posted on 2013年9月19日木曜日

課題はあれど、夢のリニアモーターカー!




のぞむ
「博士、リニア中央新幹線の計画がいろいろ決まってきたそうだね。」


博士
「うむ。14年後の開通に向けて、各駅の場所などが決まったそうじゃな。」


のぞむ
「いいよね、リニア。時速500kmってなんか夢があるね。14年後っつうと博士は…」


博士
「いやじゃ、わしもリニアに乗りたい!」


のぞむ
「じゃ、頑張って生きようね、お互い。」


博士
「うーん、すっかり陰のあるキャラになってきたな。

  7年後の東京オリンピックに一部でも間に合わせたいとか無理なこと言ってる人達もいるがな。オリンピックの施設だってこれからなのにな。」


のぞむ
「そうだね。駅が出来るところだって、嬉しい気持ちはあるだろうけど、14年後自分も含めてどうなっているかなんてわからないもんね。」


博士
「元々構想自体はかなり昔からあって、近年ちゃんとした計画になってきたようじゃが、取り巻く環境も変わっていくから大変じゃな。」


のぞむ
「今回、JR東海が建設費用を全額自己負担するっていう話だけど、こういうのって国としてやるもんじゃないの?社長が会見で『絶対ペイしない』って言ってたよね。

  金出さないくせにオリンピックに間に合うとー、なんて虫のいいこと言ってら。」


博士
「新幹線の整備は国家的プロジェクトじゃが、まだ通常の新幹線でも計画の順番待ちがあったりするからの。国の補助を待っていては進まないから、とのことじゃが、課題や反発もあるなかでの船出ならぬ出発進行といったところかの。」


のぞむ
「あぁ、さんまがBCリーグを観に行くための北陸新幹線とかね。昔から新幹線とか高速道路とか、通るんだけどいつのことやらって地元がどうしていい
か分からない感ってあったよね。」


博士
「規模も大きければ関係する範囲も果てしなく大きいからな。利益を得る人不利益を被る人の調整も大変じゃし、最終的にはどこかで線引きをしなければならん。」


のぞむ
「名古屋の河村市長も『チャンスだけど、危機でもある』って言ってたそうだね。中部や関西の営業マンも東京まで日帰りで行かされるってボヤいてたしね。」


博士
「今回は、殆どトンネルだから、土地の買収による立ち退きなどの問題はすくなそうじゃが、技術的な問題が多そうじゃな。断層だとか耐久性だとか。今後、大地震の心配だってあるし、メンテナンスのことだって考えないといかん。」


のぞむ
「高速道路のトンネル崩落とかもあったからね。当然考えているだろうけど、電力だって普通の新幹線よりかかるのに、火力だけでやってけるの?とかいう懸念もあるみたい。」


博士
「ふむ、せっかく夢のある話じゃったのに、裏側を考えると苦しくなってきおるな。」


のぞむ
「偉いさんは最終的に出来て良かった、素晴らしい、で終わるんだろうけど、末端まで関わった人が苦労したけど報われたって思えるようならいいね。豊かになったとか、リニアスゲーって皆に言ってもらえるとか。」


博士
「そうじゃな。今からリニアに乗るまで頑張ろうって思ってるだけでも、夢を与えてくれているんじゃろうし。課題は多いにせよ、明るい未来が待っていると思いたいもんじゃ。」


のぞむ
「…あ、本気で乗るまで生きてるつもり?」


博士
「中間駅そばの山あいにでも墓を立てて、毎月墓参りに来てもらおうかの♪」


Powered by Blogger.