posted on 2013年10月2日水曜日

【新聞一面】消費税4月8%決定



博士
「昨日の内容の続きじゃな。閣議で正式に決定したとのことじゃ。」


のぞむ
「引き上げは17年ぶり2度目か。古豪というには実績が足りないね。」


博士
「甲子園に例えんでもよろしい。じゃが、3%から5%になりずいぶん経ったわけじゃな。何だかんだ混乱した記憶もあるか、今となっては5%は当たり前になってしまったからな。」


のぞむ
「そういうのが一番怖いって昨日言ってたじゃない。まぁ、今回上がってその後10%になって、落ち着くのはしばらく先のことだね。」


博士
「そうじゃな。それまでに安倍総理の言う『経済再生と財政健全化』の足がかりくらいは確実に見せて欲しいの。」


のぞむ
「いろいろ外的要因もあったんだろうけど、5%になってからデフレが始まっていたんだね。そのために今回は企業の減税などを行ってお金を使わせるシナリオってことだけど、そう簡単に行くのかな?」


博士
「理屈じゃそうなんじゃが、これまでもなかなか実行できてこんかった。政府の強力な働きかけが必要じゃな。」


のぞむ
「みんな自分の会社が一番だからね。『会社のため』って大義名分で会社の利益>社会の利益になってるよね。」


博士
「会社を守ることが従業員を守ることにもつながるから、一概には言えんが、大企業ほど社会優先の考え方が浸透して欲しいな。」


のぞむ
「法令違反や脱税など組織ぐるみの犯罪なんかは許せないよね。」


博士
「法の仕組みがどうこう、という言い分もあるんじゃが、それを差し引いても庶民はもっと苦労していると思ってもらいたいもんじゃ。」


のぞむ
「言わば『余計な仕事』も増えるしね。」


博士
「結果的に値上げになるわけじゃから、売り場はもちろん生産にも影響するな。しかもそれが会社の事情でなくて国の事情ともなれば、やる側もモチベーションが下がってしまいがちじゃ。」


のぞむ
「でも、そこを社会全体のためと思ってやれるかどうかが大きいよね。そこまでして頑張ってるんだから、本当に社会が良くなって欲しいとも思えるし。」


博士
「そういうことじゃな。ひとりひとりがそれぞれの立場でやれることをやれば、日本がひとつとなって大きな変化を遂げるやもしれん。」


のぞむ
「そうなるように、安倍さんには先頭に立って引っ張って欲しいね。また志半ばでいなくなることがないように。」


博士
「政権交代などは不可避なこととはいえ、政策は続いていくもんな。人が変わるとその意味合いも微妙に変わってくる。そのためにも、何としても成し遂げるという意気込みで全ての政策に当たって、途中で退陣などということが起きぬよう頑張って欲しいの。」


のぞむ
「言うのは簡単だけど、やっぱり大変そうだよね。ぼくにはとても無理なことだから、出来ることをやって手助けするしかないんだね。」


博士
「そうじゃ。いかに総理が優れた人間でも、ひとりでは何も成し遂げられん。皆の協力あってこそじゃな。」


のぞむ
「野党の人達も、反対するのは簡単だけど、ひとつにまとまることも大事だよね。

  あげ足ばっかり取らないで、素直になることも必要だね。」


博士
「うむ。のぞむくんもわしのあげ足ばかり取るでないぞ。」


のぞむ
「うわ!うまいこと返された!」
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