posted on 2013年9月30日月曜日

【新聞一面】サイバー防衛 日米指針に



博士
「今回も有事の際の話じゃな。1978年に策定された『日米防衛協力のための指針』に新たにサイバー攻撃への防衛を盛り込むということじゃ。」


のぞむ
「サイバー攻撃って今や深刻な問題になりかねないからね。実際、直接戦争の引き金にはなってなかったと思うけど、可能性は十分あるし水面下の情報戦においては既に何かあったかもしれないし。」


博士
「そうじゃな。サイバー空間は、陸・海・空・宇宙に並ぶ『第5の軍事作戦領域』と呼ばれているそうじゃ。」


のぞむ
「あ、宇宙もそうなんだ。衛星とかミサイルとかも宇宙空間だしね。けど宇宙はもちろん、陸・海・空だってコンピュータで管理してるんだから、ある意味最重要かもね。」


博士
「うむ。時代に合わせた見直しとも言えるが、実際中国などがサイバー攻撃の研究をしているとされ、それに対処するためとのことじゃ。」


のぞむ
「人口が多い中国は優秀な人材が多そうだからね。ネットなんかはアメリカや日本に比べて遅れてるイメージかあるけど、ネット自体がそんなに歴史あるもんじゃないから、爆発的に伸びているようだし。」


博士
「政府が力を入れているのも大きいな。国を挙げて人材を集め、予算をかけて、技術を開発する。そしてその目的を欧米に対抗するためとし、経済はもちろん、軍事力にまで応用させかねないという懸念じゃな。」


のぞむ
「うーん、具体的な脅威が目に見えると怖いね。ぼくらはネットが便利で楽しくて使っているけど、同じ土俵で世界を牛耳ろうとばかりに使ってる人もいるってことだもんね。」


博士
「この指針は、97年に朝鮮半島の有事を想定して米軍への支援強化を目的に抜本改革されちょる。今回さらに中国や北朝鮮を含めたアジア・太平洋地域の安全保障環境の変化に対応するために最改定するとのことじゃ。」


のぞむ
「そっか、以前から想定する相手はいたんだ。けど最近こんな話ばっかりだけど、相手を疑って防衛する手段を講じて、それでいて友好関係を築きたいって、根本を無視した対処療法だよね。」


博士
「そう簡単にはいかん、というのもよく言っているが、国あっての友好であり、共存じゃからな。どちらも同時に進めていくしかないんじゃろう。」


のぞむ
「今は国民のレベルでも反日・反中国の声がお互いから聞こえるもんね。こうした声が積み重なって大きな動きになるのが怖いよね。」


博士
「文化や歴史の違いから、究極的には理解は出来んのかもしれんが、それぞれの違いを受け入れていけるようになればいいのじゃがな。」


のぞむ
「けど、中国や韓国に好き勝手にさせると、とんでもないことをしそうだし、こっちからしたらいいががりみたいなこともすぐ言うし。」


博士
「売り言葉に買い言葉、じゃな。総じて文句を言い合うのはネットだったりテレビのインタビューだったり、一方通行じゃよな。お互いに相手を直接知らん人通しが匿名で言い合っている。」


のぞむ
「けど面と向かったら手が出る人もいるだろうし、言うべき意見なのに怖くて言えなくなる人もいるだろうし。」


博士
「それはそうだが、ちゃんと交流がある人同士では、もちろんぶつかったり理解出来んこともあるじゃろうが、お互いのいいところを認めあったり出来てる人達もいるじゃろう。だから、なかなか機会は少ないが、交流を広げることから相互理解が始まるのかもしれんな。」


のぞむ
「国際交流か~。言葉の通じる日本人だって友達の少ないぼくには難しいな~。」


博士
「うむ。ではそこから広げていけばよい。ネットの匿名だって、広げていけばそこから視点が変わることだってある。要はのぞむくんに出来ることをやってみればいいんじゃ。」


のぞむ
「なるほど。うまいこと励ましてるね、博士。で、今日の話のオチは?」


博士
「そういうこと言うからかわいくないんじゃぞい。

  えーと、サイバー攻撃はしない・させない・開発しない、これでどうじゃ。」


のぞむ
「非核三原則みたいだね。でもなんかそれいいかも♪」


博士
「今日もまたワケわからんところに行き着いてしまったな…」


posted on 2013年9月29日日曜日

【新聞一面】安保理シリア決議採択



博士
「今日は、緊迫するシリア情勢の話じゃ。」


のぞむ
「内戦が始まってからかなり経っているよね。国連の争点は化学兵器の使用についてだけど、市民のためにも早く終わらせて欲しいよね。」


博士
「うむ。内戦は2011年から続いていて、もともとは国内の民主化を求めるいわゆる『アラブの春』の延長とのことじゃが、実際はシリア国外からの勢力も多く、宗教的な対立やテロリストの存在など、混乱を極めているそうじゃ。」


のぞむ
「もともと火種の多そうな地域だよね。その国が化学兵器なんて持っていたら、他国への影響も大きいもんね。だからアメリカなんかはアサド政権を退治したいわけだ。」


博士
「イラク戦争もそうじゃったが、国連の介入とは言っても結局は『世界の警察』を自認するアメリカと、そのアメリカに主導権をとられたくないロシアなどの国との駆け引きになっているのが現実じゃな。たしかに化学兵器はいかん。が、それ以上に国際的な火種にもなりかねん恐れがある。」


のぞむ
「この前自衛隊の集団自衛権の話をしたときに、命を守るための人道的な大義名分云々って言ってたけど、それすらも次の主導権争いに利用している節もあるよね。」


博士
「外交や国際政治となると、国内のそれよりもさらに複雑で様々な思惑が絡み合っておる。じゃが、まとまるのを待っておったら多くの命が失われてしまう。『化学兵器の廃棄』という形で介入することで、内戦状態を落ち着かせることが出来るのは、ひとまずよいことなんじゃろう。」


のぞむ
「イラクのときのような泥沼はカンベンだね。」


博士
「そうじゃな。今回国連、というかアメリカはアサド政権の打倒までは言っておらんが、今回の決議を順守しない場合には制裁を行うといっておるから、落としどころを間違えるとイラクの再現となることだって十分考えられる。」


のぞむ
「実際、いつ頃までに決着がつくのかな。」


博士
「来年前半までに全廃、とのことじゃが、最大の難関であろう現地視察などはすぐに行われるし、撤廃に向けた段取りも11月頃にはあらかた決まる。それが順調に進んで、来年前半との計画じゃの。」


のぞむ
「現地視察って言っても、隠蔽やら虚偽報告やらいろいろごまかしそうだよね。時間稼ぎだってするだろうし。そこでモメると一気に過熱するか、後ろが延びるか、いずれにしても平和が訪れるのには時間がかかりそうだね。」


博士
「化学兵器の撤廃だけが平和の条件ではないしな。政権もそうじゃが、様々な問題が根強く残っている地域なだけに、緊張はまだまだ続くの。」


のぞむ
「長期化することで日本への影響だってあるかもしれないしね。それこそ石油ルートや中東の国々との関係によって輸入そのものにも影響するかもだし。」


博士
「そうじゃな。結局国連ではアメリカとロシアの主導権争いの図式になっておる。日本は当然アメリカ側じゃが、ロシア側を支持する諸国との関係にも影響するな。」


のぞむ
「アメリカとイランで核開発について話し合いをしているよね。穏健に進んでいるようだけど、その辺にだって飛び火することだってあるだろうしね。」


博士
「ほう。三面なのによく読んでいたな。今のところ直接は関係ないが、アメリカの置かれた状況が変わることでイランの出方が変わったり、他の諸国がからんできたりすることだってあるかもしれん。本当に外交というのは複雑に絡み合っている。」


のぞむ
「これも、ね。ホント根本的なものを絶たない限り対処対処でしかないんだろうけど、人種だったり宗教だったり歴史だったり、根本的にどうしようもないものを抱えているからね。どんなに時間をかけても埋まらない溝ってあるのかね。」


博士
「歴史が証明している部分もあるから、簡単ではないのは事実じゃが、人類の英知が進歩することによって必ずや解決できると思いたいな。そのためにはこうした現状や歴史、それぞれの意見などをもっと広く知る必要もあるな。」


のぞむ
「そうだね。今回の内戦のことだって、ニュースで耳にして知ってるくらいで、具体的なことは何も知らないもんね。背景が複雑で難しいし、遠い世界のことで実感が湧かないのをいいことに詳しく調べることもしないしな。」


博士
「まぁいきなり全てを知ることは難しいし、そのためにそうした専門家もおるのだが、これも興味・関心を持つところからじゃな。それを続けていけば知識も貯まるし、もっといろいろなことが見えてくるかもしれん。」


のぞむ
「博士も良く分からないことが多いんだね、この辺の話については。あ、決して非難したり制裁をするとかいうわけではないからね。」


博士
「むむむ。のぞむくんに同情されちまった。わしも勉強せんとな、とほほ。」


posted on 2013年9月28日土曜日

【新聞一面】みずほ銀 組員らに2憶融資



博士
「今日は銀行の不祥事の話題じゃな。みずほ銀行はまた業務改善命令を受けたのか。何度目じゃ?これで。」


のぞむ
「2000年以降で7度目だって。2年ぶり7度目。甲子園ならなかなかの常連校だね。あ、常連行、か。」


博士
「今回は暴力団員と知りながら融資を行い、それを2年以上放置した、とのことか。貸出先は個人で、暴力団の資金となった訳ではない、ということじゃが。」


のぞむ
「暴力団員がベンツ買うのにローン組んだってこと?今時の暴力団は車買うのにローンとか組むんだ。」


博士
「230件、という数字から、購入した車を売ったりして資金を得ているとも考えられるよな。

  反社会的勢力との取引を禁じているとのことじゃが、まさか勤め先に○○組とは書かんじゃろうし、具体的にどのような落ち度があったのか、よく分からんな。」


のぞむ
「悪いことは悪いんだけど、これまでの大規模システムトラブルとかと比べると、地味っちゃ地味だね。」


博士
「法令遵守を担当する役員で止まっていて、経営トップまで話が伝わっていなかったことも問題視されちょる。 そういう意味で業務改善命令は適切ではあるがな。」


のぞむ
「みずほ銀行って、もともとどこの銀行が合併したんだっけ?」


博士
「日本興業、富士、第一勧業の三行じゃ。いったんはみずほ銀行とみずほコーポレート銀行の二行に再編したらしいが、今年7月に合併してひとつになったそうじゃ。」


のぞむ
「システムトラブルの時もそうだったけど、元々の銀行同士の人やシステムでうまくいってない印象があるよね。」


博士
「うむ。今回も合併直後に公になったことから、そうした部分を改めて問題視する声もある。金融庁の調査で発覚したとのことじゃが…」


のぞむ
「内部告発とか、そういう可能性もあるんだろうね。」


博士
「どこまでが内部と言うべきなのか、分からんがな。

  確かに反社会的勢力への融資など、資金提供につながることは、一般市民の生活を脅かすことになるからいかんことじゃ。ただ、今回の件はどっちかというと、法令を守ること以上に大事なことを作ってしまっている組織自体の問題なんじゃないかと思うな。」


のぞむ
「銀行って特殊な組織っぽいよね。やっぱり大和田さんみたいな人がいるのかな。」


博士
「うむ。良くも悪くも強引な手腕を持つ人はいるじゃろうな。あれだけの大きな組織だし、扱っているものもお金という全国民の生活に影響するものじゃしな。」


のぞむ
「お金のあるところには悪い人も寄ってくるしね。せめて銀行の人はいい人であって欲しいね。暴力団とつながっていたりして欲しくはないけど、偉いさんや政府の人だって、悪い人はいるかもしれないね。」


博士
「そうじゃな。法令遵守は当然じゃが、法令を詳しく知っている者ほど、その穴も見つけやすい。皆の為に正しくお金を扱える人であって欲しいな。」


のぞむ
「なんか含みのある感じだね、博士。」


博士
「なんじゃかな。記事の意図もよくわからんかったしの。誰得なんじゃろうか、と。暴力団が違法に車を買うわけでもないなら、法令違反の意識もお互いに少ないじゃろうし。でも、いかんことはいかん。」


のぞむ
「金融庁がちゃんと管理してるのかってところも不安はあるよね。」


博士
「うむ。大きなお金の動く所に大きな力があったりするからな。だからこそ、小さなことでも公にして世間の目に曝させる必要はあるんじゃろうがな。」


のぞむ
「そうだね。結局これが大きくなって、暴力団が不正に資金調達する、とかにならなければいいんだもんね。」


博士
「お金を扱うということは責任が重いもんじゃからな。本当に、くれぐれも正しく平等に、皆のお金だということを心して扱って欲しい。」


のぞむ
「以上、博士からのお願いでした!」


posted on 2013年9月27日金曜日

祝!東北楽天ゴールデンイーグルス パ・リーグ初優勝!!



のぞむ
「いや~、ついにやったね!イーグルス初優勝!時間の問題ではあったけど、ファン歴7年目としては感慨深いね。」


博士
「やったね!

 けど、広島は16年ぶりのAクラスじゃぞい。それを思えばなんのその。じゃが、今年の楽天は結果から見たら圧勝かもしれんが、なんかこう、勢いというか気持ちの面でここぞというときを乗り切ってきた感じがして、ドキドキハラハラした分、頂点に達したときの感動があったな。」


のぞむ
「今年はあんまり見てなかったんだよねぇ。CS放送も入らなかったし、ニュースもそんなにがっつり見てなかったから、実際最近の選手なんかは名前と成績、あとはプロスピで顔や特徴覚えたくらいだもん。」


博士
「プロスピの聖澤の顔はひどいな。ゴツゴツしすぎじゃ。昨日久しぶりに見たが、細くてシュッとしているもんな。忘れてたよ。」


のぞむ
「ひどいなぁ、博士。ブラウンっ子のヒジリをないがしろにするなんて。けど、銀次とかもそうだけど、プロスピはゴツゴツ感がちょっとね。もっとしゃくれでいいのにね。」


博士
「そんなプロスピの話は今日はええ。昨日は久しぶりにBSで放送しておったな。優勝が決まるかもしれない試合ということで、急遽の放送じゃったみたいだが。」


のぞむ
「うん。久しぶりに生で試合を見たんだけど、途中までは『なんだよ、去年までの楽天と変わんないじゃん』って思うくらい、微妙な試合展開だったね。優勝のプレッシャーなのか、とも思ったけど、美馬はいつまでたっても球が高いし、銀次は明らかな内野安打なのにベースに足つけてて送球取れないし、嶋は淡白に初球打ちとかしてるし。」


博士
「ベンチのムードも悪かったな。ロッテも勝っておったしな。」


のぞむ
「うん。もう今日の優勝はないからプロスピやろうかと思っちゃったよ。」


博士
「思いとどまってよかったな。日ハムの逆転か?それともブルペンの田中を見てか?」


のぞむ
「田中だね。最初は優勝目当てで西武ドームに来たのに散々な1・2戦のお詫びにファンサービスとして出ていっただけだと思ったよ。ペットボトルしか持ってなかったし。」


博士
「まぁ普通ブルペンへ向かうピッチャーをあの時点からは映さんからな。」


のぞむ
「で、5回にチャンスを一度作ったけど、AJのニコニコ三振。」


博士
「あの時はニコニコしておらんかったろう。ま、凡退してもニコニコなのが、若い選手に勇気を与えたという話もあるがの。じゃが、あのチャンスを逃して、さらにプレッシャーがかかって、昨年までのイーグルスならあそこで終わっておったな。」


のぞむ
「で、7回にまた田中が作り始めたらだよ! 5回とおんなじチャンス!

 けど、アウトカウントも多かったし、藤田で止まって銀次は正直キツイかなと思ってた。」


博士
「銀次のアレも『魂込めて』じゃよな。打った瞬間はダメかなと思ったが、飛んだコースも良かった。止めた片岡も見事じゃったな。投げなかったのもあの時点では正解じゃろう。」


のぞむ
「無理して投げてファーストが銀次って点を与えるなら、AJ勝負のほうが確率高かったもんね。」


博士
「実際、AJも引っ張り意識が強くてファーストストライクの見逃し方を見ていたら、さっき一点入らなかったのはキツイなって思ったもんな。」


のぞむ
「けど、さすが優勝請負人!ここぞの勝負強さだね。守備体系も引っ張り警戒だったろうから、打った瞬間逆転を確信したよ!」


博士
「突っ込んだことに関してはどうじゃ?」


のぞむ
「三塁で止まってマギーでもう一点、がベストと思ったんだけどね。ピッチャーも浮き足だってくるだろうし。ま、逆転はしたし、ホームアウトでもニコニコで一気にムードは良くなったもんね。」


博士
「しかし、あれが今年の楽天の強さじゃろうな。というか、やはり田中が出てきたことによるものなのか。だとすると本当に神がかっておるな。」


のぞむ
「本当だよ。アレだけでグッジョブだよ。いずれにしても優勝はどこかで決まるから、次の先発にしっかり備えて不敗記録を完結させて欲しいと思ってたもん。」


博士
「本当に自分の記録はどうでもよく、チームの優勝が一番欲しかったんじゃろうな。これまでの言葉に嘘偽りが全くない男じゃの。」


のぞむ
「うん。でもこの時点ではまだ投げないんじゃないかと思ってた。逆に田中頼り、田中頼みのチームじゃなく、ブルペンを総動員してでも勝ちきるべきだと思ってた。田中を残して全員投げさせるとか。最後は仙台の英雄斎藤隆で。」


博士
「それもありじゃったかもな。しかし7回もハウザー続投。」


のぞむ
「ちょっとヒヤヒヤしたなぁ。制球が良くなかったし。まぁあれが持ち味なんだろうけど、7回を投げきってガッツポーズしたときは、正直お疲れっ!って思ったよ。」


博士
「美馬の交代もワンテンポ遅れたしの。けど、星野監督はハウザーをあえて栗山に投げさせたかったのかもな。ハウザー自身は気にしてなかったようじゃが、今後のことも考えて、とかだったらホントに名将じゃ。」


のぞむ
「星野監督は・・・認めるよ!名将だよ!チームをこれだけ機能させて、ナインとの信頼関係を見れば、悪口が遠吠えになるだけだし。

 まぁ星野監督評論はまた後でするとして、8回のわくわくさんも見事だったねぇ。」


博士
「この試合、今年の楽天の強さ・脆さ・勢い・波を全て含んでいて素晴らしい試合じゃったと思うが、西武ライオンズの気迫や集中力・粘りといった要素が試合をさらに引き締めたな。」


のぞむ
「敵ながら見事だよ。まぁ前日まで痛い目に合っているし、前日の片岡のサヨナラなんか、ホントにノッてるときの強い西武だったしね。だからこそ、ここで優勝できなくても仕方ない、ここで優勝できる力を来年以降つけていけばいいってネガティブに思っちゃったくらいさ。」


博士
「で、涌井が三者三振。そしてハウザーのアクシデント。」


のぞむ
「8回行ったなら最後までって思ってたところだからねぇ。隆さんが出たときは、あ、9回田中かなって思った。まさか隆さんにイニングまたがせないだろうし。点差があったら9回は小山に投げさせたかったなぁ。なんてったって創成期メンバーで一軍にいたのって小山だけでしょ?」


博士
「そうじゃなぁ。でも追加点どころか涌井にあっさり抑えられて9回裏へ。この時点でロッテの猛追があったようじゃな。」


のぞむ
「ホントだよ~。武田寿司の大将~。押し出しとか、どんだけ盛り上げんのさって思ったよ。どうせならもっと早くつかまって、田中を出さずに終わってもいいくらいに思ってたし。」


博士
「9回裏、田中の登板直後じゃったか、ロッテが負けてマジックが1になったのは。」


のぞむ
「まぁ行く気でいたろうから、ロッテが勝とうが今日のチームの勝利のために投げたろうね。あいつはそういう男だよ。大記録を見守りたいファンの気持ちをさらに熱いところへ持っていくスターだよ。」


博士
「9回裏も西武が気迫溢れる攻撃をしてきたな。先頭の鬼崎のヘッスラといい、バントを失敗した後のヘルマンの顔といい。」


のぞむ
「ヘルマンの顔はネタでしょう、博士。けどヘルマンだって片岡だって送りバントはうまいはずなのにファールしちゃう直球って。でもそれで心が折れずに向かっていった結果のヘルマン四球で片岡のバント成功なんだろうね。」


博士
「西武ベンチの盛り上がりが田中に火をつけた、とも言われておるがな。」


のぞむ
「以前も9回に勝ってて盛り上がる西武ベンチ→逆転されてうなだれる西武ベンチっていう画像があったね。」


博士
「状況も緊迫感も違うがな。西武は楽天とは違った勢いがあるからな。底抜けな明るさが生む勢いってやつかな。

 それはさておき、一死2・3塁で三番栗山、四番浅村を迎えたな。」


のぞむ
「どの段階で全球ストレートを決めたんだろうね。栗山の2球目でピクッと動いて見逃したとき、もしかしたらって思ったけど、バッターのほうが迷っちゃったんだろうね。『このストレート待ってて変化球来たら打てねぇぞ』って。」


博士
「栗山は2球目で迷ったまま3球勝負に持ち込まれたな。浅村も、まさかとは思っていたが栗山の打席で既に飲まれてしまっていたのかもしれん。」


のぞむ
「あれ、嶋のサインなんでしょ?田中も一回も首振らなかったっていうし。野村監督だったら絶対許さないよね。」


博士
「田中の投げたい球を分かってたんだろうな。冷静に見れば、スプリットが高めに浮いていたとか変化球は見られているとか、ヘルマン片岡の打席で感じていたのかもしれん。けれど、若いとはいえ100打点をマークしてそれこそ勢いのある四番相手じゃからな。信頼はしていても勇気のいったことじゃと思うぞ。」


のぞむ
「最後もスプリット投げてくれって思ったけど、直球が外角低めのこれ以上ないコースに行ったからね。あれを打てる打者は日本には、いや世界にもいないだろうね。」


博士
「玄人もどきの浅はかな杞憂すらねじ伏せてしまったわけじゃな。」


のぞむ
「玄人もどきとは失礼な! ま、9回も落合監督なら投げさせないだろうなぁとか思ってたけど、星野監督は『投げたいだろうから』って投げさせたそうだし、ホント今の楽天はぼくなんかいなくても十分勝っていける力があるよ。」


博士
「君はただのファンであってチームには最初からいないぞ。

 しかし、あれだけ劇的に優勝を決めるというのは、野球ファンだけでなくても大きなインパクトを与えられたな。素人玄人問わず、有無をも言わさぬまさに圧巻じゃ。」


のぞむ
「キャンプのときに、『今年の野球の中心は楽天だ!』って言ってたらしいけど、その中でも田中将大がど真ん中だったわけだね。」


博士
「祝勝会も遅い時間じゃったが、本当に嬉しくて楽しそうじゃったな。数少ないが創生期からのメンバー、野村監督時代の躍進を知る者、星野監督の信頼を勝ち得た者、歴史は浅いがそれらがひとつに結実した瞬間じゃったな。」


のぞむ
「ここに直人や草野、山崎はもちろん、朝井や憲史、磯部、あ、岩隈だっていて欲しかったなぁ。リックだってホセだって、あぁあげればキリがないや。」


博士
「そうじゃな。それぞれ思い入れのある選手とも優勝を共に分かち合いたかったな。じゃが、このメンバーで戦ってきて、そして勝ち得た優勝じゃ。チームの中じゃって、活躍した選手・不完全燃焼じゃった選手がいるじゃろうし、チームとしての喜びと個人としての喜びや悔しさ、それぞれがこの先のクライマックス・シリーズや日本シリーズ、そして来季へとつながっていくのじゃ。

 優勝はこの瞬間にいたものしか味わえん。じゃから、この瞬間のためにみんな頑張るし、勝ち取るためにチーム内でも競争がある。銀次や枡田に代表されるが、野村監督で優勝しても悔しさの残る優勝じゃったかもしれん。勝ち残ってきたからこそ味わえる達成感に浸ってもらおう。」


のぞむ
「次の日からは日本一への挑戦者だからね。リーグ優勝の美酒を味わうにはまた来年一年、頑張って怪我をせず結果を出して、そこへ辿り着くしかないんだからね。」


博士
「そうじゃな。まだまだ語っていたいが、まだこれからも注目の戦いは残っておるし、今年見てこなかった分、プレーオフには注目してみていこう。

 それにしても見ごたえのある試合じゃったな。で、今日の試合は?」


のぞむ
「えっ、今日も試合してんの?」


博士
「何を言っておる。昨日の試合を振り返るだけで今日の試合がないがしろじゃ困るな。今日はお疲れでロッテに大敗じゃ。まぁ主力は休養じゃし明日は試合がないからゆっくり休んで次の戦いに備えて欲しいの。」


のぞむ
「今度は試合を見ながら語っていこうよ。次の日更新は大変だよ。」


博士
「お、実況風じゃな。なんj民に失笑されんように盛り上げんとな。」


のぞむ
「まぁたまにまとめサイトで見てるくらいだからね。あの人たちの目の付け所には勝てないよ。

 さ、長くなってきたし、そろそろ締めますか!」


博士
「そうじゃな。改めまして、東北楽天ゴールデンイーグルス、優勝おめでとう!!」


のぞむ
「おめでとう!! そしてありがとう!!!」





【新聞一面】柏崎刈羽きょう再稼動申請



博士
「今日の一面は、柏崎刈羽原発の・・・」


のぞむ
「えーっ!楽天優勝じゃないの!! 一面にホラ、写真つきでホラ!」


博士
「楽天の話題は別でやるわい。一面トップを扱うコーナーとしては、今日の内容は大事容じゃぞい。」


のぞむ
「柏崎刈羽原発か。確かに大事な問題だね。以前、東電の社長が新潟の知事に公開説教されてたやつだよね。」


博士
「県の了承を得る前に申請準備を進めていたとして、安全よりお金が大事とか言われちょったな。」


のぞむ
「ここの原発って7基合わせると一ヶ所の原発としては世界最大なんだってね。しかもそれが東京や首都圏のための電気なんだし、地元の人にしてみればよっぽどちゃんとやってしかるべきだよね。」


博士
「原発があることでの雇用や地域財源にも影響するわけじゃから、一概に無くていいともいいきれんが、福島の事故を受けての住民感情としては、無くせるもんなら無くしたい、じゃろうな。」


のぞむ
「無くなる可能性だってまだあるんでしょ?申請していいよって承認が出ただけなんだし。」


博士
「そうじゃな。今後も東電と新潟県が並行協議をし、第三者である原子力規制委員会の審査を経て、最終的に地元が再稼動を同意して、初めて再稼動に至る。この前のような不手際が今後の協議で発生すれば、即アウトになりかねん。」


のぞむ
「地元民としては、どんなにリスクを減らされてもリスクがゼロになるわけではない以上、よっぽどの安全管理と万が一の保障、地元への還元などがないと、OKは出せないよね。既にある以上は、再稼動させるか廃炉にするかの2択しかないわけだけど、廃炉にするにも時間がかかるし、将来的な地元の安泰くらいしかメリットがないけど、安全に稼動させられると信用できるかどうかだよね。」


博士
「うむ。その信用を最初の段階で疑ってしまう出来事があったからな。相当のハードルで行われることは必至じゃな。脱・原発などの議論も、安倍政権になっていったん下火になってしまったが、未来永劫決着がついたわけではないしな。」


のぞむ
「代替エネルギーの問題もはっきりしていないし、それこそ地球温暖化やエネルギーコストとかいろんな問題が複雑に絡み合っているから、簡単には出せない結論なんだろうけどね。でも『今すぐ結論は出せない』っていう結論は出ちゃったってことなのかな?」


博士
「今の生活を捨てる、という選択肢は総意としては採用されなかったということじゃろう。今の生活が不便になってでも原発はいらない、と本気で思っていた人もいた筈じゃが、社会全体としては受け入れられんかったようじゃな。」


のぞむ
「選挙の結果でそうなっちゃったのかな。選挙っていろんな政党のいろんな公約が入り混じっていて、勝った政党の意見を全て肯定したわけじゃないのにね。それこそ、国民投票でもやらないと納得できない人もいるんじゃないの?」


博士
「今回の柏崎刈羽の審査が大きな役割を果たすじゃろうな。ここが再稼動出来ないとなれば、本気でエネルギー問題をどうにかせんといかんじゃろうし、するとなれば反対派も納得のいく安全対策の基準が出来る。

 また、震災から時が経ったとはまだまだ言えんが、これまでは復興や活気という面で国民に元気や勇気を与えることを優先的に社会が回ってきたが、さっきの話のように生活・社会を変える必要があるかどうかの議論も改めてしてもよいじゃろう。直接震災に関わっていない国民や企業が、今後自分たちが被災したときにどうあるべきか、原発を無くすとか無くさないだけでなく、国として社会として、方向性ははっきりさせるべきだと思うがな。」


のぞむ
「ぼくは前も言ったけど、発展発展成長成長で上り詰めていくよりも、今あるものを大事にして質を高めた生活をしていくほうがいいと思うよ。技術開発や研究はしていかないといけないと思うけど、社会にとって本当に必要なものだけが、ぼくらに届けばいいと思う。」


博士
「じゃが、発展成長がないと停滞下降につながる。それに現状維持をベースにしてしまうと、マンネリや弾かれるものが出てきてしまう。そうしたものの受け皿を作ってきたのが発展成長であると考えると、無くしていくのは容易ではないと思うぞ。」


のぞむ
「うん。ぼくもはっきり原発を無くせ!電気は使うな!車は使うな!とは言い切れないから、あいまいにしてうまいところをいただこう的な考えなのかもしれないし、周りと比べて自分だけが不利益をこうむるなら不満も持つし、どんなことでも受け入れようという覚悟は足りないかもしれない。」


博士
「じゃからこそ、そうした議論が必要なんじゃな。今回の件もそうじゃが、『再稼動ありき』で話が進んでしまうのが一番怖い。ここまできたからどうせ最後は押し切るんだろう、とか、なんだかんだで再稼動させるように圧力がかかっちゃうんだろう、とか、そういう風潮になって肝心の中身の議論がないがしろになってしまうことで、こうした議論を無意味だとか思ったりどんどん無関心になってしまうのが一番良くないことじゃと思う。」


のぞむ
「推進派は隙のない文句の付けようのない安全対策を講じていけばいいし、反対派は原発がなくてもやっていける社会を提案して心から納得させればいいし、とにかく相手のアラを探して潰していくことでなくて、徹底的な議論を重ねた上での結論であれば、そこで出た方向性に説得力が出て、賛同していく人も増えるかもしれないね。」


博士
「そうじゃな。原監督風に言えば『胸と胸を突き合わせて』議論して欲しいな。」


のぞむ
「ぼくらも一体となって真剣に考えたり、覚悟を決めていく必要があるね。損得とかだけじゃなく、自分の支持する意見を持って、この行く末を追いかけていくことで、何か方向性が見えるかもしれないね。」


博士
「最終的にみんなが満足する結果にはならんのかもしれんが、考えるだけ考えて、議論するだけ議論しきったら、概ねのことが受け入れられるようになる、ってのは都合のいい考えじゃろうか?」


のぞむ
「ううん、そんなことないよ。やるべきこともやってない人が文句を言ったって何も変わらないのは、今までの歴史が証明してるもんね。複雑で難しい問題だけど、無関心の人が関心を持ったり、関心を持った人が議論に参加したり、それぞれが一歩ずつ進めば全体として大きな前進になるよ。」


博士
「そうなっていくといいな。今後もこの件については一面で取り扱うかもしれん。そうした機会を利用して、少しでも進んでいくとしよう。」


のぞむ
「そうだね。ぼくも日常生活の中でももっと意識してみるよ。そればっかり考えているわけにもいかないけどさ。いつだってギリギリの生活してるから。」


博士
「いつだってギリギリさ!いつだってギリギリさ!」


のぞむ
「ももクロ?・・・からの田中つながりの楽天優勝ネタへ!?」



posted on 2013年9月26日木曜日

【一面】集団自衛権 海上輸送にも



博士
「今日も国際的な話題じゃが、どちらかと言うと政治的な内容かな。
  自衛隊の集団自衛権の行使に海上輸送も含める、ということじゃが、これも今どうこうではなく、今後の憲法改正に備えた見解を示した、ということじゃ。」


のぞむ
「よく分かんないね。どゆこと?」


博士
「北朝鮮や中国などとの有事の際、武力行使はいたしかたない、という認識は高まっているが、拡大解釈すれば自衛隊が世界中どこでも派遣されるようになってしまう、という批判の声を受けて、具体的な用途を示した形じゃ。」


のぞむ
「同盟国の戦争にも力を貸すってこと?」


博士
「直接戦闘行為をしなくても、例えば戦闘地域の海上の機雷撤去などを行うことも戦闘行為とみなされてしまう。じゃが、中東など原油ルートを確保することは日本の危機を救うためだとし、これも含めようという考えじゃな。」


のぞむ
「うん。原油が入ってこなくなるとガソリンも上がるし、発電にも影響するからね。それは分かる。
  けどなんか、そのことそのものを心配しているというよりは、憲法改正を有利に進めるための布石的な印象を受けるね。」


博士
「確かにその通りなんじゃないかな。改正反対派は『地球の裏側』まで派遣するのは行き過ぎだ、という論調らしいからの。」


のぞむ
「政治家ってそういうフレーズとかに食い付くの大好きだよね。ま、みんながみんな、自分達の立場に都合よく解釈しようとするから、こういう具体的な取り決めは必要なんだろうけど。」


博士
「昨日の話のような天災などによる人道的支援に関しては、命を守るため、という大義名分か一致するが、戦争なんかはそもそもが立場の違いから生まれる対立じゃからな。関わる者がみんな自分の立場で行動したらいつになっても収束せん。」


のぞむ
「ね。憲法改正の反対派は、戦争することが反対なのか、憲法を変えることが反対なのか、相手の思い通りに事を進められるのが悔しいのか、よく分かんないよね。」


博士
「それを言ったら政府も憲法を変えることが目的なのか、日本の国際的な立場を強くすることが目的なのか、自分の名を残したいのか、よく分からんな。

  そもそも、いくつもの要素が同時に含まれるから、何を基準に考えるかで答えは変わってくるもんじゃ。だからこうした議論は必要なのじゃがな。」


のぞむ
「国を守る・良くすることが目的なのは一致してると思いたいから、デメリットにどう対処するか、なんだろうね。

  この場合、国の危機を想定して解釈を明確にしたけど、それを同盟国に上手いこと使われて戦争に手を貸してばっかりになったり、防衛費がどんどんかさんだりとかなったとき、国は良くなったのかどうかって。」


博士
「国際的に貢献しているのじゃから、その後受けるメリットもあるじゃろう。ただ、それこそ立場によってメリットを受ける人、デメリットを受ける人は別になる恐れはあるな。」


のぞむ
「みんなババを引きたくないんだよね。だから、どうあがいてもメリットを受けられないであろう一般人は、デメリットがなければいいんじゃない?程度の関心しか持てない。」


博士
「戦争が無くなるのが根本なんじゃろうが、現実問題すぐには難しいじゃろうし、どんな形であれ争いは残るじゃろうしな。戦争撲滅を願いつつ、現状最も良いようにバランスを取っていくしかないんじゃろうか。」


のぞむ
「悪く言えばその場しのぎなんだよね。」


博士
「だからこそ、その次をどうするか、そのまた次をどうするか、が大事じゃな。先のことなんて分からんが、そうやって考える人を増やしていくとか、何らか出来ることをしていかんと、人類全体の進歩はない。」


のぞむ
「人類の進歩とは大きくきたね。ここでこうしてグダグダな話をしていることも、進歩につながるのかな?」


博士
「なんでも気の持ちようじゃよ。ガンバロウ、のぞむくん。」


のぞむ
「何だか分からないけど励まされてしまったぞ。ま、頑張ってみますか!」


posted on 2013年9月25日水曜日

観てないけど半沢直樹



のぞむ
「博士、半沢直樹観てた?」


博士
「いや、観ておらんかったな。最初を見逃すとどうもな。それにこんなに人気が出るとかえって引いてしまうわい。」


のぞむ
「国民の58%のほうだね。ぼくもなんだけど、DVDで観ようか原作の本を読もうか考え中なんだよね。」


博士
「原作も面白そうじゃな。『下町ロケット』とか『ルーズヴェルト・ゲーム』の人じゃよな。」


のぞむ
「中小企業の熱い男達のドラマだよねぇ。今回は銀行という大舞台だけど、映像もTBSがいい感じに暑苦しく作って良かったみたいだし。『官僚たちの夏』だっけ。あれもこの時間枠だったと思うけど、THE 昭和って感じで暑苦しかったねぇ。堺雅人も出てたしね。」


博士
「『倍返しだッ!』とか名ゼリフがひとり歩きしてしまったが、キャストも良く、名作だったようだな。香川照之の敵役はまさに怪演とのことじゃ。」


のぞむ
「博士、ちっちゃい『ツ』は別の、しかもマンガだから。
  香川照之は名優だよね。悪役が心底憎らしいとか恐ろしいって、主役を演じるより難しそうだもん。カイジの利根川も憎たらしかったけど、今回のイメージも相当残るよね。

  北大路欣也もいいよね。存在感があって。総理大臣役といえば、ぼくの中でNo.1だなぁ。」


博士
「今回は頭取役じゃそうじゃな。『華麗なる一族』のときのような剛腕頭取ではなく、いい上司という役どころだったみたいじゃが、いると場がしまるな。」


のぞむ
「華麗なる一族ねぇ。懐かしい。あのときの万俵さんは怖かったなぁ。」


博士
「同期も良かったそうじゃ。及川ミッチーや片岡愛之助、滝藤さんにいたっては日ハムの木佐貫ネタも飛び出したくらいじゃ。」


のぞむ
「あぁ、日ハムに出向して、今度は巨人の先発に戻してやる、みたいなネタをネットで見たよ。ドラマを見てなくても、そこだけで笑えた。」


博士
「それもこれも、内容が良く、視聴率も良いから話題にもなったためじゃな。タイトルの『半沢直樹』も良かったんじゃな。原作は『オレたちバブル入行組』や『オレたち花のバブル組』じゃからな。」


のぞむ
「昭和テイストのダサい感じはそれはそれでいいけどなぁ。まぁやっぱりインパクトはあるかな。『あまちゃん』が『おらたち海女のアイドル組』とかだったら、微妙だったかもしれないし。」


博士
「ぷっ。なかなか面白いタイトルつけたな。あまちゃんも今週がラストじゃな。また改めて語ってみよう。あれも名作の部類じゃろうし。」


のぞむ
「そうだね。ま、半沢直樹も話の筋については全く話してないんだけどね。やっぱり原作を読みたいなぁ。今からドラマを見ても話題の部分に振り回されちゃいそうだなぁ。原作読んで、ちゃんと噛み砕いてからドラマを見たいかも。」


博士
「本もよく売れているようじゃしな。池井戸先生の本はリアリティがあるよな。堅いところは堅いし、ゆるいところはゆるい。また、出てくる人の悩みや考え方も人間臭さが出ておる。」


のぞむ
「難しい話だったりしても、出てくる人たちが等身大だから、感情移入もしやすいよね。そう考えると、堺雅人をはじめ今回のキャストって超一流エリート集団って感じだよね。あ、一流銀行マンだからそれでいいのか。逆に、下町ロケットとかのドラマを見たいかも。」


博士
「WOWOWかなんかでやってなかったっけな?そのうち地上波でも制作するかもな。視聴率も取れそうだし。」


のぞむ
「最近のドラマは視聴率って取れないもんね。平成の最高が『ビューティフルライフ』って、あの手のトレンディードラマ(笑)って今はもう流行んないんだね。一昨年の『家政婦のミタ』とかもそうだけど、恋愛ものってもう出尽くしちゃったのかな。それとも、今の時代の恋愛ってドラマ仕立てにしづらいとか。」


博士
「確かに時代が変わっていることは大きいんじゃろうな。昔は、胸に秘めた密かな想い、とかに多くの共感が集まったが、今はオープンだったり、笑いの要素が強かったり、みんなでワイワイ楽しくやるのが主流で、じっくり恋愛に浸るとかがないのかもしれん。草食系・肉食系など両極端なんじゃろうかの。」


のぞむ
「昔は連ドラ観るのが楽しかったけど、今じゃ毎週観るのが大変だったり、2時間もの一本で済ませたりが多くなってきたなぁ。ネットだったり、DVDだったりいつでも見られるメディアが増えてきたせいもあるのかなぁ。」


博士
「ふむ。じゃが、時代は回っていくものでもあるから、いいものならまた巡ってくることもあろう。今のテレビは単なる焼き直しで古い映像や歌などをまとめた番組を多くやっているが、そこからさらに突き抜けてこそ、次の時代の主流は来るんじゃろうな。そういう意味じゃ『原作がしっかりしたもの』というのがこれからのキーワードになるかもしれん。」


のぞむ
「昔のトレンディー(笑)ドラマは、どっちかっていうと脚本家次第ってイメージがあるよ。」


博士
「そうじゃな。ただ、時々ニュースで映像化や映画化、舞台化において原作者の意図に反した制作側の言動で揉めているということも聞く。」


のぞむ
「土屋アンナの舞台とか、ヤマザキマリの、あれは出版社とだっけ?原作好きには原作者がないがしろにされた作品は応援したくなくなるよね。」


博士
「うむ。メディアのあり方や業界の体質など、様々なものがこれから見直されてくるかもしれんな。テレビや舞台など人目につくところが大きくてエライわけではなく、それを支える人々が脚光を浴びるようになっていかんといけないのじゃろう。」


のぞむ
「横暴なメディアに倍返し! いや、9倍返しだ!」


博士
「何じゃその半端感と、無理矢理半沢感・・・」


【一面】日加で物資相互提供 シェールガス輸入も



博士
「むむむ、二日目にして難しい話題になってしまったな。」


のぞむ
「そうだね。前提がPKOとか大規模災害などの有事の場合に自衛隊とカナダ軍の間で物資を融通し合う、って一国民にはあんまり関係のない話だね。」


博士
「東日本大震災の時、世界各国が日本を援助してくれたが、人道的支援は緊急特例的に行われてきているからな。

  ただ、平時から取り決めをしておくことで、有事の際スムーズに事が運ぶから、これはこれでいいのじゃろう。」


のぞむ
「今日は博士の人脈から、自衛隊の幹部や傭兵あがりの猛者達がやって来るの?」


博士
「いや、それほど具体的な話でもないから、彼らは呼んどらん。今回は、これにかこつけてカナダからシェールガスを輸入するという点がポイントじゃろう。」


のぞむ
「ホントに傭兵の知り合いいるのかよ… 冗談のつもりだったのに。

  で、シェールガスって何?」


博士
「従来のいわゆる天然ガスとは違う層から取れるガスらしいの。新たな資源として、1990年代からアメリカで注目されてきたそうじゃ。」


のぞむ
「へぇ、最近のことだね。石油と同じように天然ガスも無くなっちゃうって言われてるもんね。どんどん掘ればいいよね。」


博士
「そういうわけにもいかんようじゃよ。従来とは異なる層にあるため、技術的に難しいとか、コストの問題、各国の利権問題、はたまた温室効果が従来のガスより高いなど環境面の問題もあるらしい。」


のぞむ
「利権の問題が一番でかそうだね。レアメタルを中国が独占してるとかなんとか、そんな話も前にあったよね。」


博士
「今回も中国が絡んどるらしい。カナダのエネルギー大手の会社を中国企業が買収するとのことで、争奪戦になるようじゃ。中国国内にもシェールガスはかなり埋蔵しているようじゃから、いずれはレアメタルのようになっていくのかもしれん。」


のぞむ
「ふーん。山崎豊子の『不毛地帯』みたいだねぇ。頑張れ!日本企業!」


博士
「新たなエネルギーが発見・発掘されても、省力化や再利用など根本的な問題を解決しないと、資源が無くなるまで同じことの繰り返しなのじゃがな。

  原子力に頼ることの危険性もあらわになったことじゃし、生き長らえることも必要じゃが、その間に世界中が協力していい方法を見つけていって欲しいもんじゃ。」


のぞむ
「ねぇ、なんでカナダは『加』って書くの?」


博士
「…飽きてきおったな。外国を漢字で表すのは中国から伝わった国が多いからのようじゃ。中国は当然ながら漢字だものな。

  字自体は画数が少ないとか、音が近いとかが多く、要するに当て字じゃな。無理矢理意味を当てているものなどもあるし、法則などかあるわけでもないから、こういうもんだって思うしかない。」


のぞむ
「ふーん。一面トップって難しいね。同じ一面に北海道の列車トラブルが写真で出てたけど、そういう方が話題性高そうじゃない?」


博士
「いろいろバランス何かがあるんじゃろうな。社会・経済・政治・国際など、いろいろ扱う必要もあるのかもしれん。こういう日は、新聞各紙見比べるのもいいかもしれん。」


のぞむ
「コンビニで引っ張りあげて首を横にして見たらいい?」


博士
「…図書館行け」


posted on 2013年9月24日火曜日

散歩の出会い



のぞむ
「今日はさすけの散歩で黒柴ちゃんに会ったよ。ね、さすけ。」


さすけ
「女の子のひばりちゃんです。9月19日で一歳になったそうですよ。」


博士
「ほうほう、ちんこい柴犬はかわええのう。初めて会った子なのかい?」


のぞむ
「うん、じいさんが散歩してたんだけど、19日に娘さんが東京から連れてきたって言ってたから、きっと初めてだよ。」


さすけ
「猫ちゃんと同じ小屋に入ってるって言ってました。でも、ひばりちゃんも仔猫ちゃんもどっちも嫌がんないんだって。いいなぁ、猫ちゃんと仲良く出来て。」


のぞむ
「さすけは猫ちゃんには、フーって言われるもんね。」


博士
「散歩中の出会いは楽しいもんじゃな。よく声はかけるのかい?」


のぞむ
「うーん、挨拶はするようにしてるけど、なんとなく犬同士を近づけるのを避ける人が多いよね。さすけもウーって言ったりすることもあるから、お互い気を使ったりして。」


さすけ
「ちょっと怖いだけですよ。ホントは仲良くしたいのに…。」


のぞむ
「そのくせあなた、相手より飽きるの早いですよね。」


博士
「さすけの真意はさておき、気性の荒い子がいるのは確かじゃからな。保険の意味で必要以上に避ける人もいるがの。」


のぞむ
「そうだね。リードで繋がれてることも影響してるのかな。最近行ってないけど、ドッグランとかだと大抵の子と普通にあいさつ出来てたと思うけど。」


さすけ
「相手の間合いが分からんのですよ。急に来られるとイヤだから、ディフェンスするんです。」


のぞむ
「それは相手も一緒だよ。君の目の匂いを嗅ぐのに戸惑う子も多いよ。」


さすけ
「そうかなぁ?何でだろう?

  ぼくは駆けずり回ったりガウガウじゃれあったりじゃなくても、近くにいて一緒に歩いたり出来ればいいんだよ。それぞれが好きなとこクンクンしたりしてさ。

  そのためには、まず目の匂いを嗅がなきゃ。」


博士
「その理屈がよく分からん。まぁどう遊ぶかや社交性は飼い主に似るからな。ひとり遊びの好きなのぞむくんと散歩をしてれば納得なところかな。」


のぞむ
「柴犬のオスってことで敬遠されることもあるよね。さすけも去勢してるけど、足あげておしっこしたり、やっぱりオスなところが出ているのかな?」


さすけ
「ちっちゃい頃は男の子とか女の子とか気にしなかったけど、最近ウーってしちゃう子は男の子のほうが多いのかな?けど、男の子だからって誰でもってわけでもないし。」


博士
「一般的にオス同士はケンカすると言われているが、必ずしもそうでもないんだな。その子の性格や犬同士の社交性の経験や環境が大きいんじゃと思うぞ。」


のぞむ
「人と一緒だね。犬見知りする子や、人が大好きな子、警戒心の強い子。みんな違ってみんないい、だね。」


博士
「犬だって友達を選ぶ権利はあるからな。飼い主がそうさせたい、というのが必ずしも当てはまらんということかの。」


のぞむ
「三角関係とかもあって面白いよ。トイプーのハルくんは、キャバリアのれんちゃんが好きらしいけど、れんちゃんはそうでもない。れんちゃんはさすけを好きらしいけど、さすけは素っ気ない。さすけはハルくんに近づこうとするといつも吠えられる、みたいな。」


さすけ
「れんちゃんは好きですよ。ちゃんとあいさつしたら、後はそんなに興味がないだけですよ。一緒にいてくれると嬉しいですよ。」


のぞむ
「さすけの興味は分からないからなぁ。飼い主にすら尻尾ふったり飛び込んでいったりしないもんなぁ。」


博士
「ひばりちゃんの写真でも撮ったのかい?」


のぞむ
「ううん。初対面だし、じいさんだったし。この辺りだと、あんまり写真を撮ったりするのを見かけないしね。犬ブログとか見ると、散歩するの大変だと思うくらい写真撮ってる人もいるけどさ。」


博士
「そうじゃな。あんまりバシバシ撮ると嫌がる人もいるしな。写真を撮るのに夢中で犬同士がケンカでもしたら大変じゃしな。」


さすけ
「ぼくもカメラとかスマホを向けられると緊張します。動いちゃいけないみたいで逆に逃げちゃう。」


のぞむ
「犬同士が楽しいのが一番だからね。楽しく撮れる雰囲気とか状況があれぱだけど、日々の散歩ではなかなかね。もし、撮れるようなことがあれば、博士にも見せてあげるね。」


博士
「うむ。そのときは、で構わんぞ。写真がなくても、また楽しい出会いがあったら教えてくれ。」


のぞむ
「うん!じゃさすけ、帰ろうか。」

  って、もう飽きてます?」


博士
「バイバイ、さすけ。

  って、もう飽きとる感じじゃな。」


さすけ
「(うーん、このまったりした感じが心地いいだけなんだけど、うまく表現出来ないなぁ。)」


「夫婦で預貯金2000万」は除外 特養入居補助




博士
「さて、今日の一面じゃが…」


のぞむ
「ちょっちょっちょっ!何なのさ博士、いきなり。」


博士
「今日から始まった『新聞の一面トップについて語ろう』じゃ。」


のぞむ
「さては博士、ネタが尽きてきたね?」


博士
「…まぁ否定はせん。じゃが、話題に偏りが出来てもなんじゃしな。世間一般の興味関心の高いところや、ここでの話で『へー、こんなことが話題になってるんだ』と思ってもらえればとも思うしな。」


のぞむ
「新聞一面って、各紙全部やるの?」


博士
「いや、なかなか時間もかかるし、まずはわしの取っている読売新聞の一面トップでやろうと思う。余裕が出てきたりすれば、増やしてみてもいいがの。

  ただし、読売を取っているのはたまたまであって、話題が最も良いとか、読むことを勧めるとかではない。もちろん論調を全肯定する訳でもないし、全否定する訳でもない。」


のぞむ
「単なるニュースソースとして利用するってことだね。」


博士
「うむ。ただ、紙面の記事はネットで直接見られるわけではないので、参照元へのリンクなどは、あったりなかったりじゃ。ま、あくまでも『読売新聞の一面に載ってた』という冠が付くだけで、まさしく話題じゃな。

  わしらの意見も単なる個人的な見解じゃ。例によって話が脱線しまくって、何を言いたいのか分からんこともあるしな。」


のぞむ
「うん。前置きが長いね。けど、話題によっちゃ、ぼくらでは語れない内容もあるかもよ?」


博士
「そういうときは、わしの人脈からそれ相応のキャラを連れてくる。

  まぁ、それ以外のネタも今まで通りやるし、一面以外でも話題の内容に触れたりもするが、とりあえずデイリーなコーナーとしてやってみよう。」


のぞむ
「うん。で、今日の一面トップは?」


博士
「特別養護老人ホームなどの入居にかかる補助を高所得者には負担してもらおう、という厚生労働省の案についての話題じゃな。」


のぞむ
「こういうのって、裏には低所得者に優しいってイメージがあるようだけど、実際は不公平感が薄れるだけで低所得者の負担そのものが変わるわけじゃないんだよね。」


博士
「所得税なんかもそうじゃが、あるところから取るというのは間違ってはいないんじゃが、そもそも本当にその負担が必要なのか、が明らかになっておらんものが多いな。だからどうせ取る(取られる)なら痛み分け、みたいな結果になってしまう。」


のぞむ
「介護って切実で複雑な問題だよね。家族が面倒見られないことも問題だし、介護施設が急激に増えて雇用面とかの構造も変わってきているからね。」


博士
「お金がないからみんなが働かないといけない。みんなが働くから高齢者の面倒が見られない。そこでお金を払って施設に見てもらう。経済として、社会として正しいのかどうか分からんが、そういう方向へ向かっていることは確かじゃ。」


のぞむ
「今回のは高齢者の夫婦って事だよね。収入だけじゃなく、預貯金や不動産などの資産持ちも補助が受けられなくなるってこと?」


博士
「そうじゃな。まさに『老後の蓄え』になってしまうわけじゃ。自分達の面倒は最後まで自分達で見る、当たり前と言えば当たり前じゃが、家族のつながりが薄れてしまっているようで寂しいな。」


のぞむ
「おじいちゃんおばあちゃんも孫にお金をかけられなくなっちゃうね。」


博士
「親が祖父母の面倒を見て、祖父母が孫の世話を助けて。そんな時代ではなくなってきておるのかもしれんな。

  親は精一杯子育てしても、子が親になったとき自分達の面倒は見てもらえん。子も自分の子で精一杯。世知辛いな。」


のぞむ
「子どもを育てるのが大変だと少子化問題にもつながるしね。もう少し余裕のある社会になってほしいね。」


博士
「それと、今回の話でも『預貯金2000万以上が補助が受けられない』ではなく、『2000万未満なら補助が受けられる』なんじゃよな。」


のぞむ
「ん?どゆこと?」


博士
「今もそうなのかもしれんが、補助を受ける際申請か必要で、そこで預金や資産を証明することになる。手間が増えるし、虚偽がないかのチェックも必要じゃ。

  お役所仕事なんで仕方がないのは分かるが、『低所得者に優しい』感じはせんの。」


のぞむ
「決まりを作ると必ず抜け道やギリギリを探す人はいるからね。補助ありきの福祉にならない限り、結局苦しいのは低所得者なんだよね。」


博士
「まぁ、社会全体のいろんな問題をはらんでいるから、福祉や介護の制度だけいじれないんじゃろうが、どこかで変えていくようになるんじゃろうか?」


のぞむ
「まぁ厳しいよね。この制度ありきで幸せになる方法を考えていくしかないよね。DIOの『天国へ行く方法』のノートに書いてなかったのかな?」


博士
「承りが燃やしてしまったから、書いてあっても無理じゃ。またワケわからんネタをはさみおって。」


のぞむ
「けど、2000万かぁ~。老後にそんだけ持てるかな?無理じゃね?

  ちなみに現役老後世代の博士はいくら蓄えがあるのかな?」


博士
「野暮なことを聞くない。わしの資産は海賊狩りの賞金をベリーでもらってるからこの社会では使えんのじゃ。」


のぞむ
「…何その無理矢理ワンピースオチ…」


posted on 2013年9月22日日曜日

プロ野球に負けじと俺のプロスピも熱いぜ!!




のぞむ
「いやぁ、いい試合だった~。」


博士
「ん?どこの試合じゃ?阪神なら負けて巨人の優勝が決まってしまったぞ。楽天は相変わらず強いな。」


のぞむ
「プロ野球もいよいよ佳境だけど、ぼくのプロスピもなかなか熱い戦いをしているよ。」


博士
「おっ、そっちの話か。ペナントを戦っているのかい?もちろん楽天イーグルスで。」


のぞむ
「うん、今ちょうどお盆あたりの日程だけど、ちょっといい試合続きで気分がいいんだ。」


博士
「どんな試合じゃった?」


のぞむ
「西武戦で岸と田中の投げ合い。ぼくのプロスピでは田中は残念ながら無双じゃないけど、打線は頑張ってるよ。

  田中ってフォームなのか能力なのかぼくの相性なのか、ベストピッチが出しづらいんだよね。

  田中は基本能力は高いからベストピッチ入んなくてもある程度抑えられちゃうんだけど、COMを強くするとベストピッチじゃない球はガンガン打たれちゃうんだ。」


博士
「ならCOMを弱くすればいいじゃないか。リセットしてでも25勝0敗を目指すかと思っていたがな。」


のぞむ
「ぼくの性格をよくご存知で。まぁ、リセットは何回か使っちゃったし、負けてると試合途中でCOMを弱くしたりもしたさ。

  各チームの抑えの方々には迷惑をかけましたよ。武田久の大将や抑えに回った牧田とか。この場を借りてお詫びします。

  ゲームだし、勝って楽しくてナンボだけど、やっぱりギリギリの勝負も楽しみたいじゃない?だんだん慣れて上手くもなってきたけど、COMを『強い』にすると2点取るのがやっとで、ベストピッチをバシバシ入れても3点は取られる。『ふつう』にすると5~6点取れるし、完封も出来ちゃうし、序盤で大体きまっちゃうし。

  で、ユーザー設定ので詳細設定ってのがあって、COMの強さを投打守走監督ごとに設定出来たんで、投打を『ふつう+』で後を『強い』にしたらちょうどいい具合になったのさ。」


博士
「相手や自軍の調子なんかもあるけどな。ちょうどいい設定ってなかなか分からんもんだから、大分やりこんだんじゃな。」


のぞむ
「そうだね。これからやってくうちにもっと上手くなるかもしれないけど、ぼくの技術だと変化球主体で攻められるとムリゲー。ストレートはかなり打てるから、ふつう+くらいが配球バランス的にベスト。変化球はついていくのに辛いのて、スピードもベーシック+。みんな不調のときなんかは、リンクアイテムも使うけど、楽しくプレーするためには必要だね。」


博士
「で、どんな試合だったんじゃ?」


のぞむ
「岸の出来はかなり良くて、ストレート主体だけど、的がちっちゃいストレートで捉えられずに6回まで一安打。

  一方田中は初回3回と失点して三失点。一番に座った秋山にチャンスを作られ、三番ヘルマンに返される展開。スライダーとSFFも速いから、ベストピッチ外すと打ち頃なんだよね。

  失点後、ストレートを主体にして、タイミングも取れてベストピッチが要所で出るように。三振は少ないも、打たせて抑えてきた。」


博士
「ほうほう、エースが投げて6回まてで0-3とは厳しい展開じゃな。実際のシーズンでもなかなかないピンチじゃな。」


のぞむ
「そう。序盤で4失点とかあると、流石の田中も変えざるを得ないよ。良くできてるよね、打たれて焦ると余計ベストピッチは出ないし。

  で、7回表。三番銀次がこの試合初ヒット。一発期待のAJは大ファールで2ストライクと追い込まれるも、覚悟の強振でサードを弾くレフト前。そして、フジータにご飯を作ってあげるケーシー・マギー!

  ここまで2三振を挽回してお釣りのくる、同点スリーラーン!!」


博士
「ひとり盛り上がっておるな。」


のぞむ
「続く島内、得意の二塁打でシーズン二塁打記録の更新!そして、足の違和感でこのところスタメンを外れていた稼頭央!

  追い込まれてからのスライダーを体をうまく回転させて、まさかの3号2ラン勝ち越しホームラン!!」


博士
「怒濤の攻撃じゃな。それまで打てなかったのに、よく続いたな。弱くしたわけじゃないんだろう?」


のぞむ
「そう。今までだったら弱くしてた。けど我慢して、そしてクソ集中して打ち崩したよ。だからこその快感だったね。」


博士
「で、田中が完投か。」


のぞむ
「いや、その裏すぐにヒットを打たれたから交代。戸村、美馬とつないで最後は今はなきナイス・ガイ、ラズナーで完勝さ。田中11勝8敗。こんなんでヒロインとか受けてたよ。マギーと稼頭央だよね。」


博士
「プロスピは先発の勝ち投手が大体ヒーローインタビューじゃな。何回何安打で失点は出ないとか。自分で選べると面白いかもな。

  それにしても、戸村・美馬が後ろか。大分思い切った配置じゃな。」


のぞむ
「半袖や青魔神は現実通りの微妙さだからね。釜田や塩見も開幕からいるし、永井や長谷部も先発で頑張ってるからね。ラズナーも絶対的とは言えないけど、全体的にレベル高い投手陣だと思うよ。」


博士
「当然、首位なんじゃろう?」


のぞむ
「お察しの通りで。楽天・オリックス・ソフトバンク・西武・ロッテ・日ハムの順。オリックスがクソ強い。バルディリスとイ・デホ打ち過ぎ。

  ぼくの介入もあって、打高投低だけど、ホームランはAJが34本でトップに立ったよ。打点も95で2位。打率は稼頭央がトップだったけど、欠場させてたら規定割っちゃって。マギー・銀次・島内あたりが3位争いかな。

  ピッチャーは、則本・釜田・田中が10勝。則本が防御率トップで奪三振が田中かな。」


博士
「実際のプロ野球ももうすぐ結果が出るな。巨人は決まったらしいし、楽天ももうすぐじゃ。田中やバレンティンのようなゲームのような、と言っては失礼じゃが、信じられん記録も出た。」


のぞむ
「とりあえず、シーズン終わったら最終成績を教えるよ。集中してやると、一試合一時間位かかるから、まだしばらくかかりそうだけど。」


博士
「えーと、ジョショのオールスターバトルはいつやるのかな?」


のぞむ
「はっ!!

  やってますよ(小声)  究極カーズに勝てなくて、COMを弱くしようかと(震え声)」


博士
「他にやることもあるんじゃろうから、あんまりやり過ぎるなよ。」


のぞむ
「はーい。」


posted on 2013年9月21日土曜日

薬をネットで買う時代




のぞむ
「博士って薬も作れるの?」


博士
「なんじゃい、唐突に。わしはなんだって作れるぞ。じゃが、薬とかはいろいろ決まりがうるさいから作らんな。成分の入手も面倒じゃしな。」


のぞむ
「ふーん、『作れない』んじゃなくて『作らない』、ね。了解。」


博士
「トゲのある言い方じゃな。今じゃ薬もネットで買える時代じゃからな。わざわざ買いに行かなくていいのは助かるが、いろいろ揉めてたみたいじゃな。」


のぞむ
「はー、ぼくも病んでた頃は薬が欲しかったよ。永遠に眠れる薬とか、苦しまずに逝ける薬とか。」


博士
「そういう輩がいるから、規制が必要なんじゃがな。ただ、結局は規制ありきになっていて、本来の目的や問題点は何も解決していないんじゃろうな。」


のぞむ
「いろんな言い分があるよね。医者や薬局、一般消費者やネット販売業者、薬で健康被害を受けた人達なんかも賛否や線引きがまちまちだから、誰が正しいのか分かんないね。」


博士
「まぁ、何でもそうなんじゃか、混乱する一番の理由は、薬という人体に影響が強いものだということなんじゃろう。薬と毒は結局同じものじゃからな。」


のぞむ
「でも薬に頼るというか、必要不可欠な人もいるし、病院でちゃんと視てもらう時間のない人や、薬局に買いに行けない人にとってはネットで買えるのはメリットだよね。」


博士
「病院にいく暇もない生活しか出来ないことも問題じゃがな。お年寄りなどが出かけずに買えるというのはいいことかもしれんが、果たしてそれほど『ネットで買う』ということが普及しているのかな?」


のぞむ
「ネット販売業者としては、普及させるためにも販売を解禁したいという言い分だね。」


博士
「じゃが、現在の市販薬でも第一類から三類まであって、副作用が強いなど服用に注意が必要なものは薬剤師が対面販売する決まりがある。その対面販売をどうするか、という問題がある。」


のぞむ
「メールとかで相談してもちゃんと伝わるかとか、そもそも薬剤師がいなかったり、薬剤師のふりして相談受けたり、逆に病人のふりして別の目的で薬を手に入れたりとか、ネットにしなければ起きないような問題が起きたりする恐れがあるからね。」


博士
「それがネットの負の面じゃな。いろんな問題があるが、根本はみんな自分の立場しか考えないと完全に成り立たないということじゃ。」


のぞむ
「売る人は売るだけで、買ってくれればそれでよし。

  買う人はとにかく面倒なく手に入ればいい。けど、まがい物や健康被害はゴメンだ。

  病院などは、なんかあったら誰が責任取るんじゃい。
みたいに、病気を治す・良くするという本来の目的がどっかへ行っちゃうと問題だよね。」


博士
「ネットに限らず、買い物なんて自己責任なんじゃが、どうも今の時代は騙す騙されないという要素が強いからな。便利になった反面、競争も過多となり、悪いこともしやすい環境が出来てしまっている。けれど、ネットでも『これは怪しい』『これは大丈夫』という判断が当たり前に出来るようになってくるのじゃろうし、いいものが残り悪いものが淘汰されるようになってくれば、こうした議論もスムーズに進むのじゃがな。」


のぞむ
「だからさ、薬事法がどうのじゃなくて、ネットが信頼して使えて、匿名性の危険や落とし穴の理解が普及して、ネットも実際の店舗のように捉えられるようになれば、消費者の選択肢が広がることにつながるわけだよね。ただ、薬っていう怖いものだから、慎重にならざるを得ないってことなのかな。」


博士
「この問題、楽天の三木谷会長が熱心に解禁を主張しているそうじゃな。楽天市場の長として、ネットのそうした問題も含めて先導してもらいたいもんじゃ。」


のぞむ
「ネット通販だって、利用したことない人はまだ多いだろうしね。簡単・安全・安いはもちろん、社会の一部としての必要性なんかももっとアピールしたほうがいいだろうね。」


博士
「ネット上の店舗が増えることで実際の店舗が売れなくなったり、そこで働く人の雇用が危うくなると思っている人もいるようじゃ。そうした産業構造の変化にもどのように対応していくのか、などという政府の見解もあってもいいかもしれん。」


のぞむ
「ま、結局ネットでピコッと操作するときはパソコンの前で一人でやるんだろうけど、分からない人は誰か信頼できる聞ける人が近くにいるようにしてやったほうがいいよね。自己責任自己責任っていうけど、聞くに聞けずに自己責任っていうのはちょっとかわいそうだし。仕組みを理解した上でやらないってことは出来るけど、やってみたいのに怖くてできないっていう人を減らしていかないと、悪い人たちはそういう人をターゲットにするんだろうから。」


博士
「薬なんて市販薬と並べて違法な薬を売ったり、製品に書いてない効能を謳ったり、買わせるための作為なんていくらでも出来るからの。

 製品名で検索したり、薬や飲み方に関する知識をネットから得られることくらいは出来たほうがいいのかもしれん。」


のぞむ
「ま、解禁が決まったからには、正しく運用されるように関わるみんなが気を使っていくようだね。駆け出しで問題があったりすると、逆行するのは不可避だし。」


博士
「わしも利用するかは分からんが、選択肢のひとつとして動向は注目しておくぞ。」


のぞむ
「あ、そうだ、三木谷会長と言えば、Kスタの客席増強、ホントお願いしまっス!仙台で日本シリーズ、やりましょうよ!」


posted on 2013年9月20日金曜日

プロ野球コミッショナーの仕事




のぞむ
「コミッショナー、ついに辞任しましたな。」


博士
「しましたな。辞め方まで微妙じゃったが。日本シリーズ前の意味が分からん。」


のぞむ
「広島が5割以下で日本一になってCS制度を叩かれるのを避けるのか、楽天が客席不足のまま日本シリーズ開催から逃れるのか。何にしても、やりっ放し感は拭えないね。」


博士
「統一球の件も結局うやむやだしな。『いろいろあって別の人がやったほうがいい』ってのは間違いじゃないが、それぞれの罪を拡散させてしまったようじゃな。功もあるのだろうが、今は評価させずに忘れ去った頃『歴史』として評価する気なのかの。」


のぞむ
「功なんてあったの?」


博士
「統一球を作ることに踏み切ったのは大きなことじゃと思う。当初どこまで考えていたのか知らんが、元々日本で作っていたボールの精度はとても高く、これまでいろいろなメーカーが作っていても問題になるほどバラツキがあったわけでもなかった。むしろ、メジャーでは既にローリング社一社が統一球として作っているわけじゃが、規定の範囲内でもバラツキが多く、作りも粗いもんじゃった。」


のぞむ
「そうだよね。アメリカの作るものはボールに限らず作りが粗い。海外旅行のお土産でもらうお菓子なんかも開けづらいし、食べづらいし。」


博士
「お菓子の話は知らん。

 で、ここへ来て野球の国際化が進み、そこで日本の技術力をアピールすべく精度の高い統一球を採用、とここまで考えていたかはわからんが、その足がかりとして日本のプロ野球での統一球だとすると、メジャーリーグ中心の世界の野球を平等に国際化させようという狙いとして、評価されるのかもしれん。」

のぞむ
「うーん、ずいぶん美化してるね。なんか貰ったの?」


博士
「これ!いやらしく考えるな!

  じゃが、そうだとしたら逆に野球におけるメジャーの影響を甘くみてたと言わざるを得んな。」


のぞむ
「バラバラの球でそこを気にせず歴史を作ってきたわけだからね。
  逆に日本の特にピッチャーは細かい違いに敏感になりすぎちゃった感もあるよね。」


博士
「質は悪くとも球は球、と考えるのか、やるからにはいい球を全ての国に選手に平等に、と考えるか、どちらが野球というスポーツにとっていいのか、ということじゃが、メジャーを懐柔するのならもっと綿密な準備や根回しが必要じゃし、かといって何もしないと何も変わらん。

  そういう意味で加藤コミッショナーは野球界をよく知らずに勇み足じゃが、何かを変えたいと行動した人、と後に評価されるのかもしれん。」


のぞむ
「世界で目立ちたかっただけなんじゃないの?」


博士
「それすらよく分からん辞め方をしおったから、悪く言えばズルいよな。じゃが、日本のプロ野球ファンを甘くみるなよ、とは言っておこう。」


のぞむ
「次期コミッショナーも決まってないしね。ハローワークとかで募集するのかな。」


博士
「んなわけなかろう。じゃが、ドラフトの時に常に電話を待っていたわしとしては、オファーが来ないかとワクワクしてしまうな。」


のぞむ
「それもないでしょ。あーあ、ぼくがコミッショナーになったらもっといい仕事するのになぁ。」


博士
「ほう、どんなことじゃ?」


のぞむ
「まず、コナミに行ってプロスピ・パワプロの査定を見直すね。なんなら、各球団のファン代表を連れていって議論させてもいいな。

  次にテレビ放映権の改革だね。田中の連勝やバレンティンのホームラン記録のかかった試合なんかは地上波でも流せるような融通を効かせる。

  あと、戦力の均等化でドラフト改革だね。完全ウェーバー制にしたいけど、くじ引きの良さもあるし、選手の想いも尊重したいし、難しい問題がたくさんあるけど、ファンが喜ぶようにやっていきたいです。」


博士
「なんじゃ、就任会見かい。最初はともかく、二つ目三つ目は難易度が高いぞ。」


のぞむ
「高野連との垣根や、メジャーとの協定もはっきりさせたいよね。でも、やっぱり原点は観てて楽しいことだから、毎日プロ野球観戦をする。メジャーや高校野球も観る。あぁ、それだけで楽しいなぁ。」


博士
「大変なことも多いにせよ、野球が好きであることは大事じゃな。昔も特定球団ファンのコミッショナーもいたそうじゃが、あからさまな肩入れをしてしまうとぶち壊しじゃが、ファン目線の改革は楽しそうじゃな。」


のぞむ
「実際は大人の利権に絡んだドロドロした世界もあるんだろうけどね。」


博士
「各界に通じている必要もあるぞ。プロ野球はビッグビジネスじゃからな。だから、お偉いさんの天下りだったりする必要もあるといえばあるのかな。」


のぞむ
「けど、そういう人がやってこれだけ問題になったんだから、あえて違うところから採用してもいいと思うんだけど。」


博士
「まぁ、いきなり一般人はないじゃろうが、そうして変わっていくことも必要じゃな。」


のぞむ
「何にしても、プロ野球が楽しくなることが一番だから、自分の評価とか報酬とか二の次で、皆に慕われる人にやって欲しいね。近鉄を買収しようかという頃のホリエモンみたいなタイプの人が今出てくれば面白いかも。」


博士
「今のホリエモンじゃ、世間的にも本人的にもやらんだろうけどな。ファンを巻き込んでいくカリスマ性はあるといいな。」


のぞむ
「カリスマ性か~。じゃ、博士は厳しいよね~。」


博士
「やっぱりそういうオチかい!」


posted on 2013年9月19日木曜日

課題はあれど、夢のリニアモーターカー!




のぞむ
「博士、リニア中央新幹線の計画がいろいろ決まってきたそうだね。」


博士
「うむ。14年後の開通に向けて、各駅の場所などが決まったそうじゃな。」


のぞむ
「いいよね、リニア。時速500kmってなんか夢があるね。14年後っつうと博士は…」


博士
「いやじゃ、わしもリニアに乗りたい!」


のぞむ
「じゃ、頑張って生きようね、お互い。」


博士
「うーん、すっかり陰のあるキャラになってきたな。

  7年後の東京オリンピックに一部でも間に合わせたいとか無理なこと言ってる人達もいるがな。オリンピックの施設だってこれからなのにな。」


のぞむ
「そうだね。駅が出来るところだって、嬉しい気持ちはあるだろうけど、14年後自分も含めてどうなっているかなんてわからないもんね。」


博士
「元々構想自体はかなり昔からあって、近年ちゃんとした計画になってきたようじゃが、取り巻く環境も変わっていくから大変じゃな。」


のぞむ
「今回、JR東海が建設費用を全額自己負担するっていう話だけど、こういうのって国としてやるもんじゃないの?社長が会見で『絶対ペイしない』って言ってたよね。

  金出さないくせにオリンピックに間に合うとー、なんて虫のいいこと言ってら。」


博士
「新幹線の整備は国家的プロジェクトじゃが、まだ通常の新幹線でも計画の順番待ちがあったりするからの。国の補助を待っていては進まないから、とのことじゃが、課題や反発もあるなかでの船出ならぬ出発進行といったところかの。」


のぞむ
「あぁ、さんまがBCリーグを観に行くための北陸新幹線とかね。昔から新幹線とか高速道路とか、通るんだけどいつのことやらって地元がどうしていい
か分からない感ってあったよね。」


博士
「規模も大きければ関係する範囲も果てしなく大きいからな。利益を得る人不利益を被る人の調整も大変じゃし、最終的にはどこかで線引きをしなければならん。」


のぞむ
「名古屋の河村市長も『チャンスだけど、危機でもある』って言ってたそうだね。中部や関西の営業マンも東京まで日帰りで行かされるってボヤいてたしね。」


博士
「今回は、殆どトンネルだから、土地の買収による立ち退きなどの問題はすくなそうじゃが、技術的な問題が多そうじゃな。断層だとか耐久性だとか。今後、大地震の心配だってあるし、メンテナンスのことだって考えないといかん。」


のぞむ
「高速道路のトンネル崩落とかもあったからね。当然考えているだろうけど、電力だって普通の新幹線よりかかるのに、火力だけでやってけるの?とかいう懸念もあるみたい。」


博士
「ふむ、せっかく夢のある話じゃったのに、裏側を考えると苦しくなってきおるな。」


のぞむ
「偉いさんは最終的に出来て良かった、素晴らしい、で終わるんだろうけど、末端まで関わった人が苦労したけど報われたって思えるようならいいね。豊かになったとか、リニアスゲーって皆に言ってもらえるとか。」


博士
「そうじゃな。今からリニアに乗るまで頑張ろうって思ってるだけでも、夢を与えてくれているんじゃろうし。課題は多いにせよ、明るい未来が待っていると思いたいもんじゃ。」


のぞむ
「…あ、本気で乗るまで生きてるつもり?」


博士
「中間駅そばの山あいにでも墓を立てて、毎月墓参りに来てもらおうかの♪」


posted on 2013年9月18日水曜日

ポコパンについて語ろう




のぞむ
「博士~、博士の記録とうとう抜いたよ~。」


博士
「なんじゃ、わしの最長風呂に入らん記録でも抜いたか?」


のぞむ
「違うよ、LINEのポコパンだよ。博士に招待されてはや2ヶ月、ようやく追い付けたよ。ってか、ここんとこ博士やってないね。飽きた?」


博士
「いや、飽きたってわけじゃないがな。やってないといちいちバレてしまうのはめんどいの。ま、バレて困ることもないが。」


のぞむ
「ぼく、95万7千まで上がったよ。博士を千点ばかし上回ったよ。最後のモンスターはツリザだから博士より一匹少ないけど。」


博士
「なかなか頑張ったな。以前は5~60万がいいとこで、MAXでも70万ちょいだったようじゃが。」


のぞむ
「うん、動物三匹体制になったからね。ていうか、とうとうダイヤに手を出してしまったんだよ。」


博士
「何!スタンプも買ったことのないクセにダイヤにお金を使ってしまったのか!」


のぞむ
「博士だって買ったことないクセに。だってダイヤはレベルアップと新たなモンスター倒したときに1個ずつしかもらえないし、三匹目の台座なんてダイヤ45個も必要なんだもん。

  前にイベントで台座割引のとき、二匹目を分を交換して、そこからようやく20個まで増やしたけど、まだ倍以上でしょ?そこへ来ての再度のイベントで30個で手に入る、上手い商売だよね?」


博士
「あれほどLINEごときに金は使わん!と言っておったのにな。」


のぞむ
「まぁ、170円だけだし、docomo払いだから、ね♪ちょっと電話し過ぎちゃった、的な、ね♪」


博士
「危ない危ない~。そうやって高額突っ込むようになっていくから気を付けるんじゃぞ。」


のぞむ
「はぁい。で三匹体制になったけど、ぼくの動物は、ルー(銀)・シカジロウ(銅)・ポコタ(同ゞ)しか居なくてさ。一応なんかの攻略サイトを見たら、弱い順に並べたほうがいいって言うからポコタから並べてたんよ。」


博士
「一度に五匹までしかモンスターを倒せないとか言うやつか。まぁ、ルーだってそんなに強いわけじゃないがな。ま、セオリーってやつじゃ。」


のぞむ
「うん。強い動物を手に入れた時の為に、三匹を使いこなそうと思ってたんだけど、三匹目まで落とすのが予想以上に難しいのね。」


博士
「ふむ、コンボを上手く発生させんとキツいな。後は爆弾を上手く使うか。」


のぞむ
「そうなんだ!貧弱ラインナップを強化しても落とせないんじゃなーって思いながら助っ人を召喚したら、なんということでしょう!優良助っ人のモコジ(銅)が!」


博士
「銅なのにか?あっ、爆弾持ちか!」


のぞむ
「そうなんだよ。モンスターに突っ込んだ後、爆弾二個置いてってくれるんだよ!もう、とりあえず弱いけどこいつ先頭で。モコジ落とせば次の奴の真下に爆弾きた日には一瞬だし。」


博士
「なるほど、それでスコアが伸びたか。」


のぞむ
「まぁ、ズレることも多いけど、飛び道具が多いとやっぱり違うよ。それと、三匹体制になってからブロックの色が繋がってるのが多くなった気がするな。

  一時期は、スーパー爆弾目当てにしっかりなぞってだけど、そんなこと気にならないくらいガンガン落ちてきて。アレって連続が多いのとコンボとじゃどっちが有利なのかね。スーパー爆弾までなぞる時間があれば、コンボ連発のが破壊力も得点も上な気がしてきたな。」


博士
「コンボは途切れさせたくないな。コンボ中は無理にスーパー爆弾まで狙わなくてもいいのかもしれんな。ただ、コンボ中は次にこっちと思っていても一緒に消えて3つ揃わなくなるとかもあるから、なかなか難しいな。」


のぞむ
「結局、ハイスコアはLucky待ちなんだけどね。」


博士
「アレも指が止まった時や無駄な引きずりのときに起きたりするような法則性があるようなないような…?」


のぞむ
「うーん、はっきりしないよね。後は泣きの10秒をダイヤで…」


博士
「ホレ!それは切りがないぞ!」


のぞむ
「おっと、そうでした。後はチマチマチェリーを貯めて攻撃のレベルアップをしたり、強い動物を召喚したり…

  そう言えば、博士のベストアニマルってカーサだよね。アレって50人招待したら獲得…って、博士そんなにLINEに友達いるの!?」


博士
「ふぉっふぉっふぉっ、内緒じゃ♪」


のぞむ
「くっそー、ぼくは友達いないからな。みらいちゃんはケータイもLINEも教えてくれないし、しょうこちゃんは家の黒電話しかないって言うし…」


博士
「はい、そこ!そんなことグチグチ考えない!もともと一人で黙々とやるのが好きじゃないか。」


のぞむ
「ま、それもそっか。博士も気が向いたらぼくの記録に挑戦してよ。ぼくもいったんピーク超えかな。後は毎日デイリーミッションくらいでつないどこ。他にもやるゲームあるしね♪」


博士
「おっと、通知が来たぞ。誰からのトークじゃ?」


のぞむ
「(しかし博士とLINEで繋がる人達って一体…)」


posted on 2013年9月17日火曜日

台風一家




のぞむ
「博士~、台風大丈夫だった?」


博士
「おぉ、のぞむくんこそ大丈夫じゃったか?わしの家はホラ、いろんな発明品があるから、台風だって平気じゃぞい。」


のぞむ
「うゎ~、なんか凄そう。で、どんな発明品があるのさ。」


博士
「まず、台風の風に負けないように家から逆に風を送ってやる大型扇風機。屋根全面に四方八方じゃ。

  それから、浸水に備えて部屋ごとに床が浮くようになっちょる。お風呂やトイレは無理じゃがな。

  更には、停電に備えて風車や浸水してきた水で回る水車もあるし、ハムスターも回し車を回しておる。」


のぞむ
「なんだか小学生みたいな発想もあるけど、大丈夫だったみたいだね。

  それにしても台風といい、ゲリラ豪雨とか竜巻とか、最近の天気は過激になってるね。猛暑もトンデモなかったし。」


博士
「そうじゃな。昔とは明らかに変わっておるな。昔から自然災害はあるが、ここ数年は規格外の災害が増えているな。」


のぞむ
「昔よりテレビだのネットだのでいろんな情報を目にするから多く感じてる、とかはないの?」


博士
「それも確かにあるかもしれんが、昔より治水にしても防災レベルは上がっているはずなのに、それを超える被害が出ていることからも、やはり気象の異常レベルもまた上がっていると思うぞ。」


のぞむ
「昔は台風なんか来ると小さい近くの川なんかもすぐに溢れたんでしょ。田んぼと道がつながっちゃったり。」


博士
「そうじゃな。今では逆に小さい氾濫は無くなったが、その分大きな河川が氾濫したときの被害が大きくなっているのかもしれん。この2~30年で街が様変わりしたようなところはそれにともない治水もよくなったろうが、昔から氾濫しやすい、土砂崩れしやすい土地も残っておるからの。」


のぞむ
「震災を経て災害に対する意識も変わってきたよね。普段被害の少ない地域でも何が起きるか分からないし。」


博士
「うむ。地震などは一般人が予測するのは難しいが、台風や大雨などは事前に情報もあるし、今後はそうして備えながらが当たり前になるんじゃな。」


のぞむ
「ねぇ、博士。台風って『熱帯低気圧』だよね?ゲリラ豪雨なんかは熱帯のスコールみたいだし、日本が熱帯になっちゃったら、普通の低気圧が台風並みになるってこと?」


博士
「理屈で言えばそうなってしまうな。地球温暖化を含めて世界各地の異常気象もますます深刻になる一方じゃな。」


のぞむ
「原発もそうかもしれないけど、やっぱり人間が無理に拡げてきた領域が自然に歪みを与えているのかな?」


博士
「人間がやって来たことが自然を苦しめ、しいては人間自身を苦しめている。なんともやりきれんな。

  これまでのように崩れそうな危ういバランスを保ちながらも成長・発展を目指していくのか、棄てるものは棄ててあるものでやっていく方向へ転換していくのか、人類と地球の有るべき姿が不明瞭じゃな。」


のぞむ
「成長とか発展って言葉がプラスの意味にしか捉えられていない現状が物語っちゃってるんじゃないかな?

  成長するのはいいことだ、成長しないとダメなんだ、って正しいことなんだろうけどさ、青天井でそれが出来るかっていうと、どこかに無理が来るよね。確かに人間や生命の可能性ってのは無限だと思うけど、全てが無限に成長する訳じゃなくて、自然界とか何か大きなバランスの中で保たれてこそなんじゃないかな。」


博士
「むむ、ずいぶん話が大きく飛んできおったな。何が言いたいのじゃ?」


のぞむ
「ゴメンゴメン。自分のことに重ね過ぎちゃったよ。成長したくないって訳じゃなくて、成長する人しない人、成長するときしないとき、いろいろあっていいと思うんだ。現状維持も出来ないのに成長を求めても、自分にだって周りにだって悪影響な場合もあるって思うんだ。

  だから、って訳じゃないけど、人類対地球として、これからしばらくは現状維持に努めますって誰か言っちゃえばいいのに。国として、社会として、企業として、個人として、成長したい人はどんどんすればいい。けど、今はいいかなって人に押し付けないで欲しいんだ。むしろ、やっぱり成長っていいもんだ、自分もしてみたいって思わせるような成長を目指して欲しいんだ。」


博士
「ふむ、だいふ病んでいたようじゃの、のぞむくん。そのとおりじゃよ。吐き出して少しはスッキリしたかな?」


のぞむ
「ごめんなさい、ありがとう、博士。

  で、なんの話だっけ?台風一家のお父さんはどれ?って話?」


博士
「スッキリし過ぎじゃ!!」


posted on 2013年9月16日月曜日

ゲーム中毒




のぞむ
「久しぶり~♪博士。」


博士
「おぉ!のぞむくんじゃないか!久しぶりじゃのう。どうしておったのじゃ?」


のぞむ
「いやね、プレステ3を今さらながら買っちゃってね。ゲーム三昧の日々を送ってたんだよ。」


博士
「ほう、ゲーム機には興味がないのかと思ってたが、奮発したもんじゃのう。何をやっとるんじゃ?」


のぞむ
「ジョジョのオールスターバトルをやりたいと思ったんだけど、発売まで時間があるから、プロ野球スピリッツ2013を買ってペナントレースを戦っているよ。田中のいる最後のゲームかもしれないからね。」


博士
「ほう、プロスピか。パワプロじゃないんじゃな。」


のぞむ
「うん。PS3のグラフィックスの凄さがどんなもんか見たかったしね。それにしてもスゴいリアルだね!Kスタのデーゲームとか、テレビ中継と変わんないよ。キレイだね。」


博士
「ふむ。PS4の発売も決まったようじゃが、ゲームもどんどん進化しておるな。」


のぞむ
「うん。オンラインとかも当たり前に出来るしね。ゲームは一人でやってるほうが好きだけど、アレもハマるとヤバそうだよね。

  それに、スマホのゲームもヤバい。暇さえあれば、LINEのポコパンやっちゃうよ。」


博士
「ゲーム中毒じゃな、それは。取り返しのつくうちにこっちの世界へ戻ってこいよ。」


のぞむ
「う、うん。。。実は最近いろいろ面白くないことばかり続いてさ、自分でも現実逃避だってわかっちゃいるんだけど。。。」


博士
「ゲームその物が悪い訳ではなく、そこへ逃げてしまう人の弱さと、そうなりやすい環境が悪いんじゃろう。

  わしは、ゲームを悪者にする気もないし、またここへ来てくれたことは嬉しいが、『よく帰ってきてくれた』などと感動することもないぞ。のぞむくんがしたくてしてたゲームじゃ。気が済むまでしたらいいし、ゲームに勝てるほど魅力的なことが現実にないんじゃ仕方ない。」


のぞむ
「は、博士…」


博士
「ただ、ホントに現実がつまらなかったのかは分からんから、もしいいことがあったなら、それをスルーしたのは勿体なかったんじゃないかと。

  まぁ、説教臭い話になってしまうが、辛いことを乗り越える喜びや達成感、挫折を味わうことで得られる教訓などをスルーしちゃったことを後になって人のせいにしなけりゃそれでいいんじゃないかと思うぞ。」


のぞむ
「ありがとう、博士。大体博士の言ってる通りだよ。最初は嫌なことも頑張ってるから、ご褒美のつもりでやってたけど、段々そっちが楽で、そこに浸っていることを選んで、嫌なことから逃れる理由にまでしてたかもしれない。本来の目的からも外れてたよ。」


博士
「ま、わしは何も聞かんしこれ以上も言わんがの。個々のゲームの話なら付き合ってやるわい。」


のぞむ
「そうだね。自分のことに関しては自分で受け入れていくしかないんだね。でも博士もジョジョゲーに興味あるでしょ。」


博士
「そりゃ、な。また、ボチボチ聞かせてくれな。止まった時間は動き出したんじゃろ?」


のぞむ
「時は動き出す。が、9秒の時点でさらに俺が止めた。」


博士
「(大丈夫かな…?)」


止まった時計




今回は、いつもの風でなく作者の独り言として書いてみます。


しばらくブログをサボっていましたが、またまた僕の中で時計が止まってしまっていました。

もともと今回のブログを始めたのも、アドセンスでもやってみて少しでも収入の足しになれば、という気持ちもあり、仕事も変えたのでうまく平行してやれればいいな、という感じでした。


ここから先は言い訳です。

アドセンスの審査通過が思った以上に時間がかかったり、その後も技術的な問題か何かで広告がなかなか表示されなかったり、仕事が思った以上に残業が増えたりストレスがかかったり、お盆休みにゲームを買ってそれに現実から逃げるようにのめり込んだり・・・


そうこうしているうちに、仕事でもミスや人間関係の行き場がなくなってきてしまい、何度目かの時間停止に陥ってしまいました。



こうして同じことを繰り返してしまうのに慣れてしまっている自分も恐ろしいのですが、毎度のごとく、「消えてなくなりたい」「死んでしまいたい」と思ってしまうものの、今でも生きています。


そしてこうしてブログを再開することも、何かしている風を装っているだけなのかもしれず、現実感が伴わずになんとなくな作業になっています。



こうしたことをここに書くことが、今後に何かよいのかどうなのかもわかりません。なんだかこんな暗いことを考えている人間が書いていると思うと、見てくれている数少ない方々にも失礼なのかもしれません。



ただ、これまでの自分は、できないくせになんでもちゃんとしていたい気持ちの強い傾向で、ちゃんとできないならいいや、と畳んでしまうことが多かったのですが、いい加減そんなことも言ってもられないし、もうそんなこともどうでもいいや、と思うようになってきたのかもしれません。



今回は病院には行きませんでしたが、うつだったり、パニック症候群だったり診断されたこともありました。実際には、社会不適合人間なのだと思います。臆病なばっかりで、社会に立ち向かうことも、社会を完全に絶つこともできず、その日の気分と状況で、最悪だったり、まぁこんな時代でも生きていくかと思えたり、何の筋も通っていない文字通りフラフラ人間です。

困難に立ち向かうこと、乗り越えることを学ばずにここまで来てしまったことは、今思うと本当に罪なことだと思います。確かに社会から見れば「害」の部類かもしれません。


そんな僕が社会に対してあれやこれや言っているのがこのブログなのだから、それこそ負け犬の遠吠えなんだろうな、と思う。あ、犬に対して失礼か。



別に、だからと言って「こんな人間でも生きてる証がネット上にはあるんだ!」とか言う気はさらさらありません。だって、いろんな人のいろんな言葉をネット上で見たけど、心に残ってることなんてほんのわずかだし。ただ、ほんの一瞬でも共感したり、共感までいかなくても暇つぶしになったと思えたら、垂れ流しただけの価値はあったのかもしれない、くらいでいいのかなと思います。みんなそれぞれの人生を生きているんだろうし、本当に悲観して死んでいってしまった人たちがいても、それを共有できることはこの先もおそらくないことだろうし。



垂れ流し。そう、垂れ流し。思ったことを垂れ流して、それが誰かの目を通り過ぎる。ただ、それだけなんだよね。



この記事を書いたことで僕の時計も動き出したのかな?まだ、止まっていた時間や止まる前の時間を振り返ることは怖くてできないけど、振り返ることが何かの足しになると思えるときにそうすればいいだけで、無理して振り返ることはない。


これからこの先、また何度も時計は止まるのかもしれないけど、壊れてないのならまた電池を入れ替えて動けばいいし、電池を入れ替えずにそのままほっぽってもいいし。今回は、現時点では渋々なのかもしれないけれど、電池を替えるきっかけがあったから動き出したに過ぎない。



はぁ、死ぬも生きるも大変だ。でも死ぬほうがよっぽど大変だからみんな生きているのかなぁ。



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