のぞむ
「博士、昨日はいなかったけど、どこへ行っていたのさ。」
「博士、昨日はいなかったけど、どこへ行っていたのさ。」
博士
「ちょっと所用でな。東京へ出掛けておった。」
のぞむ
「ふーん。で、お土産は?」
「ふーん。で、お土産は?」
博士
「東京行ったくらいで土産なぞない。
「東京行ったくらいで土産なぞない。
あ、でも帰りに東京スカイツリーを見てきたぞ。写真を見せてやろう。」
のぞむ
「お、登ったのかい?この、おのぼりさん!」
「お、登ったのかい?この、おのぼりさん!」
博士
「あいにく強風で、予約した人しか登れないとのことじゃった。しかし、ソラマチはじめ、周辺にはたくさんの人がおったぞ。さすが三連休の初日じゃったな。」
のぞむ
「すごいねぇ。テレビとかではよく見たけど、実際見るとやっぱりすごいの?」
博士
「目線を上げると何やらものものしい鉄骨が見えて、真上を見上げると実はツリーといった感じじゃ。」
のぞむ
「なかなか迫力のある写真だね。他にはなんかないの?」
博士
「詳細は知らんが、栃木のイベントをやってるらしき様子があったぞ。U字工事のパネルがいっぱいあった。」
のぞむ
「『本物の出会い 栃木』って書いてあるのかな。『栃』が隠れてるけど。」
博士
「ちょうどその時間はイベントはやっていなかったがな。U字工事はおったのかな?
それから、行ってはいないが水族館やプラネタリウムもあるらしいな。サンシャインといい、高層建造物に水族館は付き物なのかな?」
のぞむ
「震災のときサンシャインも大変だったらしいから、そういう想定とか対策はしておきたいよね。」
博士
「大人びた発想じゃな。あ、そういえば、小学低学年くらいの男子が『もう14:00になっちゃうよ。ここを16:00には出なきゃいけないのに。』って騒いでおった。きっと24時間表記を最近覚えたのじゃな。可愛らしい。」
のぞむ
「ぼくを低学年男子と一緒にしないでよ。
で、登りもせず、お土産を買いもせず、のこのこと帰ってきたわけだ。」
博士
「東武線で行ったのじゃがな。はじめてスペーシアというやつに乗ったぞ。料金もJRで行くより安かったし、快適な旅じゃった。栃木-春日部-北千住で1時間で着いてしまうし、シートも新幹線ほどじゃないが、ゆったりしておったし。」
のぞむ
「スカイツリートレインってやつもあるらしいね。窓が大きくて、窓際で見上げなくてもスカイツリーが見えるとかいうやつ。」
博士
「東武線もしばらく乗っていなかったが、スカイツリーの開業によってずいぶんと変わったんじゃな。伊勢崎線も東武動物公園からは『とうきょうスカイツリーライン』じゃし、東武野田線も4月から『東武アーバンパークライン』とかいう愛称に変わるらしいしの。」
のぞむ
「野田線の複線化はとうとう実現されずじまいだなぁ。準急で大宮まで行けるのが夢だったのに。」
博士
「今の夢は、東武宇都宮線の複線化じゃがな。」
のぞむ
「今度みんなでスカイツリーに登りに行こうよ。」
博士
「そうじゃな。スペーシアには個室もあるらしい。特急券とさらに別に個室料金があるそうじゃが、それこそ新幹線を使うなら、みんなで行けば安いし楽しいしな。」
のぞむ
「よし!水族館に行こう!12:00から登って、14:00から水族館へ行って、16:00にそこを出て、18:00まで買い物して、ご飯を食べて20:00のスペーシアで帰ろう!」
博士
「・・・24時間表記、気にいっとる?」