posted on 2013年9月30日月曜日

【新聞一面】サイバー防衛 日米指針に



博士
「今回も有事の際の話じゃな。1978年に策定された『日米防衛協力のための指針』に新たにサイバー攻撃への防衛を盛り込むということじゃ。」


のぞむ
「サイバー攻撃って今や深刻な問題になりかねないからね。実際、直接戦争の引き金にはなってなかったと思うけど、可能性は十分あるし水面下の情報戦においては既に何かあったかもしれないし。」


博士
「そうじゃな。サイバー空間は、陸・海・空・宇宙に並ぶ『第5の軍事作戦領域』と呼ばれているそうじゃ。」


のぞむ
「あ、宇宙もそうなんだ。衛星とかミサイルとかも宇宙空間だしね。けど宇宙はもちろん、陸・海・空だってコンピュータで管理してるんだから、ある意味最重要かもね。」


博士
「うむ。時代に合わせた見直しとも言えるが、実際中国などがサイバー攻撃の研究をしているとされ、それに対処するためとのことじゃ。」


のぞむ
「人口が多い中国は優秀な人材が多そうだからね。ネットなんかはアメリカや日本に比べて遅れてるイメージかあるけど、ネット自体がそんなに歴史あるもんじゃないから、爆発的に伸びているようだし。」


博士
「政府が力を入れているのも大きいな。国を挙げて人材を集め、予算をかけて、技術を開発する。そしてその目的を欧米に対抗するためとし、経済はもちろん、軍事力にまで応用させかねないという懸念じゃな。」


のぞむ
「うーん、具体的な脅威が目に見えると怖いね。ぼくらはネットが便利で楽しくて使っているけど、同じ土俵で世界を牛耳ろうとばかりに使ってる人もいるってことだもんね。」


博士
「この指針は、97年に朝鮮半島の有事を想定して米軍への支援強化を目的に抜本改革されちょる。今回さらに中国や北朝鮮を含めたアジア・太平洋地域の安全保障環境の変化に対応するために最改定するとのことじゃ。」


のぞむ
「そっか、以前から想定する相手はいたんだ。けど最近こんな話ばっかりだけど、相手を疑って防衛する手段を講じて、それでいて友好関係を築きたいって、根本を無視した対処療法だよね。」


博士
「そう簡単にはいかん、というのもよく言っているが、国あっての友好であり、共存じゃからな。どちらも同時に進めていくしかないんじゃろう。」


のぞむ
「今は国民のレベルでも反日・反中国の声がお互いから聞こえるもんね。こうした声が積み重なって大きな動きになるのが怖いよね。」


博士
「文化や歴史の違いから、究極的には理解は出来んのかもしれんが、それぞれの違いを受け入れていけるようになればいいのじゃがな。」


のぞむ
「けど、中国や韓国に好き勝手にさせると、とんでもないことをしそうだし、こっちからしたらいいががりみたいなこともすぐ言うし。」


博士
「売り言葉に買い言葉、じゃな。総じて文句を言い合うのはネットだったりテレビのインタビューだったり、一方通行じゃよな。お互いに相手を直接知らん人通しが匿名で言い合っている。」


のぞむ
「けど面と向かったら手が出る人もいるだろうし、言うべき意見なのに怖くて言えなくなる人もいるだろうし。」


博士
「それはそうだが、ちゃんと交流がある人同士では、もちろんぶつかったり理解出来んこともあるじゃろうが、お互いのいいところを認めあったり出来てる人達もいるじゃろう。だから、なかなか機会は少ないが、交流を広げることから相互理解が始まるのかもしれんな。」


のぞむ
「国際交流か~。言葉の通じる日本人だって友達の少ないぼくには難しいな~。」


博士
「うむ。ではそこから広げていけばよい。ネットの匿名だって、広げていけばそこから視点が変わることだってある。要はのぞむくんに出来ることをやってみればいいんじゃ。」


のぞむ
「なるほど。うまいこと励ましてるね、博士。で、今日の話のオチは?」


博士
「そういうこと言うからかわいくないんじゃぞい。

  えーと、サイバー攻撃はしない・させない・開発しない、これでどうじゃ。」


のぞむ
「非核三原則みたいだね。でもなんかそれいいかも♪」


博士
「今日もまたワケわからんところに行き着いてしまったな…」


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