posted on 2013年7月15日月曜日

プロ野球の楽しみ方は人それぞれ

のぞむ
「こんにちは、博士。体調はどう?」


博士
「やあ、のぞむくん。大分良くなったが暑い日が続くな。油断は禁物じゃ。」


のぞむ
「ぼくもこの三連休は調子が悪くて辛かったよ。

  ところで、いつの間にか楽天が首位固めに入ってるね。強くなったんだねぇ。」


博士
「わしもここのところ結果しかチェックしておらんが、強いチームになってきおったな。星野監督のチーム作りが実を結んできたのかの。」


のぞむ
「星野監督… ファンにいちいち苦言を言ってるそうだね。永井のノックアウトへの拍手はまだしも、直人への拍手についてはひさびさにカチンときたよ。」


博士
「ふむ。以前から東北のファンは優しすぎると言われてきていたからな。監督の立場からすれば、強くなったチームに相応しいファンの後押しが欲しいということなんじゃろがな。」


のぞむ
「直人のケースは勝ちを逃して延長に入ったこともあるし、首位固めに大事な時期なのは分かるけど、星野が来てすぐに金銭で出された直人に対するファンの悔しい想いを逆撫でされた気分だよ。トレードの真相は分からないけど、星野監督の構想に入らなかった選手が巡りめぐって敵として活躍したのが悔しかったみたいで、監督としても格好悪いコメントになっちゃったよね。」


博士
「のぞむくんは、野村監督時代の渡辺直人、草野、高須、鉄平あたりが主力の頃のイーグルスを一番見ていたものな。」


のぞむ
「山崎を忘れてるよ、博士。磯部とか憲史とかピッチャーでは有銘とか朝井とか。みんながみんな活躍した訳じゃないけど、あの頃は応援していて楽しかったなぁ。」


博士
「プロ野球の応援というと、チームが第一という印象があるが、楽天イーグルスは選手にファンがつくことも目立っているな。優しいというのもそこから来ているのかもしれんな。」


のぞむ
「弱かった頃だって、決して諦めたり投げやりなプレーじゃなくて一生懸命やってるのは伝わってたと思うんだ。だから、田中のマー君が入って、粗削りながらも日々成長していく様を応援するのが楽しかったんだ。」


博士
「ただ、球団も選手も成長することも目的じゃが、優勝することも目的じゃからな。もはや、優勝が手に届く位置での戦いをしていくチームになったんじゃな。」


のぞむ
「うん、それは分かっているよ。だから直人は敵で、抑えなきゃいけないんだ。けど、けど、やっぱり星野に言われたのが一番腹立つんだよ。稼頭央と比べたら劣るけど、稼頭央だって年間通して働けたかい? 代わりのショートだっていろいろ出てきたけど、金銭で出すほど直人が余っていたかい? 直人が出されたときの嶋や鉄平や草野の会見を見たかい? 直人を出すことで、あの試合の一敗以上のものを既に失っているはずだよ。」


博士
「なるほど。のぞむくんの熱い想い、しかと見届けたぞい。ただ、監督が代わり世代が代わればどのチームもまるで別のチームじゃ。この場でも良く出るが中日がいい例じゃ、逆じゃがの。」


のぞむ
「楽天の優勝は見たいけど、もう一度熱くなって応援できるようになりたいな。」


博士
「ファンといっても、契約してる訳じゃないから、色んな見方をしていいと思うぞ。弱いから見捨てるのは本当のファンじゃない、とか言うが、それだってなんの縛りもないのじゃし。難しく考えず、改めて野球観戦を楽しんだらどうじゃ?」


のぞむ
「そうだね。今のぼくはあれこれ言うほどちゃんと試合を観てないしね。今の選手だってきっと一生懸命プレーしてるし、その選手達を愛してやまないファンだっているはずだからね。

  けど、仙台のファンって、やっぱり人につくことが多いから、そういうことを分かってチーム運営してほしいよね。これまではそういう情でない成果主義だったかもしれないけど、生え抜きを大事にするとか、選手も年俸が下がっても残りたいとか、そういうことを押し出すこともチームカラーになるし。もちろん、選手を活かすためのトレードは必要だろうけど。」


博士
「プロ野球はずっと同じメンバーでやっていくわけではないことが前提みたいなもんじゃからな。逆にそう思えば、一年一年その年にいるメンバーをしっかり応援することもできるかもしれん。」


のぞむ
「そうだね。今年は選手名鑑も買わなかったからなぁ。もう一度各選手のことをしっかり調べて見てみるよ。」


博士
「高校野球も各地で夏の大会が始まっておる。まだまだ野球の季節はこれからじゃぞい!」


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