posted on 2013年10月1日火曜日

【新聞一面】消費税8%きょう表明



博士
「いよいよ消費税増税が現実味を帯びてきたか。」


のぞむ
「来年4月から8%になるんだよね。いきなり10%も大変だけど、8%って半端だし、すぐに10%になるんだといろいろ混乱もしそうだし、うまくいくのかね。」


博士
「経済対策として5兆円ほど使うらしい。低所得者や住宅取得者への給付金や中小企業の設備投資減税、給与総額を増やした企業への法人税減税などが言われておる。」


のぞむ
「いろんなことはこれから具体的になってくるんだろうけど、増税するのに減税ってなんか矛盾してるよね。」


博士
「将来的な歳入と、現状のバランスを取りながらということじゃが、これまでもそうしてきたはずなのに財政が厳しい状況からすると、この先も明るい見通しというわけではなさそうじゃな。」


のぞむ
「『給与総額を増やした企業への法人税減税』って、みんなが増えるって限らないよね。偉い人や一部の人だけ上がって後は変わらずでも総額は上がるんだし。それでいて低所得者への給付ったって住民税非課税世帯ってことだから、普通に働いている人のいる世帯は対象外だろうしね。

 世の中でおそらく一番多い、平社員待遇で働いている人には負担が増えるだけだよね。」


博士
「極端な意見じゃが、確かにそういう見方も出来るな。数が多いからみんなで負担を分かち合おう的な考えにも見える。」


のぞむ
「大企業とかお金持ちにもっと負担してもらえばいいのに。」


博士
「大企業の負担が増えると、経済全体への影響が大きくなるとの考え方もあるが、そのあたりの考え方の温度差がまだまだ大きいようじゃな。」


のぞむ
「まぁいろいろ話してきた結果なんだろうから、増税は仕方ないとして、ちゃんと使われるかも大事だしね。増税によってやろうとしたことが出来なかったら、今の政府の人が自腹でなんとかする、くらいのことはして欲しいよね。」


博士
「国民に負担を強いている、という自覚がどの程度かということじゃな。一口に国民といってもいろんな立場の人がおるからな。みんな平等に出来れば最良なのじゃろうが、どこかで差がついてしまう。その中で大きな負担を力のある人が率先して支えるような社会になればいいのじゃがな。」


のぞむ
「『力のある人』ってお金持ちとか、権力者とか、有名人とかってこと?」


博士
「うむ。政治家がまず率先すべきじゃろうが、企業や団体などのトップクラスがそういうことをしていけば、労働者の働く意欲もまた変わってくるかもしれん。誰かにババを引かせることからは悪循環しか生まれんが、自分からババを引く人が出てくることで好循環が生まれるかもしれん。」


のぞむ
「これから半年、生活も見直さないといけないね。」


博士
「そうじゃな。本当に必要なものを見極めたり、収入を増やす努力、将来の計画など、一般人も負担は受けなければならんのは変わりないしな。」


のぞむ
「同時に税金の使われ方がちゃんとしてるか、とかをチェックもしていかないとね。」


博士
「そうじゃ。生活が苦しくなった、と批判をするのは簡単じゃが、それによって受ける恩恵についても評価せんとな。一番いけないのは、苦しいのが当たり前になってどんどん先細りしてしまうことじゃ。」


のぞむ
「うん。せっかくやるんだから、前向きに物事見ていかないとね。誰かのいいようにされないようにね。」


博士
「4月を前にすると、マスコミやメディアでも大々的に取り上げるじゃろうし、駆け込み需要なんかも毎度のことながら大発生するじゃろうしな。」


のぞむ
「お店で便乗した表示を禁止するって言ってたけど、テレビなんかでも表面的なことばっかり煽らないで欲しいよね。まぁそこに関心があるからこそ取り上げるって理由もあるだろうけど。ああいうの、ぼく嫌いだから見ていてイライラするんだよね。」


博士
「じゃ、見なきゃよかろう。イライラしたりするのも踊らされていることに変わりないんじゃから。」


のぞむ
「そっか。じゃ、値に足をつけてゲームにいそしむよ。」


博士
「出た!引きこもり発言!!」


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