posted on 2013年9月25日水曜日

【一面】日加で物資相互提供 シェールガス輸入も



博士
「むむむ、二日目にして難しい話題になってしまったな。」


のぞむ
「そうだね。前提がPKOとか大規模災害などの有事の場合に自衛隊とカナダ軍の間で物資を融通し合う、って一国民にはあんまり関係のない話だね。」


博士
「東日本大震災の時、世界各国が日本を援助してくれたが、人道的支援は緊急特例的に行われてきているからな。

  ただ、平時から取り決めをしておくことで、有事の際スムーズに事が運ぶから、これはこれでいいのじゃろう。」


のぞむ
「今日は博士の人脈から、自衛隊の幹部や傭兵あがりの猛者達がやって来るの?」


博士
「いや、それほど具体的な話でもないから、彼らは呼んどらん。今回は、これにかこつけてカナダからシェールガスを輸入するという点がポイントじゃろう。」


のぞむ
「ホントに傭兵の知り合いいるのかよ… 冗談のつもりだったのに。

  で、シェールガスって何?」


博士
「従来のいわゆる天然ガスとは違う層から取れるガスらしいの。新たな資源として、1990年代からアメリカで注目されてきたそうじゃ。」


のぞむ
「へぇ、最近のことだね。石油と同じように天然ガスも無くなっちゃうって言われてるもんね。どんどん掘ればいいよね。」


博士
「そういうわけにもいかんようじゃよ。従来とは異なる層にあるため、技術的に難しいとか、コストの問題、各国の利権問題、はたまた温室効果が従来のガスより高いなど環境面の問題もあるらしい。」


のぞむ
「利権の問題が一番でかそうだね。レアメタルを中国が独占してるとかなんとか、そんな話も前にあったよね。」


博士
「今回も中国が絡んどるらしい。カナダのエネルギー大手の会社を中国企業が買収するとのことで、争奪戦になるようじゃ。中国国内にもシェールガスはかなり埋蔵しているようじゃから、いずれはレアメタルのようになっていくのかもしれん。」


のぞむ
「ふーん。山崎豊子の『不毛地帯』みたいだねぇ。頑張れ!日本企業!」


博士
「新たなエネルギーが発見・発掘されても、省力化や再利用など根本的な問題を解決しないと、資源が無くなるまで同じことの繰り返しなのじゃがな。

  原子力に頼ることの危険性もあらわになったことじゃし、生き長らえることも必要じゃが、その間に世界中が協力していい方法を見つけていって欲しいもんじゃ。」


のぞむ
「ねぇ、なんでカナダは『加』って書くの?」


博士
「…飽きてきおったな。外国を漢字で表すのは中国から伝わった国が多いからのようじゃ。中国は当然ながら漢字だものな。

  字自体は画数が少ないとか、音が近いとかが多く、要するに当て字じゃな。無理矢理意味を当てているものなどもあるし、法則などかあるわけでもないから、こういうもんだって思うしかない。」


のぞむ
「ふーん。一面トップって難しいね。同じ一面に北海道の列車トラブルが写真で出てたけど、そういう方が話題性高そうじゃない?」


博士
「いろいろバランス何かがあるんじゃろうな。社会・経済・政治・国際など、いろいろ扱う必要もあるのかもしれん。こういう日は、新聞各紙見比べるのもいいかもしれん。」


のぞむ
「コンビニで引っ張りあげて首を横にして見たらいい?」


博士
「…図書館行け」


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