは返したのかい?」


のぞむ
「うん。結局D4Cがさっぱりわからなかったけど、うん、面白かったよ。」


博士
「6部のメイド・イン・ヘブンといい、ジョジョのラスボスは難解じゃからな。ま、『奇妙な冒険』じゃから、明確にはわからんでもいいと思って読んだほうがいいかもな。」


のぞむ
「そうかもね。『奇妙な冒険』で言えば、シュガー・マウンテンのあたりはいかにも奇妙っぷりが出ていて面白かったなぁ。ああしなければ手に入らなかった遺体を手離さなければいけないという矛盾とか、あの雰囲気はなんか好きだな。」


博士
「うむ。サンドマンとか単なる敵になってしまったが、もっと謎めいていても良かったかな。」


のぞむ
「後半の敵はしょっぱかったねぇ。なんとかの世界っていうやつとか、卑怯者とか、パフュームの歌みたいな奴とか。あ、マジェンドはいいダメ人間っぷりだったかな。どうすんだろ、あれ。カーズやディアボロと違って自分で死ぬ選択肢は残ってるけど、アイツ無理だろうな~。」


博士
「ジョジョの敵は基本クズヤローだが、大統領がずば抜けすぎていたからな。Dioもなかなかのクズっぷりだったろう。」


のぞむ
「うん。母親のことを水に流すと言ったのは軽くショックだったよ。ウェカピポも消滅させる必要は無かったんじゃないかな?大統領のスタンドを見切ったあたりは流石の切れ味だったけど、まぁ、最期がああいう形なのは一部への回帰なのかも知れない余韻を受けたけどね。」


博士
「『体をジョースターに返す』といったところか。では、シェルターの中には?」


のぞむ
「ジョニィが最後持っていたのが、ジャイロの遺体か聖なる遺体か、という議論があるけど、ここは敢えてDioの遺体っていう新説を。シェルターの中は空。聖なる遺体はルーシーが隠し持っている。ルーシーが施錠したでも良いけど、大統領への想いを考えると、大統領の作ったものには入れないかなぁ、と。」


博士
「ほう!なかなかの新説じゃな。ジャイロの遺体は見付からなかった、でいいのかな?」


のぞむ
「うん。ジョニィにはジャイロの遺体として渡したのかも知れないけど、ジョニィも違うのを分かってて受け取った、とか。そもそも、違う世界のジャイロを連れてきて、っていう大統領の取り引きは無駄なんだと思うんだよね。大統領を追い詰めて、後をジョニィに託して死んでいったジャイロこそがジャイロなのに、違う世界のから連れてきてもね。6部のFFと一緒だよ。『さよならをいうのがあたし』みたいな。大統領は6部を読むべきだね。」


博士
「なるほど。一巡後のパラレルの世界とはいえ、志は受け継がれている、とな。それでは遺体は一体誰のものじゃったのか?」


のぞむ
「それこそ軽々しく言えることじゃないけど、聖人もこの世界の基準と違う、とかのがいいかな。所有者のみが幸福になって、害悪は誰がおっかぶれば、なんて本当の聖人の発想かい?プッチ神父の遺体説くらいでいい気がするよ。そして最後はルーシーもその魔力に取り付かれて…。」


博士
「途中までルーシーべた褒めじゃったのにな。」


のぞむ
「悪いって訳じゃないよ。人間の弱さはどこにでもあって、ほんの少しのきっかけでどこまでも行ってしまう、的な部分が描かれてもいいかなぁ、と。何だかんだと、スティール氏だけが生き残る、みたいのもあるかな、とか。」


博士
「ポコロコのその後はどうなんじゃろうな?あのスタンド、いつかいなくなるんじゃろうからな…。」


のぞむ
「うん。ヒガシカタは8部に繋がるらしいからいいとして、あれはなんだったんだろうね。悪魔の手のひらは関係してるのかな?」


博士
「で、だ。大統領およびD4Cの話がさっぱりなのは意図的かい?」


のぞむ
「うーん、大統領とD4Cはどうとらえたもんか、まとまりが付かなくてね。それだけで一回分になるんじゃないかと。」


博士
「まぁラスボスじゃが、最後の敵ではなかったしな。じゃあ、次回は難解なフィラデルフィアあたりからいくかい?」


のぞむ
「そうだね~。ちゃんと理解出来てないけど、そこいらからいってみますか!」


博士
「なるべく間を空けずにな。」


のぞむ
「・・・うん。」


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