posted on 2014年3月15日土曜日

タバコを止めたいんだけど・・・



のぞむ
「あれ?博士、どこ行ったの?」


博士
「なんじゃ、のぞむくんか。ちょっとタバコを吸いに行っとった。」


のぞむ
「博士、タバコ吸うんだ。何?ホタル族なわけ?」


博士
「一応家の中では換気扇のところで吸うようにしておる。暖かくなれば外で吸っていたがな。」


のぞむ
「タバコ民はどんどん淘汰されていくねぇ。外出先でも吸えるところが少なくなっているよね。」


博士
「分煙、とは言っておるが、追いやられているのは事実じゃな。健康を前面に出されると、決して良いものでない以上立場は弱いもんじゃ。吸わないことでのストレスもあるんじゃが、いかんせん吸う人も減ってきていることもあり、理解は得られにくいの。」


のぞむ
「嫌いな人には迷惑でしかないからねぇ。確かにその人の些細な楽しみなら奪っちゃかわいそうだとは思うけど。」


博士
「そうじゃな。酒が飲めないわしなんかはタバコが唯一の息抜きじゃからな。けど、まぁ確かに健康もあるし、何よりお金がなぁ。わしもそろそろ止めんといかんかと思っちょる。」


のぞむ
「四月の増税でまた上がるんでしょ。それに毎日のものだから、吸わなくなればかなりお金は浮くことになるよね。」


博士
「けど、毎日のものを削るんじゃから、毎日我慢の日々を送らねばならんのじゃ。ただでさえストレスの多い生活をしとるのに、さらに我慢のストレスを背負い込むと思うと、それだけでもう限界じゃ。」


のぞむ
「禁煙外来とかもあるよね。病気を治療すると思っていく手もあるよ。」


博士
「ぶっちゃけ健康はどうでもいいんじゃよね。朝起きたとき、食事の後、仕事で疲れたとき、集中したあと、車に乗るとき、時間がちょっと空いたときや手持ちぶさたのときなど、ふと吸いたくなるんじゃが、それらが少し減って、まずは本数が減ればいいかとは思っておる。」


のぞむ
「ずいぶんと吸うタイミングが多いね。けど、やっかいなのは時間が空いちゃったときだよね。忙しくて吸う暇がなかったとか思っちゃうと、余計吸いたくなっちゃうんじゃないの?」


博士
「いっとき我慢できることもあるんじゃがな。その後反動で吸ってしまうな。イライラしたりイヤなことがあったりすると、落ち着く為に吸おうと考えてしまう。」


のぞむ
「落ち着く為に別の方法があればいいね。それとイライラを減らしたり、うまく解消させられたり。」


博士
「そうじゃな。タバコを吸うのが習慣になってしまっているから、習慣を変えられれば一番なんじゃが。吸い始めた頃はカッコいいとかそんな理由じゃったんじゃがな。今じゃそんなこと思わんが。習慣化されたことで、ないと落ち着かない、不安に思ってしまうものになってしまったが、元の理由を考えればカッコよさがないだけで、別にそこでカッコつけんといいことなだけなんじゃな。」


のぞむ
「お、なかなかいい考え方なんじゃない?これでうまく止められたらぼくって禁煙カウンセラー?」


博士
「そう簡単にいけばとっくに止めておる。まぁこうした考えを無理なく受け入れられるように、継続して話したりすることは必要なんじゃろうがな。」


のぞむ
「お金のこともあんまり思いつめると余計プレッシャーになるから気をつけなね。」


博士
「そうじゃな。宝くじを買う分を、とかいろいろ考えるとなんじゃか情けない気持ちになったりするからな。なんとかなると思ってみればいいのかの。」


のぞむ
「実際習慣を変えるのって大変だけどさ、悲壮感たっぷりに苦しみながらやるよりはさ、軽い気持ちで楽しんでやれたほうがいいよね。タバコに変わるカッコつけた生活スタイルが見つかればいいし、たまには吸ったっていいんだしさ。」


博士
「そうじゃな。うまく行ったらまた報告するとしよう。」


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