posted on 2013年9月27日金曜日

祝!東北楽天ゴールデンイーグルス パ・リーグ初優勝!!



のぞむ
「いや~、ついにやったね!イーグルス初優勝!時間の問題ではあったけど、ファン歴7年目としては感慨深いね。」


博士
「やったね!

 けど、広島は16年ぶりのAクラスじゃぞい。それを思えばなんのその。じゃが、今年の楽天は結果から見たら圧勝かもしれんが、なんかこう、勢いというか気持ちの面でここぞというときを乗り切ってきた感じがして、ドキドキハラハラした分、頂点に達したときの感動があったな。」


のぞむ
「今年はあんまり見てなかったんだよねぇ。CS放送も入らなかったし、ニュースもそんなにがっつり見てなかったから、実際最近の選手なんかは名前と成績、あとはプロスピで顔や特徴覚えたくらいだもん。」


博士
「プロスピの聖澤の顔はひどいな。ゴツゴツしすぎじゃ。昨日久しぶりに見たが、細くてシュッとしているもんな。忘れてたよ。」


のぞむ
「ひどいなぁ、博士。ブラウンっ子のヒジリをないがしろにするなんて。けど、銀次とかもそうだけど、プロスピはゴツゴツ感がちょっとね。もっとしゃくれでいいのにね。」


博士
「そんなプロスピの話は今日はええ。昨日は久しぶりにBSで放送しておったな。優勝が決まるかもしれない試合ということで、急遽の放送じゃったみたいだが。」


のぞむ
「うん。久しぶりに生で試合を見たんだけど、途中までは『なんだよ、去年までの楽天と変わんないじゃん』って思うくらい、微妙な試合展開だったね。優勝のプレッシャーなのか、とも思ったけど、美馬はいつまでたっても球が高いし、銀次は明らかな内野安打なのにベースに足つけてて送球取れないし、嶋は淡白に初球打ちとかしてるし。」


博士
「ベンチのムードも悪かったな。ロッテも勝っておったしな。」


のぞむ
「うん。もう今日の優勝はないからプロスピやろうかと思っちゃったよ。」


博士
「思いとどまってよかったな。日ハムの逆転か?それともブルペンの田中を見てか?」


のぞむ
「田中だね。最初は優勝目当てで西武ドームに来たのに散々な1・2戦のお詫びにファンサービスとして出ていっただけだと思ったよ。ペットボトルしか持ってなかったし。」


博士
「まぁ普通ブルペンへ向かうピッチャーをあの時点からは映さんからな。」


のぞむ
「で、5回にチャンスを一度作ったけど、AJのニコニコ三振。」


博士
「あの時はニコニコしておらんかったろう。ま、凡退してもニコニコなのが、若い選手に勇気を与えたという話もあるがの。じゃが、あのチャンスを逃して、さらにプレッシャーがかかって、昨年までのイーグルスならあそこで終わっておったな。」


のぞむ
「で、7回にまた田中が作り始めたらだよ! 5回とおんなじチャンス!

 けど、アウトカウントも多かったし、藤田で止まって銀次は正直キツイかなと思ってた。」


博士
「銀次のアレも『魂込めて』じゃよな。打った瞬間はダメかなと思ったが、飛んだコースも良かった。止めた片岡も見事じゃったな。投げなかったのもあの時点では正解じゃろう。」


のぞむ
「無理して投げてファーストが銀次って点を与えるなら、AJ勝負のほうが確率高かったもんね。」


博士
「実際、AJも引っ張り意識が強くてファーストストライクの見逃し方を見ていたら、さっき一点入らなかったのはキツイなって思ったもんな。」


のぞむ
「けど、さすが優勝請負人!ここぞの勝負強さだね。守備体系も引っ張り警戒だったろうから、打った瞬間逆転を確信したよ!」


博士
「突っ込んだことに関してはどうじゃ?」


のぞむ
「三塁で止まってマギーでもう一点、がベストと思ったんだけどね。ピッチャーも浮き足だってくるだろうし。ま、逆転はしたし、ホームアウトでもニコニコで一気にムードは良くなったもんね。」


博士
「しかし、あれが今年の楽天の強さじゃろうな。というか、やはり田中が出てきたことによるものなのか。だとすると本当に神がかっておるな。」


のぞむ
「本当だよ。アレだけでグッジョブだよ。いずれにしても優勝はどこかで決まるから、次の先発にしっかり備えて不敗記録を完結させて欲しいと思ってたもん。」


博士
「本当に自分の記録はどうでもよく、チームの優勝が一番欲しかったんじゃろうな。これまでの言葉に嘘偽りが全くない男じゃの。」


のぞむ
「うん。でもこの時点ではまだ投げないんじゃないかと思ってた。逆に田中頼り、田中頼みのチームじゃなく、ブルペンを総動員してでも勝ちきるべきだと思ってた。田中を残して全員投げさせるとか。最後は仙台の英雄斎藤隆で。」


博士
「それもありじゃったかもな。しかし7回もハウザー続投。」


のぞむ
「ちょっとヒヤヒヤしたなぁ。制球が良くなかったし。まぁあれが持ち味なんだろうけど、7回を投げきってガッツポーズしたときは、正直お疲れっ!って思ったよ。」


博士
「美馬の交代もワンテンポ遅れたしの。けど、星野監督はハウザーをあえて栗山に投げさせたかったのかもな。ハウザー自身は気にしてなかったようじゃが、今後のことも考えて、とかだったらホントに名将じゃ。」


のぞむ
「星野監督は・・・認めるよ!名将だよ!チームをこれだけ機能させて、ナインとの信頼関係を見れば、悪口が遠吠えになるだけだし。

 まぁ星野監督評論はまた後でするとして、8回のわくわくさんも見事だったねぇ。」


博士
「この試合、今年の楽天の強さ・脆さ・勢い・波を全て含んでいて素晴らしい試合じゃったと思うが、西武ライオンズの気迫や集中力・粘りといった要素が試合をさらに引き締めたな。」


のぞむ
「敵ながら見事だよ。まぁ前日まで痛い目に合っているし、前日の片岡のサヨナラなんか、ホントにノッてるときの強い西武だったしね。だからこそ、ここで優勝できなくても仕方ない、ここで優勝できる力を来年以降つけていけばいいってネガティブに思っちゃったくらいさ。」


博士
「で、涌井が三者三振。そしてハウザーのアクシデント。」


のぞむ
「8回行ったなら最後までって思ってたところだからねぇ。隆さんが出たときは、あ、9回田中かなって思った。まさか隆さんにイニングまたがせないだろうし。点差があったら9回は小山に投げさせたかったなぁ。なんてったって創成期メンバーで一軍にいたのって小山だけでしょ?」


博士
「そうじゃなぁ。でも追加点どころか涌井にあっさり抑えられて9回裏へ。この時点でロッテの猛追があったようじゃな。」


のぞむ
「ホントだよ~。武田寿司の大将~。押し出しとか、どんだけ盛り上げんのさって思ったよ。どうせならもっと早くつかまって、田中を出さずに終わってもいいくらいに思ってたし。」


博士
「9回裏、田中の登板直後じゃったか、ロッテが負けてマジックが1になったのは。」


のぞむ
「まぁ行く気でいたろうから、ロッテが勝とうが今日のチームの勝利のために投げたろうね。あいつはそういう男だよ。大記録を見守りたいファンの気持ちをさらに熱いところへ持っていくスターだよ。」


博士
「9回裏も西武が気迫溢れる攻撃をしてきたな。先頭の鬼崎のヘッスラといい、バントを失敗した後のヘルマンの顔といい。」


のぞむ
「ヘルマンの顔はネタでしょう、博士。けどヘルマンだって片岡だって送りバントはうまいはずなのにファールしちゃう直球って。でもそれで心が折れずに向かっていった結果のヘルマン四球で片岡のバント成功なんだろうね。」


博士
「西武ベンチの盛り上がりが田中に火をつけた、とも言われておるがな。」


のぞむ
「以前も9回に勝ってて盛り上がる西武ベンチ→逆転されてうなだれる西武ベンチっていう画像があったね。」


博士
「状況も緊迫感も違うがな。西武は楽天とは違った勢いがあるからな。底抜けな明るさが生む勢いってやつかな。

 それはさておき、一死2・3塁で三番栗山、四番浅村を迎えたな。」


のぞむ
「どの段階で全球ストレートを決めたんだろうね。栗山の2球目でピクッと動いて見逃したとき、もしかしたらって思ったけど、バッターのほうが迷っちゃったんだろうね。『このストレート待ってて変化球来たら打てねぇぞ』って。」


博士
「栗山は2球目で迷ったまま3球勝負に持ち込まれたな。浅村も、まさかとは思っていたが栗山の打席で既に飲まれてしまっていたのかもしれん。」


のぞむ
「あれ、嶋のサインなんでしょ?田中も一回も首振らなかったっていうし。野村監督だったら絶対許さないよね。」


博士
「田中の投げたい球を分かってたんだろうな。冷静に見れば、スプリットが高めに浮いていたとか変化球は見られているとか、ヘルマン片岡の打席で感じていたのかもしれん。けれど、若いとはいえ100打点をマークしてそれこそ勢いのある四番相手じゃからな。信頼はしていても勇気のいったことじゃと思うぞ。」


のぞむ
「最後もスプリット投げてくれって思ったけど、直球が外角低めのこれ以上ないコースに行ったからね。あれを打てる打者は日本には、いや世界にもいないだろうね。」


博士
「玄人もどきの浅はかな杞憂すらねじ伏せてしまったわけじゃな。」


のぞむ
「玄人もどきとは失礼な! ま、9回も落合監督なら投げさせないだろうなぁとか思ってたけど、星野監督は『投げたいだろうから』って投げさせたそうだし、ホント今の楽天はぼくなんかいなくても十分勝っていける力があるよ。」


博士
「君はただのファンであってチームには最初からいないぞ。

 しかし、あれだけ劇的に優勝を決めるというのは、野球ファンだけでなくても大きなインパクトを与えられたな。素人玄人問わず、有無をも言わさぬまさに圧巻じゃ。」


のぞむ
「キャンプのときに、『今年の野球の中心は楽天だ!』って言ってたらしいけど、その中でも田中将大がど真ん中だったわけだね。」


博士
「祝勝会も遅い時間じゃったが、本当に嬉しくて楽しそうじゃったな。数少ないが創生期からのメンバー、野村監督時代の躍進を知る者、星野監督の信頼を勝ち得た者、歴史は浅いがそれらがひとつに結実した瞬間じゃったな。」


のぞむ
「ここに直人や草野、山崎はもちろん、朝井や憲史、磯部、あ、岩隈だっていて欲しかったなぁ。リックだってホセだって、あぁあげればキリがないや。」


博士
「そうじゃな。それぞれ思い入れのある選手とも優勝を共に分かち合いたかったな。じゃが、このメンバーで戦ってきて、そして勝ち得た優勝じゃ。チームの中じゃって、活躍した選手・不完全燃焼じゃった選手がいるじゃろうし、チームとしての喜びと個人としての喜びや悔しさ、それぞれがこの先のクライマックス・シリーズや日本シリーズ、そして来季へとつながっていくのじゃ。

 優勝はこの瞬間にいたものしか味わえん。じゃから、この瞬間のためにみんな頑張るし、勝ち取るためにチーム内でも競争がある。銀次や枡田に代表されるが、野村監督で優勝しても悔しさの残る優勝じゃったかもしれん。勝ち残ってきたからこそ味わえる達成感に浸ってもらおう。」


のぞむ
「次の日からは日本一への挑戦者だからね。リーグ優勝の美酒を味わうにはまた来年一年、頑張って怪我をせず結果を出して、そこへ辿り着くしかないんだからね。」


博士
「そうじゃな。まだまだ語っていたいが、まだこれからも注目の戦いは残っておるし、今年見てこなかった分、プレーオフには注目してみていこう。

 それにしても見ごたえのある試合じゃったな。で、今日の試合は?」


のぞむ
「えっ、今日も試合してんの?」


博士
「何を言っておる。昨日の試合を振り返るだけで今日の試合がないがしろじゃ困るな。今日はお疲れでロッテに大敗じゃ。まぁ主力は休養じゃし明日は試合がないからゆっくり休んで次の戦いに備えて欲しいの。」


のぞむ
「今度は試合を見ながら語っていこうよ。次の日更新は大変だよ。」


博士
「お、実況風じゃな。なんj民に失笑されんように盛り上げんとな。」


のぞむ
「まぁたまにまとめサイトで見てるくらいだからね。あの人たちの目の付け所には勝てないよ。

 さ、長くなってきたし、そろそろ締めますか!」


博士
「そうじゃな。改めまして、東北楽天ゴールデンイーグルス、優勝おめでとう!!」


のぞむ
「おめでとう!! そしてありがとう!!!」





Powered by Blogger.